現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

浦安の舞

2009-12-17 20:47:24 | 虚無僧日記
正月4~7日の4日間、 国府宮神社での舞楽奉納演奏に
「琴が弾ける人を」という依頼が梶田昌艶先生のところに来、
鈴花に白羽の矢が当たった。そして今日12/17、国府宮神社で
初合わせがあった。

演奏する曲は『浦安の舞』。昭和15年、皇紀 2600年の祝典に
宮内省楽部で作曲され、当時、全国の神社で演奏された曲
とのこと。雅楽というより新作の神楽舞だそうだ。事前にCDを
預かった。

雅楽や神楽で使う琴は「楽箏(がくそう)」といって、糸が太く、
低い落ち着いた音である。先日1円で落札した琴がさっそく役に
たった。琴屋さんに「楽箏」用の糸を取り寄せてもらい、張り
替えてもらった。普通の琴の糸より高い。2万円。

その琴を持って、鈴花と国府宮神社へ。まともに弾くと、意外にも
すごい響き。笛太鼓をしのぐ うるさいほどの音だった。最初は
手加減が解らなかった。そこへ梶田先生が遅れて到着。弾き方、
弾く位地、間のつかみ方を直され、だいぶ雅楽の雰囲気に近づけた。

それにしても、普通の箏の先生ではできないような注文を鈴花は
よくこなす。先日は朝日邦楽で『松尽くし』のⅠ箏と歌をみごとに
つとめ、今度は神楽。詩吟の伴奏もする。柔軟な感性だ。

私も鈴花も、邦楽界の“すきま”を生きている。


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きっと大丈夫

2009-12-17 20:35:04 | 虚無僧日記
ラジオで「悩みや、もめごとを相談したい人」というアンケートで
「一休さん」や「ふうてんの寅さん」という回答があったとか。
この二人には共通点がある。

「一休さん」は「大丈夫、平気平気、気にしない気にしない」と、
混迷の世の中に、心配や悩み事、こだわりを捨てた心の持ち
ようを説いた。

「ふうてんの寅さん」の「瘋癲(ふうてん)」の元祖は、虚無僧が
始祖と仰ぐ「普化(ふけ)」禅師なのだ。今から 1200年ほど昔、
唐代の禅僧。日本で、この「瘋癲の普化」を紹介したのが一休さん。
一休は「瘋癲の普化」をまねて「狂雲」と名乗り、風狂な生き方を
貫いたのだ。

TVドラマ、『リアル・クローズ』の主題歌「きっと大丈夫」が、
総合チャート4位に登場。人気急上昇中。歌は坂詰美紗子。

 「大丈夫、大丈夫 きっといつか 辿りつけるよ
  いつだって、いつだって、そばには 私がいるから
  あの頃 未来の話をしたね
  描いた夢は叶ってる? 嬉しそうな顔で話して
  頑張ってる笑顔が好き 誰よりも輝いているから」

嵐も『きっと大丈夫』を歌っていた。同じタイトルとは??であるが

 「世間は甘くない なめていたら すぐボロが出る
  当たり前ができてない 簡単でも わかったふりは もうやめよう
  あの日 君と見た夢を なくさない あきらめない」

ちょっと古いが『志村けんのだいじょうぶだあ』は長寿人気番組だった。

西区の仏教会で配っている張り紙には「大丈夫、大丈夫」と。

混迷の世、「大丈夫だぁ」の一休さんに火が付くか。私がその火付け役
なのだが、さて、さてさてさて。


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