現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

練成会へ

2008-07-04 15:38:23 | 心の問題
今夜から明日あさって 7/ 5.6 日、
(社)実践倫理宏正会の練成に参加する
ため、ブログお休みとなります。

今の世の中、軍隊式の調練など時代錯誤かも
しれませんが、年に一度、厳しい環境に身を
置くのもいいかと思える歳になりました。


歩き遍路

2008-07-04 11:19:43 | 虚無僧って?
「旅の僧を歓待すると良いことが起きた。旅の
僧は弘法大師だった」という大師信仰が各地に
ある。「他所者を温かく迎えることが徳積みに
なる」という宗教心によって、虚無僧や高野聖、
ごぜなどが生きていける素地があった。

今その風土が消えつつある中、四国にだけ、
まだ残っていることが救いである。

40年前、大学の先輩が、歩き遍路を実行した。
その体験記を読んで感動し、私もいつかは、と
心に秘めていた。

それから40年、四国遍路はますます盛んのようで
ある。ガイドブックも多く出、名古屋からのツアー
バスもある。観光で行くのは楽になったようだが、
昔の道を、全行程歩き通す『歩き遍路』を成しと
げた月岡祐紀子さんの体験記を読んで、私の中に
秘めていた思いが頭をもたげつつあった。

そんな時、「宴乃桜」さんのコメントは、多いに
刺激となった。「野タレ死にする前に救急車が来
て注射打たれますから、死ねませんよ」との、
「宴乃桜」さんの言葉にも優しい温かい心を感じる。
今の世の中、死ぬにも他人に迷惑がかかるから、
好き勝手に死ねない。生かされ続けることに感謝。
それを知る旅でもある。

最近、老人病?で欝になっていたが、元気が沸いて
きた。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking


尺八三世代

2008-07-04 09:56:08 | 筝尺八演奏家
明治になって普化宗は廃宗とされ、尺八は
筝三絃と合奏することで新地を拓いた。

川瀬順輔、荒木古童、納富寿童、青木鈴慕、
中尾都山と名人が出、大正、昭和にかけて、
尺八人口は飛躍的に増大した。マイナスから
プラスに転じた、彼ら第一世代の努力たるや、
ものすごいものがある。

戦後、アメリカナイズ一辺倒で、尺八は“日本の
悪しき文化”と排斥されたが、S40年代、山本
邦山、青木鈴慕、横山勝也、宮田耕八朗等、
若手が台頭して、尺八ブームが沸き起こった。
尺八界にもスターが出たのだ。これが第二世代。

それから40年、尺八人口激減の低迷の中で、
今、藤原道山、岩田卓也ら、第三世代の若手が
出てきた。

岩田卓也君とは、彼がまだ高校生の時、常滑の
文化会館で共演したことがある。そのパワフル
さには驚かされた。

尺八は、音色も吹きかたも皆一人ひとり違う。
その人の性格や個性が出るのだ。皆それぞれ
違う世界を持っている。尺八界は、今、全く
違う色に染め替えられつつある。
黄門様の印籠もお掃い箱になってきた。

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