日本の政界、国民とずれた不協和音(フィナンシャル・タイムズ) - goo ニュース
黒田藩の母里太兵衛が「武士に二言はあるまい」と、
福島正則から、呑み取った槍は「名槍日本号」。
「菅総理の二枚舌」で、今この国は「迷走ニッポン号」。
その情けなさは、「フィナンシャル・タイムズ」誌が、
実にうまく書いてくれている。
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皇帝ネロは、ローマの町が火の海となった時も「竪琴」を
かき鳴らしていた。
菅直人首相は内閣不信任決議の成立を免れた。しかし首相が
勝ったからといって、日本の政治がもっと協力的で生産的な
ものになるなど、ほとんど期待できない。
「いずれ退任する」という菅首相のあいまいな約束について、
民主党議員らは たちまち、誰の説明がどう違っている、
いないのと 批判合戦を始めた。多くの日本人は、この状態に
ひどくがっかりしている。
3月11日の地震と津波の後、政界が対立を越えて一致協力し、
復興と再建に取り組む時がついに来たのかと、多くの日本人は
そう感じていた。
ところが 政治家たちは 一致団結するどころか、4年間で
4人の総理大臣を持ち上げては ひきずり降ろしただけでは
飽き足らず、5人目を政治的な血祭りに上げようと騒いでいる。
しかし、菅氏を批判する与野党の中にも、少しはマシだろうと
思える人材は ほとんどいない。今や民主党は栄えるどころか
自滅してもおかしくない状態だ。
日本の政治家には、復興への道案内ができないのだとしても、
せめて騒音ではない、もう少しましなBGMを流してもらい
たいものだ。
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暴君として悪名高いローマ皇帝ネロだが、竪琴を得意と
していた。そして、ローマが大火で壊滅した後の復興には、
陣頭指揮をとり、その制作は高く評価されている。
黒田藩の母里太兵衛が「武士に二言はあるまい」と、
福島正則から、呑み取った槍は「名槍日本号」。
「菅総理の二枚舌」で、今この国は「迷走ニッポン号」。
その情けなさは、「フィナンシャル・タイムズ」誌が、
実にうまく書いてくれている。
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皇帝ネロは、ローマの町が火の海となった時も「竪琴」を
かき鳴らしていた。
菅直人首相は内閣不信任決議の成立を免れた。しかし首相が
勝ったからといって、日本の政治がもっと協力的で生産的な
ものになるなど、ほとんど期待できない。
「いずれ退任する」という菅首相のあいまいな約束について、
民主党議員らは たちまち、誰の説明がどう違っている、
いないのと 批判合戦を始めた。多くの日本人は、この状態に
ひどくがっかりしている。
3月11日の地震と津波の後、政界が対立を越えて一致協力し、
復興と再建に取り組む時がついに来たのかと、多くの日本人は
そう感じていた。
ところが 政治家たちは 一致団結するどころか、4年間で
4人の総理大臣を持ち上げては ひきずり降ろしただけでは
飽き足らず、5人目を政治的な血祭りに上げようと騒いでいる。
しかし、菅氏を批判する与野党の中にも、少しはマシだろうと
思える人材は ほとんどいない。今や民主党は栄えるどころか
自滅してもおかしくない状態だ。
日本の政治家には、復興への道案内ができないのだとしても、
せめて騒音ではない、もう少しましなBGMを流してもらい
たいものだ。
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暴君として悪名高いローマ皇帝ネロだが、竪琴を得意と
していた。そして、ローマが大火で壊滅した後の復興には、
陣頭指揮をとり、その制作は高く評価されている。