現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

「一宮」が南北一直線上に

2011-06-01 15:18:22 | 虚無僧日記
先日、白山から伊勢まで、東経136度線上に、南北一直線に
並ぶと書いたが、後で、「白山神社」が「加賀国の一ノ宮」
だと知った。これで、能登から加賀、越前、飛騨、美濃、
尾張、伊勢と 各国の一宮が全部、南北に並ぶこととなった。
じゃ~ん。

白山神社:石川県白山市三宮町  東経 136度38分 (加賀国 一宮)
気多大社:石川県羽咋市      東経 136度46分 (能登国 一宮)
気比神宮:福井県敦賀市      東経 136度 4分 (越前国 一宮)

水無神社:岐阜県高山市      東経 137度15分 (飛騨国 一宮)
真墨田神社:岐阜県各務原市鵜沼 東経 136度56分 (美濃国 一宮)
真清田神社:愛知県一宮市     東経 136度48分 (尾張国 一宮)
椿大社  :三重県鈴鹿市山本町   東経 136度27分 (伊勢国 一宮)


「一宮」とは、各国の第一番目の神社で、平安時代の927年に
書かれた『延喜式神名帳』に掲載された「神社」の中から
選定された社となっている。であるが、必ずしも「国つ神」を
祀る名神大社に限られてなく、地方の守護神もある。

物理科学に限らず、歴史学も、まず「仮説」を立てて、それを
証明するデータ(史料)を探す作業だ。はて、このことから
どんな「仮説」が立てられるのか。思考中。

もっとも、越前の「気比」と、飛騨の「水無」は だいぶ
それている。これでは、仮説は立たぬか。

「牧原」一族の情報

2011-06-01 15:09:08 | わが家のこと

ネットの“チカラ”はすごいものだ。牧原一族の消息について
二人の方から、情報が寄せられた。

①牧原文吾(松井九郎)の墓は「大窪山共同墓地(中央)」にあります。
 とのこと。

どこのどなたが調査されたのか、一基ずつ墓の写真が
掲載されているのだ。
 
ところが、「牧原文吾の墓」とされる写真には、
「直義」とだけあって「文吾」とは書かれていない。
どうやら、墓の裏側の写真のようだ。

当家は、俗名の他に「直○」と「字(あざな)」がある。
「直義」は、文吾の伯父の「奇平」の「字(あざな)」で
ある。そして、その「牧原奇平」の墓の写真も掲載されて
いる。

これは、ぜひ行って確認してこなくてはなるまい。

「大窪山」は、全山「会津藩士の墓地」となっていて、
以前、何度か行ったことがあるが、藪が生い茂り、
その中に 墓石が散在していて、探すのは大変だった。

ソニーの社長「井深」氏の先祖も会津藩士で、以前、
「先祖の墓を」というので、総出で探し出したことが
あった。私の先祖の一人は「井深隊」に属していたのだ。


さて もうひとつの情報は、

②明治9年の新戸籍に、士族佐藤忠孝の妻「やお」は、
 「牧原一郎の五女、勘太輔の妹で、会津坂下町中町に
 住んでいた」という記録があります。佐藤忠孝は
 小学校の教師をしていた。

というもの。「勘太輔」は「文吾」の兄で、戊辰戦後の
明治3年、斗南藩に移住し、その後東京に出た。
「やお」という姉か妹は、会津坂下に留まっていたのだ
ろうか。


本当にありがとうございます。もうびっくりである。
ネットの“チカラ”は すごい。



「君が世」は平和を願う歌

2011-06-01 13:52:20 | 虚無僧日記
「君が代斉唱時の起立命令は憲法に反しない」と、
最高裁判決。「君が代」のピアノ伴奏を拒否した
音楽教師の訴えも敗訴となった。

私企業の社員なら、入社式や創業記念式典などで
「社歌」を歌うのを拒否して、最高裁まで争うなんて
バカなことはあるまい。

「詩吟の会」では、最初に必ず「国歌斉唱」があり、
私が尺八で伴奏を務める。「思想、心情に反するから
吹けません」なんていったら、次回から仕事は来ない。

いろいろ意見がある中で、「50代後半の世代は、
『君が代』の斉唱は無かった」というのがあった。

はて そう言えば、私も、入学式、卒業式で『君が代』
は歌わなかった気がする。私立だったからか。でも
愛国心が育たなかったということは無い。

S63年、娘の小学校の卒業式で「国歌斉唱」というので、
声を張りあげて歌ったら、生徒も教師も歌わない。歌って
いる人も か細い声だから、私一人の独唱のようになった。
ところが、キィが高くて、高いところは 声が出なく
なってしまった。あれは、音楽教師の陰謀だったか。
大恥をかかせられた。

