ケイの読書日記

個人が書く書評

フカザワナオコ 「おひとりさまのはじめて料理」 角川書店

2017-02-19 10:10:26 | その他
 フカザワナオコさんのコミック「毎日がおひとりさま」「あいもかわらず毎日がおひとりさま」「いまだに毎日がおひとりさま」(主婦の友社)は、3冊とも、以前とっても面白く読んだ。
 なんといっても、この人は愛知県在住なので、私が勝手に親近感を抱いているのだ。ご近所さんかもしれないと。
 今度は角川書店か…。いやぁ、出世しましたね。フカザワさん。

 作者のフカザワさんは、1973年生まれのマンガ家&イラストレーター。実家を出て、一人暮らしをはじめて10年以上。でもお料理1年生。と書いてあるが、料理が上手でないというだけで、基本は自炊なのだ。ご飯はちゃんと炊いて、おかずはテキトーなものをササッと作る。そして、夜は晩酌が何よりも楽しみ。365日アルコールは欠かさない。といってもほとんど発泡酒だけど。
 独身だったら、誰でもそんなもんだって。凝ったものは作らないよ。ホームパーティが趣味の人なら別だけど。自分を責めないで。
 とにかく彼女は「一人暮らしだし今まで料理なんてしなくても別にいいやって思ってたけど、ここまで何もできずに年だけ取るのは、やばいような気がしてきた」「もしも、このままずーっと一人で生きるってなった時、80歳になった時点で、歯もまだあるし内臓も元気ですと、せめて健康面だけは死守したい」と一念発起して、料理に取り組むことになる。
 
 ハンバーグ、出汁、肉じゃが、野菜炒め、カフェ風ワンプレート、乙女スイーツ、唐揚げ、常備菜、そしてカルフォルニアロールとテリーヌを作って、友人宅の持ち寄りパーティに持って行き大好評。すごいなぁ、めきめき腕を上げたね。
 
 料理のレシピも描いてあるし、料理豆知識や簡単テクニックも書かれてあるし、彼女のペットの金魚2匹のツッコミも面白いし、何より読んでいて楽しい。


 話は大きく変わるが、ドラマはめったに見ない私だけど『東京タラレバ娘』だけは見ている。(東村アキコ原作)
 アラサーの独身3人娘の恋と仕事と友情の話なんだけど、この3人娘が、たえず居酒屋で女子会をやってるんだ。エンゲル係数、めっちゃ高そう!! お金は大丈夫?!って思っちゃうよね。特に主人公の倫子はフリーの脚本家で、現在、仕事もなく家賃の支払いにも困っているくらいなのに、スーパーでキャベツ半玉148円を高いと言ってカゴに戻すほどなのに、スナックや居酒屋でご飯食べてる。自炊すればいいのに。友人を自宅に招いて、家飲みにすれば、すごく安くすむけど。
 まぁ、脚本家という仕事柄、人気の飲食店で情報収集も必要なんだろうけど、お財布がもたないよ。

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