「東京遷都で衰微していた京都に、産業を起したのが
会津藩士で盲目の山本覚馬だった」と、先日書いたが、
今日のNHK「新日曜美術館」でも、五木寛之が「京都は
前衛」と言ってくれた。京都は、平安の昔から、貴族の
衣食住関連の調度品を最新の技術で創り出してきた。
西陣織もいち早くコンピュータを取り入れている、と。
なるほど、古いものを守り続けるイメージが強いが、
西陣織の家に生まれた加山又造が、子供や孫たちに
常日頃言い聞かせていた言葉は「人と同じことしちゃ
いけないよ」だった。加山又造は、古いものに倣って、
新しいものを創りだしている。京都は幾たびの戦乱の
舞台となって、形あるものは壊れ、残るのは“様式”
だけだという。様式だけが不滅と。
尺八で、最後に残る“様式”とは何だろう。虚無僧尺八
に形は無い。今日、名古屋駅前で吹いた曲は、形を捨て
て様式に迫るべく、そぎ落とした気がする。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

会津藩士で盲目の山本覚馬だった」と、先日書いたが、
今日のNHK「新日曜美術館」でも、五木寛之が「京都は
前衛」と言ってくれた。京都は、平安の昔から、貴族の
衣食住関連の調度品を最新の技術で創り出してきた。
西陣織もいち早くコンピュータを取り入れている、と。
なるほど、古いものを守り続けるイメージが強いが、
西陣織の家に生まれた加山又造が、子供や孫たちに
常日頃言い聞かせていた言葉は「人と同じことしちゃ
いけないよ」だった。加山又造は、古いものに倣って、
新しいものを創りだしている。京都は幾たびの戦乱の
舞台となって、形あるものは壊れ、残るのは“様式”
だけだという。様式だけが不滅と。
尺八で、最後に残る“様式”とは何だろう。虚無僧尺八
に形は無い。今日、名古屋駅前で吹いた曲は、形を捨て
て様式に迫るべく、そぎ落とした気がする。
「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。
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