現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

裏口入学

2008-07-14 14:36:52 | 社会問題
『禅と念仏』を刊行する鈴木氏の取材の中、
私はもう過去の履歴などどうでもいいのだが、
学歴について話が出、「慶応は、1/3が 金で
入るんでしょう」と、聞いてきた。
失礼な質問だ。

だが正直、過去そう噂される事例は何度も
あった。有名人の子弟がたしかに多い。
でも裏口入学の額は半端じゃない。「校舎
一棟寄付したぐらいでないと」などと、噂
されたものである。

千代田生命は“三田生命”と異名をとるほど
かつては 慶応閥だった。創業者が元慶応の
塾長を務めた門野幾之進。

その後、歴代社長は皆、慶応出身で、慶応の
評議員だった。そこで、各方面から、つてを
頼って「子弟が慶応を受けるのでよろしく」と
云う依頼がくるのだ。毎年受験シーズンにな
ると秘書嬢がせっせと『推薦文』を書いていた。
その数200余り。(これは、職務上知りえた秘密
の漏洩になる)

各評議員やら、教授、塾関係者、政治家から大学
に出される『推薦状』は、何千通にもなるという。
そんなのいちいち照合できないから、効果ないと
依頼者も判っていても、気休めで頼んでくるのだ。

その時、金銭の授受はあったのだろうか?。
合格の確約はできないから、事前には無かったはず
だ。だが待てよ、合格した者は、本当は実力で受か
ったのに、一応推薦者にお礼の挨拶に伺わねばなる
まい。その時・・・・・。

お気の毒さま。それが社会と、今頃気づく私。




牧の原城

2008-07-14 11:01:43 | 虚無僧日記
静岡県の牧の原市は、相良・榛原町が合併して最近
できた市だ。

静岡の「牧の原」が知られるようになるのは、明治
に、徳川の旗本の多くが移住し、「牧之原開拓団」
として、茶畑の開墾を行なってから。牧の原台地
は「東洋一の茶園」として有名になった。

しかし、町名は榛原、相良、島田、金谷などで、
「牧の原」というのは、この一帯の台地を指す俗称
でしかなかった。その後、東名高速に「牧の原SC」
ができて、少しは知名度もアップした。

なぜ「牧の原」というのか、この台地の一角にあった
城も「諏訪原城」だった。
『三河物語』に、わずかに記事を見つけた。
 諏訪原城は、武田方だったが、徳川家康によって
 攻められ落城。牧野氏に預けられる。甲州攻めの
 時、“牧野の城”に兵糧を入れる」と。

牧野氏は、三河「牧野原」の出で、「牧野」と「牧原」
は同族とされる。

私の子供の頃の夢は、この「牧の原」の台地に城を
建てることだった。昨夏、夢破れ?いや、念願叶って、
虚無僧姿で「諏訪原城=牧之原城」址を訪れることが
できた。山城の遺構が結構よく残されていた。わが
先祖もここに逗留したのであろう。

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わいろ最中

2008-07-14 10:49:07 | Weblog
ネットで「賄賂」を検索して行き当たった。
『わいろ最中(わいろもなか)』
「静岡県牧之原市の土産菓子」とのこと。ゲェである。
「牧原」のイメージを下げてくれた。 以下コピー。

  同市の前身である相良は、田沼意次ゆかりの城下町。
  贈収賄にまつわるダーティな印象が強かった田沼意次
  (実際には、近年再評価が行われている)をあえて
  押し出すことにより、新奇さを狙った商品である。

  箱を開けると、「付け届けには饅頭にかぎるのう」と
  印刷された紙の下に、小判をかたどった最中がつめら
  れており、「したごころ」の表書きがある熨斗袋。

  牧之原SAにて毎週土曜日朝より販売されているものの、
  あっという間に売り切れる。郷土の有名人の悪評を逆手に
  取ったこの商品に、地元の評価はさまざまである。

と。この種のブラックユーモアは、私は大好きである。
ぜひ一度「わいろ最中」もらいたいものである。もなかは
「最中」と書くのも意味深。

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どうなる教育現場

2008-07-14 10:04:04 | 社会問題
浅利被告の長女 責任ないが… 担任復帰 揺れる学校 大分県教委汚職 ふさぎ込む児童も(西日本新聞) - goo ニュース

浅利教頭の長女は、合格点に達していたから、
「賄賂を贈らなくても合格していたのに」と思う気持と、
「賄賂を贈らなければ、点数を削られて、他の下位の人が
合格していた可能性もあった」となると、責めるのも気の毒。

どうせ、校長も教頭も先輩教師も半数近くは不正資格と
なると、この先生一人を辞めさせる資格は、教育関係者に
はないだろう。学校復帰の居直りも理解できる。

教師への信頼は崩れ、大変だが、賄賂なんて神代の昔から
あることだし、「人間社会とはそんなもの」という現実を
教える“いい教育材料”と思わせるしかないか。

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顕正会

2008-07-14 07:45:25 | 虚無僧日記
熱帯夜で寝付かれなかったせいか、身体が重い。
昨晩、顕正会の若者が来て、叱ってやったから
日蓮の祟りか。(私も染まりやすい)

顕正会は、日蓮を信奉するが、日蓮正宗や創価
学会とも対立し、双方から除名された信徒の団体
なのである。

「冨士大石寺顕正会」というが、日蓮正宗の大石寺
ではなく、追放されて、本部は、埼玉県さいたま市
大宮区寿能町1-72-1にある。

問題点は、『国立戒壇の建設』を断念した日蓮正宗
や創価学会は、日蓮の遺命に背く者として、激しく
誹謗し、乱闘騒ぎまで起こしているのだが、若者を
ターゲットに急進的に信徒を拡大している。その数、
公称100万。

彼らの活動は、『日蓮大聖人に背く日本は必ず亡ぶ』
という冊子を配布して、信徒獲得すること。折伏の数
が、信仰心の度合いを表わすバロメーターとされるから、
皆必死だ。我家にはすでに5冊もあるが、そこには、

「巨大地震、国家破産、異常気象、食糧危機、大疫病
等が続発し、さらに、他国とも戦争が起こり、大難が、
この国を襲うであろう」と危機感を煽り、「その原因は、
日蓮大聖人の遺命に背き、『国立戒壇』が未だ建設され
ないから」とある。

「太平洋戦争に負けたのも、日蓮宗が国家宗教になら
なかったからだ」と、なるほど、負けたのは確かだ。
地震も経済危機も異常気象も全部当たっている。
だからといって、日本国民全員が、日蓮を奉じて、一日
中、『南無妙法蓮華経』と拝んでいれば助かるとは
思えないのだが。

多くの若者が、浅井昭衛会長にひれ伏し、神の如く信奉
している現実に、「世も末」と、私は感じるのである。