大好きな本・読んだ本
ああ、本格派推理小説を読んだなぁ、と思わせる1冊。
エラリー・クインの記念すべき処女作にして、国名シリーズの最初の作品。
大当たり満員の劇場内で、突然鋭い悲鳴があがり、死体となった弁護士が発見された。唯一の手がかりは正装につきもののシルクハットが紛失していること。
なぜ…?そして誰が…?
論理的であろうと、全ての可能性を考え、それを一つ一つ潰していくので、まわりくどく冗長な所もあるが、それはまあ仕方がない。(法月綸太郎もそういう所がすごくエラリー・クインに似ている)
国名シリーズのお約束の読者への挑戦状もフェアであろうとする作者の意欲が感じられ好ましい。
ただ、読んでいる最中すごく違和感を覚えたのは、作品の登場人物がしょっちゅうお菓子をむしゃむしゃ食べていること。大の男がなんでまた、と不思議に思ったがこの時代1920年代アメリカは禁酒法の時代だったんだね。
アルコールの代わりにお菓子だったんだ。これには驚いた。
大西洋を渡ったイギリスでは、H.M卿やフェル博士が勤務時間中というのに、スコッチウイスキーを飲んで飲んだくれているというのに。
クィーン親子が少し気の毒です。
ああ、本格派推理小説を読んだなぁ、と思わせる1冊。
エラリー・クインの記念すべき処女作にして、国名シリーズの最初の作品。
大当たり満員の劇場内で、突然鋭い悲鳴があがり、死体となった弁護士が発見された。唯一の手がかりは正装につきもののシルクハットが紛失していること。
なぜ…?そして誰が…?
論理的であろうと、全ての可能性を考え、それを一つ一つ潰していくので、まわりくどく冗長な所もあるが、それはまあ仕方がない。(法月綸太郎もそういう所がすごくエラリー・クインに似ている)
国名シリーズのお約束の読者への挑戦状もフェアであろうとする作者の意欲が感じられ好ましい。
ただ、読んでいる最中すごく違和感を覚えたのは、作品の登場人物がしょっちゅうお菓子をむしゃむしゃ食べていること。大の男がなんでまた、と不思議に思ったがこの時代1920年代アメリカは禁酒法の時代だったんだね。
アルコールの代わりにお菓子だったんだ。これには驚いた。
大西洋を渡ったイギリスでは、H.M卿やフェル博士が勤務時間中というのに、スコッチウイスキーを飲んで飲んだくれているというのに。
クィーン親子が少し気の毒です。