私は「君が代」が無くとも右寄りに育ったが、同じ
「団塊の世代」の中には、「五星紅旗(中国の国旗)」を
掲げ「毛沢東バンザイ」を叫んで、安保闘争という
過激な行動に出た連中もいた。『君が代』教育は、
その反動だ。

最近、「戦争ができるよう 憲法改正」「自衛隊の
軍隊化」が、声高に叫ばれるようになった。大阪府
では起立・斉唱を義務化する条例案が提出された。
その背景にあるものが 怖い。

「君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわほと
なりて 苔のむすまで」は、国家泰平、安穏を歌った
「古歌」だ。地唄『難波獅子』の詞でもある。

戦争したいなら、もっと勇ましい「国歌」に変えた
方がいい。ただし その時は「尺八伴奏は もう歳で 
吹けません」でござる。

 

鉄板寝た?ネタ

2011-06-01 04:04:41 | 虚無僧日記
三宅裕司がコメディアンとは知らなかった。
(「こめでぃあん」を漢字変換したら「米で慰安」と出た)。

ネットで検索したら、「奥さんが“天然ボケ”で“鉄板ネタ”に
している」と あった。
「鉄板のように硬い奥さんと寝ているのか」と思ったら、
“鉄板ネタ”とは「必ず笑いがとれる お堅いネタ」とのこと。

たしかに、奥さんの言動の方が面白い。
題して「奥様はマコ(魔女)」

「あそこが(に)立っているのが うちの主人」
「(ホテルで) ベッドイン(チェックイン)は 何時ですか?」
「源泉たれ流し(かけ流し)ですよね?」

「ゴルフのめった打ち(打ちっ放し)」
「(病院で)CIA(ICU)はどこですか?」
「(電気屋でエアコンを探していて)霞ヶ関(三菱の「霧ヶ峰」)は どこですか?」

「(子供に対して)誰の為に(誰のおかげで)ご飯食べられてるの!」

「(夫婦喧嘩の最中に)それは そっちの(こっちの)セリフよ!」
「(夫婦喧嘩の最中に)抱いてよ(どいてよ)!」
「(十中八九と言おうとして)四十八手」

「困った時は おあいにく様(お互い様)」
「(熱帯夜で)夕べは ムラムラして(ムシムシして)眠れなかったわ」

「(子供に対して)人と言う字を見てごらんなさい。…猫の口に似ているでしょう?」
「(子供とのふれあいが大事と言われ)スキンヘッド(スキンシップ)ですね!」

「(就職試験で「家業」は何かと聞かれ、(「か行」の)かきくけこ 」
「どこを(どこに)出しても恥ずかしくない娘」

「(人間、顔じゃないぞと言おうとして)人間の顔じゃないぞ」
「(ダメで元々なんだからと言おうとして)元々ダメなんだから」

「天然ぼけ」でも愛されるか。

おかしくても笑えない日本人

2011-06-01 03:56:37 | 虚無僧日記
6/1 NHK「ラジオ深夜便」。ゲストは「三宅裕司」。
三宅裕司が コメディアンだとは 知らなかった。

「赤ん坊は、教えないのに笑うでしょ。笑うと、みなが
喜んでくれる。可愛がってもらえる。可愛がってもらいたい
という本能から“笑う”。人に愛されたければ“笑顔”」

「アメリでは、子供に一番先に教えるのは“笑い”」
「アメリカ人のスピーチは、必ず“笑い”を入れるのが
エチケット。“笑い”の無いスピーチは マナー違反」と。

(まぁな・・・・)

イギリスBBCのコメディ番組で「広島・長崎で 2度原爆に
遭った世界一不運な男」という紹介があり、「あれは英国流
ジョークだった」と釈明しても、日本人は怒って抗議したことが
あったっけ。「広島では、原爆の5日後には もう汽車が走って
いた」というのも、笑いを誘っていた。

20年前、ハワイ大学で『耳なし芳一』の歌劇を観た。
芳一が、墓場の中で一心不乱で琵琶を弾じ、平家を歌う。
まわりには無数の鬼火。
日本人なら、息を呑む恐ろしい場面だ。ところが驚いた。
ここで笑いが出るのだ。寺男は「ワッハハハ、芳一、何を
やってるのだ。ここは墓地だぞ!」。

そこで観客も一斉にドッと笑う。日本文化を学ぶ学生たち
なのに、あまりにも「日本人の心」とかけ離れていると
思ったものだ。

ところが、ところが、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の
『耳なし芳一』の原作を見たら、なるほど、この場面で
「寺男は笑った」とあるではないか。

ハワイ大学の学生は、原作に忠実に演じていたのだ。
驚き桃の木。世界の中で 日本人だけが おかしいのかも。