随分と昔にお昼のワイドショーに取り上げられていたガス爆発は、
確か30代の男性だったと思うのですが、
休日に趣味のゴルフの練習から自宅に帰って煙草に火をつけた瞬間、
ドッカ―ン!
ガス爆発の原因は、仕事の疲れの所為か
朝のゴミ出しの指定日、指定時間に合わせられず、
部屋の中に山盛りに溜めに溜めた生ごみから発生した
メタンガスに引火したことによるものだったそうです。
男性は、顔や両腕両手に包帯を巻いた姿で取材記者に
「まさかこんなことになるとは……。」
男性は、家庭の生ごみから凄まじい爆発が起きるだけの
ガスが発生するとは思いもよらなかったんだと思います。
もしかしたら生ゴミを、ゴミ屋敷並みにため込んでいた?
この事故の話を聞いた時は、私も「そんなことってあるの?」でした。
もう一つは、
2018年、岩手県盛岡市の住宅でガス爆発が起き、
爆発元の男が逮捕されました。
男は、ガス自殺するために自宅にガスを充満させ、
死への恐怖を軽減するためか睡眠薬を飲んで眠りにつきました。
しかし、男は、死にきれず目を覚まします。
生きていることに安堵したのか、いつもの習慣だったのか、
ガスが充満していることを忘れて煙草に火をつけてしまい
ドッカーン!
このガス爆発による人的な被害は、
近所の70代の男女が軽い怪我をしただけですんだようで、
男は、「近所の人に大変なご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
と謝罪の気持ちを示したとのこと。
睡眠薬で一度深く眠っているし、寝起きで頭が働かないので、
ガスの存在を忘れることも有り得るとしても、
近所の人達にとっては「それは仕方ないね。」とはなりませんね。
昔よくあった天ぷら油火災が起きる原因のように、
私達は、別のものに強く緊張(意識を向ける)したり、
意識の焦点を合わせることから長く遠ざかると、
その何かについてすっかり忘れてしまうことがあります。
2017年 千葉県の大多喜幹部交番で宿直勤務をしていた
51歳の男性警部補がトイレでライターの火をつけたところ
ドッカ―ン!
警部補はトイレ内がガス臭いのに気がつき換気扇を回した後で、
換気できたかどうかを確認するためにライターで火をつけたとのこと。
交番がある付近一帯は「南関東ガス田」と呼ばれている地帯で、
国内有数の天然ガス湧出地だそうで、
地中から湧き出たメタンガス(野ガス)が
交番のトイレに流れ込んだらしいとのこと。
千葉県のメタンガスって何か特有の臭いがするのでしょうか?
大きな?は、なんたってガスの有る無しを火で確かめたことですよね。
安全かどうかを確かめた??? 違うでしょう。
「安全かどうかを試したんですよ。あ~たは。」
しかし、私達は視覚情報を優位な情報として処理しているのでしょうね。
逆に目に見えないものに対して緩んでしまいがちなんでしょうね。