現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

都一中の夢中人

2009-12-20 08:53:50 | 虚無僧日記
12/20 7:45~「東海ラジオ・都一中のわれら夢中人」を聞いた。

都一中(みやこ・いっちゅう)は、一中節(いっちゅうぶし)の家元
として、邦楽の普及に精力的に活躍している。東海ラジオでは
もう10年以上前から、レギュラー番組を持っている。それでも
私が聞くのは、まだ数回。

今朝は、「浄瑠璃の歌を除いて、三味線だけのCDを作って
みたところ好評」という話。
今まで、歌の無い、三味線だけの録音は無かったとのこと。
三味線の音が、実に落ち着いていて品がある。料亭でBGMで
流すに最高。心和む、それでいて邪魔にならない。

「混雑する駅のプラットホームで流したら、痴漢も減るのでは」
という話にも納得。悪い出来心も起こらなくなるような響きだ。

「何も足さない、何も引かない、これで十分」の話にも賛成。
私も 尺八の普及のためにと、洋楽器とのコラボなど、いろいろ
やってきたが、最近は尺八だけで十分観客の心をひきつけられる
と思えるようになってきた。尺八の古典(虚無僧の曲)も、何も
加えない方がいい。鳥のさえずり、人の話し声、車の騒音、電話の
ベル、あらゆる雑音も取り込んで、ひとつの世界が作れる。

時代が、こうした音の世界を欲してきているようにも感じる。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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