日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

名古屋の「リ・ユース」

2008-10-26 22:28:06 | ビジネス
昨日、名古屋近郊に大型ショッピングセンターがオープンした。
「エアポートウォーク名古屋」という、商業施設だ。
名古屋以外にお住まいの方にとって、何の興味も湧かないようなニュースだと思うのだが、たかだが「商業施設の新規オープン」という話題ではないのだ。
元はといえば、「名古屋空港・国際線ターミナルビル」だったところを、再利用した商業施設なのだ。
おそらく、全国広しといえども「元空港ターミナル再利用商業施設」というのは、全国的に珍しいのではないだろうか?
その珍しさも手伝ってか?今日の朝日新聞のWEBサイトにも、ターミナルビルを再利用、商業施設オープン 名古屋空港という記事が、掲載されている。

現在、名古屋の空港といえば「中部国際空港(通称「セントレア」)」というのが、一般的だ。
そして「セントレア」が開港する前まで、使われていたのが小牧にある「名古屋空港(現・県営名古屋空港)」だった。
それも「セントレア」開港4年ほど前に、拡張・リニューアルをし、とてもキレイになったばかりだったのだ。
そのため、市民の間では「なぜ、常滑沖まで行かなきゃいけないんだ?」という疑問の声も多かったのだ。
もちろん今でも、一部の人からは「セントレア=トヨタ(自動車)空港」と呼ばれている。

その中部国際空港開業後は、県営空港として短距離の小型旅客機やセスナ機などの専用空港として残ったのだが、当然のことながら赤字続きだった。
そして、拡張・リニューアルをしキレイになったばかりで使われなくなった国際線は、(表現があまりよくないのだが)野ざらし状態になっていたはずである。
そこで、地元の大手スーパー(今回はユニー)が大型ショッピングモールとしてオープンさせたのである。

出店をしたユニーとしても、周囲には、これほど大きなショッピングモールがないということ、新たに駐車スペースを確保したり、商品搬入のバックヤードなどの施設を造る必要がないというメリットが、出店の大きな理由だとは思う。
ほかにも、周辺市町村からのアクセスが既に完備されているのだから、ある意味「オイシイ話」だったのではないだろうか?
建物どころか、国際線の施設をそのまま残して「元空港」という雰囲気をフル活用しているような、商業施設となっているのだ。
それだけでも「元空港」という話題性があり、「空港」をキーワードとした商業施設という展開も十分できる。

これで、県営名古屋空港全体の収益に結びつき、「県のお荷物事業」とならなければ、愛知県としても万万歳だろう。
これが「名古屋ビジネス発想」なのか?



その日は、突然やってきた

2008-10-26 00:47:55 | 徒然
1週間以上も、ブログをお休みしてしまいました。
これには、理由がありまして・・・。
使っているPCが突然稼動しない=故障をしてしまったからです。

いろいろなコトをしていたら、なぜか復活。
PCの操作は普通にできても、PCそのものの知識がほとんどない私には、「???」な復活劇でした。
ただ、Cドライブに入っていたデータが飛んでしまったことも事実で・・・。
しばらくは、だましだましでエントリすることになりそうです。

このような状態にもかかわらず、お越しくださる方が多く感謝・感激です。
明日から、本気モードのエントリができるように!と、考えています。

それにしても、この1週間は経済という視点では「今後の先行き不安」ばかりが取り上げられたように感じています。
「アメリカ発金融不安」は、収束の糸口すら見つけることができず、アジア・欧州の経済会議でも梃入れ策と呼べるような内容があったようには感じられなかった。
ただひとつ「この緊急事態に、全力で取り組む」という、「決意表明的」な内容で終わってしまった感がある。

このような経済状態の中でのマーケティングということを、しっかり考えていきたいと思っている。