日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

そういえば・・・野村HDと三菱UFJは、どうしたのかな?

2008-10-10 21:05:15 | 徒然
今日の日経平均は、8,300円程度にまで下がってしまった。
そして夕方取引が開始された欧州でも、いきなり下がってしまったようだ。
日本の市場は来週火曜日まで開かないが、その間にも世界の市場は刻々と動く。
今や、底なし状態となりつつある。

で、ひとつ気になったコトがある。
それは、先日モルガンに資金援助をし、実質筆頭株主になった三菱UFJファイナンシャル・グループと、破綻したリーマン・ブラザーズのアジア、欧州事業を買収した野村HDだ。

買収及び資金援助をした時点では、「まさか!こんなに下がるとは!!?」とは思わなかっただろう。
三菱UFJファイナンシャル・グループも野村HDも、様々なカタチで既に相当数の国内外の株を保有しているはずだ。
その株が、全世界全面安という状態が1週間以上も続いているのだ。
いくら潤沢な資金があったとしても、今のような状況は想像をしていなかったのでは無いだろうか。
経営危機に瀕死に近い状態にある、アメリカ証券会社を引き継いだということは、当然それなりのメリットを考えてのことだと思う。
思うのだが、今の状況は「こんなはずじゃなかった!」状態のような気がするのだ。

という訳でもないのだろうが?この2つの企業の話題を、まったく聞かなくなった。
この2社の経営状態は、今どうなっているのだろう?
変に不安を煽るつもりは無い。
ただ、話にのぼるようなコトが無いこともまた、不安になるのだ。
ソコノトコロ、どうなのでしょうか?




底が見えない経済不安

2008-10-10 15:21:55 | 徒然
デキモノ(病名「毛細血管拡張性肉芽腫」だそうです)治療で半日近く時間を取られていた間に、株式市場ではトンでもない状況になっていた!
1日で1,000円も値を下げる、というのは異常という感じだ。
「大和生命保険」の破綻で、一気に加速したという感じよりも、アメリカや欧州各国が次々と打つ経済対策が、まったく効を奏していないという気がする。
現時点の状況では、「底が見えない」という感じだ。

だからといって、特効薬となる経済対策がどれだけあるのだろうか?
「アメリカの公的資金投入」という、具体的で実効性のある対策だけで、この金融不安は乗り切れるのだろうか?
今まで「我が世の春」といわんばかりに元気だったロシアやインド、中国なども軒並みこの「経済不安の渦に巻き込まれた」状況で、「経済に活力を与え、不安を取り除く舵取りができる国(あるいは、経済圏)があるのか?」という、不安ばかりが市場関係者の中にあるように思える。

ただ、だからといって不安がっていても仕方が無いような気がするのだ。
特に個人投資家と呼ばれる人達は、この不安の状況と株価の低迷で実質経済をになっている企業の株を手放すコトは、市場的にも不安を加速させるだけのような気がするのだ。
デイトレーダーのように、売買で発生した差益で儲けているのなら話は別だが、配当金や株主優待などに期待をしているのであれば、その企業の外的不安要素ばかりを見るのではなく、内的要素をシッカリ見るべきだと思うのだ。
株主であれば「事業報告書(最近では「ディスクロージャー誌」とも呼ぶようだ)」が、株主総会前や半期決算などで送付されてきているはずだ。
その内容をチェックして、「投資先とどうなのか?」というコトを、考えればよいのである。

そもそもアメリカや欧州の経済実態が、どれだけ内的要素として良かったのか?
サブプライムの問題は当然のこと、欧州の景気のよさ(良かったのではなく、日本が悪すぎただけかも?)も、内的要因=実体経済によるものだったのか?今となって疑問だ。
もちろん、今の日本が抱えている問題は「内需拡大」というコトになるのだが・・・。
だからこそ、企業は安易なリストラ策や下請け叩き、貸し渋りや貸しハガシなどに走って欲しくは無いのだ。
特にメガバンクなどは、もっと積極的に優れたモノを持っている中小零細企業をバックアップする気概を持って欲しいのだ。
大手と呼ばれる企業も、内需拡大のために何が必要か?といえば、生活者の消費マインドを冷凍庫に入れない事なのではないだろうか?
少なくとも、冷凍庫に入ってしまった消費マインドは、電子レンジでチン!で解凍できないコトは、この10年で学んだはずなのだから。