現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

迷走ニッポン号

2011-06-03 22:53:59 | 虚無僧日記
日本の政界、国民とずれた不協和音(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース

黒田藩の母里太兵衛が「武士に二言はあるまい」と、
福島正則から、呑み取った槍は「名槍日本号」。

「菅総理の二枚舌」で、今この国は「迷走ニッポン号」。
その情けなさは、「フィナンシャル・タイムズ」誌が、
実にうまく書いてくれている。

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皇帝ネロは、ローマの町が火の海となった時も「竪琴」を
かき鳴らしていた。

菅直人首相は内閣不信任決議の成立を免れた。しかし首相が
勝ったからといって、日本の政治がもっと協力的で生産的な
ものになるなど、ほとんど期待できない。

「いずれ退任する」という菅首相のあいまいな約束について、
民主党議員らは たちまち、誰の説明がどう違っている、 
いないのと 批判合戦を始めた。多くの日本人は、この状態に
ひどくがっかりしている。

3月11日の地震と津波の後、政界が対立を越えて一致協力し、
復興と再建に取り組む時がついに来たのかと、多くの日本人は
そう感じていた。

ところが 政治家たちは 一致団結するどころか、4年間で
4人の総理大臣を持ち上げては ひきずり降ろしただけでは
飽き足らず、5人目を政治的な血祭りに上げようと騒いでいる。

しかし、菅氏を批判する与野党の中にも、少しはマシだろうと
思える人材は ほとんどいない。今や民主党は栄えるどころか 
自滅してもおかしくない状態だ。

日本の政治家には、復興への道案内ができないのだとしても、
せめて騒音ではない、もう少しましなBGMを流してもらい
たいものだ。

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暴君として悪名高いローマ皇帝ネロだが、竪琴を得意と
していた。そして、ローマが大火で壊滅した後の復興には、
陣頭指揮をとり、その制作は高く評価されている。

さぁて「総選挙」 (AKB48)

2011-06-03 09:58:43 | 虚無僧日記
「菅おろし」が不発に終わって、総選挙は無くなった。
まったく「選挙」どころでないはずが、若者の間では
「AKB48の総選挙」で盛り上がっている。

国政選挙には行かなくとも、「AKB48総選挙」には
参加する「オタク」たち。しかも投票するには、CD
(1,600)円を買わなければならない。有料なのだ。

投票権は金で買える。5,000枚=800万円も買った
人もいるとか。これでは、実力の無い人でも、親の
財産でトップになることもできるではないか。

でも、上位にはいる娘は、それなりに、歌も踊りも
映画、TVドラマの演技も、バラエティ番組から
クイズ番組までこなす、マルチ人間なのだ。当然
顔もスタイルも、容姿が美しいだけでなく、オーラが
出ている。

最年少は14歳というから驚く。

全く無関心だったが、「いま時の若者は」と、そ知らぬ
顔ではいられぬ社会現象だ。

「菅抜き」が「閂(かんぬき)」に

2011-06-03 09:39:52 | 虚無僧日記
民主から賛成は松木・横粂氏、棄権は15人 不信任案(朝日新聞) - goo ニュース

「不信任案」への賛成を公言していた民主党議員が
蓋を開けてみれば、2人。松木謙公氏と横粂勝仁氏に
してみれば、先頭きって、後ろを振り向いたら、みな
逃げていなかった、「きつねにつままれた感」だろう。

あるある、私も経験した。ある会で、皆に押されて
(頼まれて)、会員を代表して、会長に意見をしたら、
自分だけが除名された。そして、今日の私がある。
世の中そんなもんだ。

それにしても、「こんなこと(不信任の賛否)やって
いる場合か」との世論の怒りを無視して、よくやる。
「政治家」にあらず「政治屋」の信頼失墜回復も、
震災復興いかん。

あかん、いかんの「菅抜き」が「閂(かんぬき)」に
なって、もう笑顔。「閂」という字、なんか「笑った顔」に
見えるではないか。