誠に勝手ながら
神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計では
本日より夏季休暇となります。
休業期間
令和元年(2019年)8月11日(日)より
令和元年(2019年)8月18日(日)まで
業務開始
令和元年(2019年)
8月19日(月)午後1時より
子供の頃に親から「物を大切にしなさい。」と、
叱られたり、教えられたりした人も少なくないと思いますが、
それらの言葉や教えの意味とは違って、
物に対して愛情と性的魅力を感じる人がいます。
私の場合、そのような問題について相談を受けて
一緒に取り組んだ経験がまだ無いので
その原因について自分の施療経験から述べることが出来ないのですが、
おそらくは、心の中で人と深く暖かな愛情を求める欲求と、
人への恐れや不信感から人を拒絶する気持ちが、
ぶつかることで生まれる強い苦しみを軽減するために、
無意識の防衛本能が働き人から物へと変化した結果かと思われます。
イギリスの35歳のアマンダ・リバティーさんは、
現在、アンティークのシャンデリアとの結婚を予定しています。
アマンダさんの対物性愛は、
14歳の頃にドラム・セットに恋をしたことで
自分が物に対して人間に対するような愛情や性的魅力を感じると知り、
それ以降、物体との交際と言うか、恋愛を続けているそうです。
アマンダさんの現在の恋人、「リュミエール」と言うシャンデリアは、
90年ほど前にドイツで製作されたシャンデリアで、
オークションサイトで偶然見つけ恋に落ちたのだそうです。
「リュミエール」の前の恋人は、ニューヨークの自由の女神だったそうで、
自分の名前を「リバティ」に変えたほどの強い愛情を持っていましたが、
イギリスとアメリカとの遠距離恋愛による困難からか、
あるいは、自由の女神を自分の部屋に招き一緒に過ごせないからなのか、
自由に女神に対する愛情の綻びの部分に
シャンデリア「リュミエール」がスーッと入り込んで、
アマンダさんの心を自由の女神から奪ったようです。
突然の心変わりをした申し訳ない気持ちからか、
「リュミエール」を連れて自由に女神に会いに行く計画を立てているようです。
普通に考えると、アマンダさんの愛情は、
本当は犬を飼いたいけれども両親がOKを出してくれないので
犬の縫いぐるみで欲求を充足させるようなものかと思われます。
アマンダさんが、本当に求めている対象へと向かうのが
本当の幸せを得られるはずと考えて、
第三者が、グイグイと現状を変えようとすることは、
アマンダさんにとって向き合いたくない怖いものと向き合うことを
押し付けることになる可能性もあるので
そのことが良いことかどうかは分かりません。
良いことがどうか分からないと言うのは、
結果が良ければ良いことだったとなるでしょうし、
結果が悪ければ酷い押し付けでしかなかったとなるでしょう。
つまりは、結果次第です。
アマンダさんが対物性愛で幸せを感じられているのであるなら、
周りの人は、その気持ちを理解し受け入れてあげることが
ベストでないにしてもベターかなと思ったりします。