昨日行われた、山口2区の補選は民主党候補圧勝に終わった。
「超」がつくほどの保守王国でありながら、自民党が圧倒的に負けたというのは、自民党にとってショックだったと思われるのだが、言葉としては聞けても現実では、決してショックではないように思える。
その一つが、「道路特定財源」である暫定税率の復活である。
この暫定税率復活は、山口2区補選の選挙期間中から自民党内では決まっていた。
「勝っても、負けても関係ない」と官房長官も話していたし、道路族で自民党幹部と呼ばれる人は、民主党に対して「テロリスト」呼ばわりをしていた。
そして今日、選挙結果を受けても暫定税率復活は確定事項として、話が進んでいる。
それも道路特定財源として10年間維持をし、その間予定されている56兆円分の道路建設を目的としている。
もう一つの争点となった「後期高齢者医療」の問題点も、「説明不足」で逃げ切りという感じだ。
このような状況を見ていると、「走り出したら止まらない」という気がしてくる。
ビジネスの世界では「PDCAサイクル」といって、事業計画を立てる(Plan)→実行(Do)→事業内容の確認と見直し(Check)→修正行動(Action)というサイクルがある。
マーケティングにいたっては、事業計画を立てている最中でも2、3回のチェックをしなくては、計画を立てたという事にはならないのが普通だ。
ところが、自民党(というか与党)も道路建設を推し進める関係官庁や企業も、(どれだけ現況調査と将来予測調査を実施したのか分からない)当初の計画をそのまま実行することが、ベストだと信じ込んでいるように思えるのだ。
その顕著な例が、岐阜の徳山ダムだろう。
計画から半世紀近く経ってやっと、運用にこぎつけたというダムである。
その間、当初考えられていた目的が必要の無いものとなり、次々と建設目的が変わり今ではその建設意味すらはっきりしないダムとなってしまった。
「目的はなくとも建設ありき」と言う、一度走り出したら止まらない公共事業となってしまったのだ。
結局80年代後半から続く大型公共事業の多くは、その目的よりも事業ありきで進められた結果、いらないモノばかりが増え、財政を圧迫する原因となってしまったように思うのだ。
自民党も官僚たちが作る事業計画も、まず「PDCAサイクル」の実行が先のような気がする。
「超」がつくほどの保守王国でありながら、自民党が圧倒的に負けたというのは、自民党にとってショックだったと思われるのだが、言葉としては聞けても現実では、決してショックではないように思える。
その一つが、「道路特定財源」である暫定税率の復活である。
この暫定税率復活は、山口2区補選の選挙期間中から自民党内では決まっていた。
「勝っても、負けても関係ない」と官房長官も話していたし、道路族で自民党幹部と呼ばれる人は、民主党に対して「テロリスト」呼ばわりをしていた。
そして今日、選挙結果を受けても暫定税率復活は確定事項として、話が進んでいる。
それも道路特定財源として10年間維持をし、その間予定されている56兆円分の道路建設を目的としている。
もう一つの争点となった「後期高齢者医療」の問題点も、「説明不足」で逃げ切りという感じだ。
このような状況を見ていると、「走り出したら止まらない」という気がしてくる。
ビジネスの世界では「PDCAサイクル」といって、事業計画を立てる(Plan)→実行(Do)→事業内容の確認と見直し(Check)→修正行動(Action)というサイクルがある。
マーケティングにいたっては、事業計画を立てている最中でも2、3回のチェックをしなくては、計画を立てたという事にはならないのが普通だ。
ところが、自民党(というか与党)も道路建設を推し進める関係官庁や企業も、(どれだけ現況調査と将来予測調査を実施したのか分からない)当初の計画をそのまま実行することが、ベストだと信じ込んでいるように思えるのだ。
その顕著な例が、岐阜の徳山ダムだろう。
計画から半世紀近く経ってやっと、運用にこぎつけたというダムである。
その間、当初考えられていた目的が必要の無いものとなり、次々と建設目的が変わり今ではその建設意味すらはっきりしないダムとなってしまった。
「目的はなくとも建設ありき」と言う、一度走り出したら止まらない公共事業となってしまったのだ。
結局80年代後半から続く大型公共事業の多くは、その目的よりも事業ありきで進められた結果、いらないモノばかりが増え、財政を圧迫する原因となってしまったように思うのだ。
自民党も官僚たちが作る事業計画も、まず「PDCAサイクル」の実行が先のような気がする。