有栖川有栖、健在なり、という作品集。それほど話題にはならなかったようだけど。
2009~2010年の最近に書かれたものだが、本格推理を貫いている所が、すごいなぁ。
長年書いていて、よくトリックやアイデアが枯渇しないなぁ、と感心します。
特に『長い廊下がある家』のトリックは、奇をてらっておらず、比較的分かりやすくて優れている。
山奥の打ち捨てられた村にある、隣り合った2軒の廃屋。この二つの家の間の地下に長い長い廊下があって(地下通路といった方が分かりやすい) その中間地点に、閂で鍵が掛けられる扉がある。
この家と長い長い廊下には、幽霊が出没するという噂が広がり、オカルトファンの間では、有名になっている。
ある日、オカルト雑誌の取材チームが、その幽霊を取材しようとやってきた。仕事が終わった後、徹夜で打ち上げ、ドンチャン騒ぎ。
翌朝、帰る前にもう一度見学しようと地下通路に下りていくと…昨夜、怒って先に帰ったはずの仕事仲間が殺されていた!
容疑者は、取材チームのメンバーしかいない。たまたま、このメンバーの中に、山に迷った火村の教え子が混じっていて、彼の証言から、メンバー全員のアリバイが成立する。
どうやったら、このアリバイを崩す事ができるのか?
作者は親切だから、分かりやすいと思う。
2009~2010年の最近に書かれたものだが、本格推理を貫いている所が、すごいなぁ。
長年書いていて、よくトリックやアイデアが枯渇しないなぁ、と感心します。
特に『長い廊下がある家』のトリックは、奇をてらっておらず、比較的分かりやすくて優れている。
山奥の打ち捨てられた村にある、隣り合った2軒の廃屋。この二つの家の間の地下に長い長い廊下があって(地下通路といった方が分かりやすい) その中間地点に、閂で鍵が掛けられる扉がある。
この家と長い長い廊下には、幽霊が出没するという噂が広がり、オカルトファンの間では、有名になっている。
ある日、オカルト雑誌の取材チームが、その幽霊を取材しようとやってきた。仕事が終わった後、徹夜で打ち上げ、ドンチャン騒ぎ。
翌朝、帰る前にもう一度見学しようと地下通路に下りていくと…昨夜、怒って先に帰ったはずの仕事仲間が殺されていた!
容疑者は、取材チームのメンバーしかいない。たまたま、このメンバーの中に、山に迷った火村の教え子が混じっていて、彼の証言から、メンバー全員のアリバイが成立する。
どうやったら、このアリバイを崩す事ができるのか?
作者は親切だから、分かりやすいと思う。