ケイの読書日記

個人が書く書評

有栖川有栖「ダリの繭」

2006-07-29 23:04:43 | Weblog
 実は有栖川有栖を読むのは初めて。こんなに人気のある人なのにね。
 読んでみて、なんだか森博嗣に雰囲気が似ているなぁ、と思いました。

 ただ森博嗣よりもトリックに無理がない。(他の作品はどうか知りませんが)

 殺された宝石チェーン店社長のトレードマークのひげがないのはなぜか?被害者が下着姿で着ていた洋服が無いのはなぜか?きわめて短時間に手際よく犯行が行なわれたのはなぜか?
 などなど、疑問の解答がきれいに用意されています。


 この推理作家・有栖川有栖と、犯罪社会学者・火村英生のシリーズは人気があり、たくさんの作品が出版されていますが、どうも私は火村英生を好きになれそうも無い。
 もっと、たくさん読めば愛着もわいてくるかもしれないが。


 ところで、この有栖川という名前は、ちょっと前に詐欺事件で借用された、大正時代に断絶した有栖川宮家から取ったんでしょうか?
 知ってる人がいたら、教えてください。
コメント (2)
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