朝日新聞のWEBサイトに、手を温めるとやさしく親切に行動 米大学実験という記事が掲載されている。
この実験は、あくまでも「行動学」的内容なのだが、もしかしたらビジネスにも通じるコトなのでは?と、思ってしまった。
子供のころ不安な時、暖かな手で抱きしめられたり、シッカリ握り締めてもらって、安心したことはなかっただろうか?
暖かな手から伝わるのは、安心感だけではなくその人への信頼感もある。
逆に、「信頼感や安心感は、暖かな手から伝わってくる」とも言える。
ところで、今の経済状況は生活者にとって「暖かな手」が差し伸べられているようには、感じられない。
中小零細企業を襲う、銀行の「貸し渋り」や「貸しはがし」。
大手企業の下請け叩きなど、「金融・大企業・天下り先が決まっている官僚>中小零細企業・第一次産業従事者・生活者」という構図があり、大なり側から差し伸べられる手は、大なり側の都合ばかりの「冷たい手」のようだ。
実は、この記事を読んだとき思い出したことがある。
それは、マーケティングの仕事をはじめたばかりのころ、イロイロご指導をいただいていた先生から薦められ読んだ本の一節だ。
著者は、元慶応大学商学部の村田昭治名誉教授。
その一節とは「商売(=ビジネス)は、温いモノでなくてはならない」という言葉だった(紹介させていただいたサイトの講義内容は、私が以前読んだ本の内容に近い内容だったので、一度読んでみてください)。
この言葉というよりも、村田先生の考えをとても強く影響されたトコロがあるためか?「マーケティングだけではなく、ビジネスは相手に対してぬくもりがなくてはいけない」と考えている。
もしかしたら、ビジネスというよりも「仕事に、ぬくもりがなくてはいけない」という感覚かも知れない。
「ぬくもり」といっても、馴れ合っているというのではない。
ところが今のビジネススタイル(行政も含む)は、氷を握り絞めたような冷たい手で力強く握られているような気がするのだ。
自己資本の増強は、大切なことだろう。
「カンバン方式」で無駄な在庫や人材を抱えないというのも、収益をあげるためには有効な手段なのかも知れない。
だが、見方を変えれば、公的資金を投入された上での自己資金増強は、納税者に返還をせずにできた健全経営なのでは?
部品を作っている中小零細企業を苦しめ、日雇い派遣を増やしているだけなのでは?
そこには「相手(=生活者や取引先)をみた、ぬくもりのあるビジネス」の姿ではないように感じるのだ。
この実験は、あくまでも「行動学」的内容なのだが、もしかしたらビジネスにも通じるコトなのでは?と、思ってしまった。
子供のころ不安な時、暖かな手で抱きしめられたり、シッカリ握り締めてもらって、安心したことはなかっただろうか?
暖かな手から伝わるのは、安心感だけではなくその人への信頼感もある。
逆に、「信頼感や安心感は、暖かな手から伝わってくる」とも言える。
ところで、今の経済状況は生活者にとって「暖かな手」が差し伸べられているようには、感じられない。
中小零細企業を襲う、銀行の「貸し渋り」や「貸しはがし」。
大手企業の下請け叩きなど、「金融・大企業・天下り先が決まっている官僚>中小零細企業・第一次産業従事者・生活者」という構図があり、大なり側から差し伸べられる手は、大なり側の都合ばかりの「冷たい手」のようだ。
実は、この記事を読んだとき思い出したことがある。
それは、マーケティングの仕事をはじめたばかりのころ、イロイロご指導をいただいていた先生から薦められ読んだ本の一節だ。
著者は、元慶応大学商学部の村田昭治名誉教授。
その一節とは「商売(=ビジネス)は、温いモノでなくてはならない」という言葉だった(紹介させていただいたサイトの講義内容は、私が以前読んだ本の内容に近い内容だったので、一度読んでみてください)。
この言葉というよりも、村田先生の考えをとても強く影響されたトコロがあるためか?「マーケティングだけではなく、ビジネスは相手に対してぬくもりがなくてはいけない」と考えている。
もしかしたら、ビジネスというよりも「仕事に、ぬくもりがなくてはいけない」という感覚かも知れない。
「ぬくもり」といっても、馴れ合っているというのではない。
ところが今のビジネススタイル(行政も含む)は、氷を握り絞めたような冷たい手で力強く握られているような気がするのだ。
自己資本の増強は、大切なことだろう。
「カンバン方式」で無駄な在庫や人材を抱えないというのも、収益をあげるためには有効な手段なのかも知れない。
だが、見方を変えれば、公的資金を投入された上での自己資金増強は、納税者に返還をせずにできた健全経営なのでは?
部品を作っている中小零細企業を苦しめ、日雇い派遣を増やしているだけなのでは?
そこには「相手(=生活者や取引先)をみた、ぬくもりのあるビジネス」の姿ではないように感じるのだ。