現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

これって、オレオレ詐欺か?

2008-02-12 22:50:59 | 尺八・一節切
Yahooオークションで欲しかった尺八が出た。
どうしても欲しいが、金は無い。母に無心
することに。電話でご機嫌とって、頃合いを
みて「ねぇ、お願いがあるんだけど」
即座に「何、お金?無いわよ」
「何百万もする尺八がネットに出てさ」
「あんた、もうこの先無いのに、買ったって
しょうがないでしょ」
「それがサァ、十万で落札してしまったので、
このまま金払わないと『悪い落札者』の
レッテル貼られてしまう。5万でもいいから」

こういう話に母は弱い。雪の中、すぐ銀行に
走ってくれた。電話の向こうでは、杉本真人の
『吾亦紅(ワレモコウ)』が流れていた。すまない
母さん。俺あなたに謝りたい。

中日新聞「今日のあなた」
幸運数は9で最高だが、金言は
『いつまでもあると思うな親と金』だった。
ゲェー、ハイ、その通りでござりまする。

家の中でもケータイで

2008-02-12 22:17:04 | 社会問題
中日新聞 学生欄の漫画
沖縄の生徒が修学旅行で、東京の家庭にホームスティ
することに。男子が引き受け先の家に着くと、挨拶も
そこそこに、2階の部屋に案内され、「テレビもゲーム
も自由に使って」と、その後、メールで「夕食はピザの
宅配でいい?」と。沖縄の学校から様子を問い合わせ
た教師が「なに!東京で引きこもりになった!??」と
絶句する、というオチ。

これ、今や現実になってきて笑えない。
今日の朝起き会で、「親子の会話が全くない」「家族
同士、面と向き合って話しをしない」「息子が2階の
部屋からケータイ・メールで『昼は〇〇にして』と用件
を伝えてくる」というような話が交わされた。

第一生命のサラリーマン川柳だったか「口ほどに もの
言う親指」というのがあった。言葉よりメールなのだ。

気がつけば、我家も、母は84歳で、電話よりメールで
送ってくる。(私はケータイを持っていないので、用が
あれば、私のマネージャーのケータイにメールしてくる
のだ。)娘とはもう5年以上も口をきいていない。
家族の崩壊だ。

腹をたてず その3.斉藤さん

2008-02-12 10:21:40 | 心の問題
いろいろ腹の立つことの多い世の中になったが、
悪行を見ても、注意する人も無く、我、関せず
の人ばかり。そんな社会風潮に一石を投じようと
する試みか『斉藤さん』というTVドラマが始まった。

主人公は、世の不条理、ルール違反が許せない。
見過ごせず、すぐ注意する。言っていることは
正しいが、反発を招き、事態はますます悪くなる。
事なかれ主義の人が多い中で、どう解決していく
のか。教訓となる番組で、視聴率が上がっても
良さそうだが、あまり評判をきかない。
こういう話題にも目をつぶりたい世の中なのか。



腹を立てず その2.柳美里、子供虐待

2008-02-12 10:06:19 | 心の問題
芥川賞作家でなにかと話題の柳美里が、「子供を
虐待している」との非難が、2チャンネルに載った。

柳美里がブログに「子供があまり嘘をつくので、朝
7時から午後3時までひっぱたきまくり、朝食も
昼食も与えていない。この“糞野郎”」と書いて、
子供の泣き顔までアップしている。
これに非難が集中した。もともと誹謗中傷悪口雑言
の2チャンネルだが、中身は「子供がかわいそう。
子供が親に嘘をつくのは、親が悪い。親の顔を見て
子は育つ。もっと優しく抱きしめてやればいいのだ」
という、まっとうな意見だ。

いつも朝起き会でも言われている。『子は親を映す
鏡。親が変われば、子も変わる』

腹を立てず その1.古賀とう庵

2008-02-12 09:36:16 | 心の問題
「腹を立てず、不足の思いをいたしません」
毎朝、朝起き会で唱和する誓いの一つ。
そして今日のご本読みの一節。

幕府の学問所、昌平校の古賀侗庵先生の話。
正月、年賀に訪れた門下生達が泥のついた下駄
のまま渡り廊下に上がってガラガラ歩いていくと
先生に見つかってしまった。いつ起こられるかと
ヒヤヒヤしていたが、先生は終始ニコニコ、つい
にお咎めなしだった。云々。

実は私の先祖、牧原只二郎も古賀侗庵の門下生
だった。この生徒の中の一人だったかも。そう
思うと親しみを感じる話だ。

若者のマナーの悪さにいちいち目くじら立てる
こともないと納得。以前のことだが、朝起き会で、
若者が廊下の靴置場でサンダルをつっかけて、
そのまま廊下をパタパタ歩いて、帰っていった。
そこで注意すべきか、本人の自覚を待つしかない
のか。学んでいても、いざその場になると戸惑う。
これが修行だ。