現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

明暗

2008-07-17 22:16:03 | 社会問題
近くの銭湯が廃業になった。数年前、重油に切り替えた
のが仇となった。重油高騰で採算がとれなくなったとの
こと。

一心鋳物鉄工所はその逆。10年前、鉄が冷え込み、
鋳物工場がどんどん倒産した時、踏ん張った。倒産した
会社の仕事が回ってくる。思い切って重油から電気に
切り替えた。そして従業員は中国まで行って採用して
きた。彼らは、日本で鋳物の技術を学び、いずれ中国
に帰って鋳物工場を起こすという夢と希望があるから
まじめに一生懸命働く。

車の生産が増えれば、中国でもこうした下請けの鋳物
工場の需要は増える。それを見据えての経営が功を
奏した。今、中国の特需で息を吹き返している。

仕事が終われば身支度して高級車で名古屋まで遊びに
くる二代目、42歳、まだ独身。性格も優しく、顔もいいの
だが、お嫁さんの来てがないとのこと。職業で人を判断
してはいけないというものだ。明も暗も心次第。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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