少し前に話題になった本。うちの子が結婚しないので困ってる親って、いっぱいいると思う。
主人公の福田千賀子は50歳代後半で、同い年の夫と28歳の娘がいる。この人、この年齢の女性としては職業がすごいんだ。SEで派遣社員として、あちこちの企業に出向いている。派遣会社の正社員で、能力が高いので仕事が途切れず、なかなかのお給料をもらっている。
公務員とか大企業勤務ならともかく、民間企業でこの年齢で正社員って、立派な事だと思うよ。
夫は大学の同級生。2人とも地方出身者で、共働きで頑張って都内にマンションを購入。一人娘は中学から私学に入れた。夫婦仲もよく、娘は素直な子で、学力や容姿はパッとしないが、就職が難しいなかアパレル企業に勤めている。
その娘がなかなか結婚しそうもないので、親の方が焦って親婚活を始めることになった。こういう場合、母親が先走って父親が引きずられて行くのが普通だろうが、福田夫妻は逆なのだ。夫の方がさっさと決めていく。
で、娘は最初いやがっていたが、職場が婦人服の店舗で周りはみな女性、出会いが無いのは分かっているので、しぶしぶ承知。親婚活と同時に婚活パーティにも参加し始める。
親婚活って、娘や息子は出てこないんだ。子どもの身上書を持って会場に行き、良さそうと思われる親御さんと身上書を交換。家に持ち帰って子どもに見せ、会ってみたいと言われたら連絡し、お見合いする日時・場所を決めるらしい。
もちろん誰とも身上書を交換できないこともあるし、その逆に沢山の身上書を交換できることもある。当たり前か。
どうかなぁ。普通の婚活パーティだと、既婚者なのに独身のフリをして会場に来る人もいるらしいが、親婚活だと、さすがにその可能性はないだろう。そういった意味では安全だけど、あまりに相手の親が前面に出てくると、家と家の結婚になってしまうような気がするな。ほとんどの女が「妻にはなれるが嫁にはなれない」のにね。
千賀子の一人娘は、親の頑張りもあって結婚が決まった。「不幸な結婚をしないためにも、親の目は重要な役割を果たすはずだ」と千賀子は言う。でもね、躓いてみなければ、何に躓くか分からないものよ。
主人公の福田千賀子は50歳代後半で、同い年の夫と28歳の娘がいる。この人、この年齢の女性としては職業がすごいんだ。SEで派遣社員として、あちこちの企業に出向いている。派遣会社の正社員で、能力が高いので仕事が途切れず、なかなかのお給料をもらっている。
公務員とか大企業勤務ならともかく、民間企業でこの年齢で正社員って、立派な事だと思うよ。
夫は大学の同級生。2人とも地方出身者で、共働きで頑張って都内にマンションを購入。一人娘は中学から私学に入れた。夫婦仲もよく、娘は素直な子で、学力や容姿はパッとしないが、就職が難しいなかアパレル企業に勤めている。
その娘がなかなか結婚しそうもないので、親の方が焦って親婚活を始めることになった。こういう場合、母親が先走って父親が引きずられて行くのが普通だろうが、福田夫妻は逆なのだ。夫の方がさっさと決めていく。
で、娘は最初いやがっていたが、職場が婦人服の店舗で周りはみな女性、出会いが無いのは分かっているので、しぶしぶ承知。親婚活と同時に婚活パーティにも参加し始める。
親婚活って、娘や息子は出てこないんだ。子どもの身上書を持って会場に行き、良さそうと思われる親御さんと身上書を交換。家に持ち帰って子どもに見せ、会ってみたいと言われたら連絡し、お見合いする日時・場所を決めるらしい。
もちろん誰とも身上書を交換できないこともあるし、その逆に沢山の身上書を交換できることもある。当たり前か。
どうかなぁ。普通の婚活パーティだと、既婚者なのに独身のフリをして会場に来る人もいるらしいが、親婚活だと、さすがにその可能性はないだろう。そういった意味では安全だけど、あまりに相手の親が前面に出てくると、家と家の結婚になってしまうような気がするな。ほとんどの女が「妻にはなれるが嫁にはなれない」のにね。
千賀子の一人娘は、親の頑張りもあって結婚が決まった。「不幸な結婚をしないためにも、親の目は重要な役割を果たすはずだ」と千賀子は言う。でもね、躓いてみなければ、何に躓くか分からないものよ。
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