現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

もうこりた その2

2009-12-26 22:40:12 | 虚無僧日記
瀬戸内寂聴の話に「もうこりた」は「忘己利他」と書く。
「自分だけが幸せになっても本当の幸せではない」という意味。

知らなかったが、ネットで検索したら結構載っていた。
比叡山延暦寺、天台宗の開祖「最澄」の言葉らしい。

 悪事向己、好事与他、
 忘己利他、慈悲之極。

 悪事は己れに向かへ、好事は他に与へ、
 己れを忘れて他を利するは、慈悲の極みなり。

しやすい仕事は他の人にまわし、苦労のいる仕事は進んで引き受け、
他の人のあやまちは広い心で許し、社会の人のために積極的に
奉仕する、これこそ相手を思う 慈しみ(慈悲)の究極の姿である。

「朝起会」でも「我も人もの幸せ」と説く。これは夏目漱石の
言葉から転用されている。「己れを捨て、ひたすら人様の幸せを
願って行動する。さすれば、自分にも幸せがめぐってくる」と
いうもの。

虚無僧も同じ心なのだが、さてさて、何人の人を幸せにできたろうか。

昨日の「一路会忘年会」。カラオケで、最後に加藤さんが歌ってくれた。
小林旭の『ごめんね』。「ごめんね、幸福(しあわせ)あげずに
ごめんね、俺も俺も命を掛けてはいるけれど、花は咲かない、ごめんね」
で大いに笑えた。自嘲。


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クリスマス

2009-12-26 05:40:21 | 虚無僧日記
独り静かにクリスマスを過ごす。名古屋駅前も栄の
繁華街も、いつもよりは人通りが多い程度。かつての
沸き立つような混雑はない。車の渋滞もない。

もともと欧米では、家族とともに静に過ごす日らしい。
日本では、「若い恋人たちの日」になってしまった。
ホテルは満室らしい。

ケーキ屋さんは掻きいれ時。コンビの前でもアルバイト
がサンタさんの衣装で呼び込みをしているが、客足は
さっぱり。クリスマスで一番売れたのは、あのサンタ
さんの衣装ではないかしらん。


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