現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

迷惑な司会

2008-07-03 16:01:56 | 虚無僧日記
筝の演奏会などに行くと、一曲終わるとすぐ
司会者が飛び出してきて、ベラベラしゃべり
出す。私には、これも耐えられない。曲と曲の
間くらい静かな空間が欲しい。前の曲に余韻に
浸り、次の曲のモードに切り替える時間だ。
隣りの人と感想なども語り合いたい。ところが
司会者のおしゃべりはそれを許してくれない。

よほどの司会上手でないと、曲の解説など、
誰も聞いていないし、記憶に残らない。プロ
グラムを読めば解る。そのプログラムを丸読み
しているような司会は、観客が字を読めないから
代読しているつもりなのか。電車の車内アナウンス
同様、日本人のサービス過剰だ。

ある文化祭行事では、売れない演歌歌手に
司会を頼んだため、司会者が歌まで歌い出す
始末。1グループの持ち時間5分より、司会者の
おしゃべりの方が長く、終演時間が大幅に遅れた。
これでは司会者失格だと思うのだが、高いギャラを
もらって帰っていった。

能は、解説など一切ない。解らなければ、事前に
学習してくればいい。解説など無くても楽しめる。
それぞれのレベルで楽しめばいいのだ。

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ごんぎつねの里

2008-07-03 14:46:14 | 虚無僧日記
7/2 久々の梅雨の晴れ間、知多半島の半田に
行った。名古屋の南30km。伊勢湾に突き出た
半島。新見南吉の“ごんぎつね”の里である。

半田の閑静な住宅街を、尺八を吹いて流した。
後ろから「すみません」と優しいご婦人の声。
「主人も琴古流の尺八を吹いておりますので、
ぜひお寄りください」と 呼び止められた。

本当に“ご縁”である。あそこで、そこで、この
角を曲がらなければ、巡り会えなかったのだ
から、導かれるように、この家の前まで来た
のだ。

遠慮なく家に上がらせていただいた。品のいい
にこやかな笑顔のご主人。お名前は「堀琴光」氏。
岐阜の竹内史光師の門。私のことは「以前、能楽堂
での琵琶の会で見て知っていた」と。それにしても、
天蓋で顔を隠していても、尺八の音で、私だと判った
という。うれしいことだ。ジュースとお茶と、過分に
喜捨までいただいて、辞去した。

今日の新聞での運勢は「飛龍天に昇る象。思わぬ
吉事に目を見張る」だった。大当たり!そのことに
もビックリ仰天。

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四国遍路

2008-07-03 07:17:42 | 虚無僧日記
「宴乃桜」様から早速に、メールいただきました。
ありがとうございます。毎日見ていたただいて
いるのかと思うと、緊張です。

以下は「宴乃桜」さんからの情報です。

 「月岡祐紀子さんは、歩き遍路さんの間では有名な方で、
  本当にお遍路さんや八十八ヶ寺のアイドルでございます。
  八十八ヶ寺のご住職も知らない方はいらっしゃらないと
  思います。当地地元テレビ局は月岡さんの三味線奉納演奏を
  しながらの歩き遍路の追跡番組を作り、その番組が受賞した
  そうです。四国遍路道を世界遺産にという動きもあり、
  月岡祐紀子さんは四国遍路道のシンボル的存在です。」

私も月岡祐紀子さんの本も読ませていただきましたが、感動
でした。民謡だけでなく、ごぜ歌も発掘し歌われるとか、
越後のごぜと虚無僧には共通するものがあります。

私も、最後は家も捨て、「歩き遍路」で野垂れ死にするのが
“夢”です。今はまだ、毎日、稽古やら執筆、公演の準備で、
長期間 家をあけることができないので、毎年、お盆休みに、
4、5日旅に出るのがやっとです。

今年の夏こそは、四国まで行ってみようという思いに かられ
ています。

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