ケイの読書日記

個人が書く書評

岸本葉子「ひとり老後 賢く楽しむ」 文響社

2021-09-03 16:24:50 | 岸本葉子
 岸本葉子さんは私より3歳年下だが、私は勝手に自分のロールモデルにしている。以前は、岸本さんの書く日常雑記風エッセイに癒されていたものだ。最近、岸本さんは、ちょっと早めの老後準備の話を色々書いているので、それをこれからの自分の人生の指針にしていきたいと思うのだ。

 この本の初版は、2019年7月、岸本さん58歳の時。まだまだ若いので、50代から90代の一般の人たちに話を聞いている。普通の人たちだけど、なかなか含蓄に富んだお話をされることが多く、私もメモを取りながら読んだ。

 「年をとっても守りに入らない」  良いなぁ、この言葉。ただ、自分にそれができるかが問題だけど。

 「人生後半こそ、自分のイメージと真逆の事を始める」という章がある。岸本さんが以前からスポーツジムに通っている事は知っていたが、50代半ばでズンバというダンスを始めたそう。そうすると、ウェアもどんどん過激になりメッシュのタンクトップに「見せブラ」。ついにはズンバの発表会にまで参加することに。
 いやぁ、以前の岸本さんのイメージからは考えられない! 新しいズンバのお友達も増えて、本当に楽しそうです。

 振り返って自分の事を顧みるに…「自分のイメージと真逆の事を始める」うーーーん、いったい何をやればいいのか…。そうだ!私、1年半ほど前からスマホゲームにハマっているんですよ。いわゆるアイドル育成乙女ゲームに。私自身、60歳過ぎてスマホゲームを楽しむなんてビックリ!!
 子どもたちがファミコンに夢中だった頃、マリオやドンキーコングはともかく、殴ったり蹴ったりの格闘対戦ゲームは嫌いだった。それにバイオハザードみたいな気持ち悪いゲームも。自分でやろうなんて思った事一度もなかったのに。
 きっかけはパソコンでボカロ曲を聞くようになってからだけど、それはまた別の機会に書こうと思います。

 スマホゲームのおかげで毎日が楽しい。他のゲームもやってみたいけど(特にロールプレイングゲーム)目が疲れるから怖くて手を出せないでいる。
 

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