日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

今必要なコト

2008-10-29 21:25:33 | アラカルト
株価の乱高下が、とまらない。
昨日の終値から半日も経たないうちに、7,000円割れとなったり、8,000円台に回復したり・・・まるでジェットコースターのようだ。
そして、その影響は「実体経済」にまで及ぼすようになってきた。
パナソニックは、薄型テレビなどで好調だったようだが、ソニーや東芝などは減益となっているようだ。
小売については、言うまでもなく厳しい状況が続いている。

とは言っても、日々の生活のために人は様々なモノを購入している。
そして、生活者から支持されているモノもあるのだ。
それが「本物」の商品やサービスだ。
「本物」といっても、ブランド品の偽モノVS本物という意味ではない。 
きちんとなった商品・サービスという意味だ。
言葉を変えるなら「作り手のシッカリした商品・サービス」というコトになる。
「顔が見える商品・サービス」と言っても良いのかも知れない。

私たちが日常的に見るモノには、「玉石混淆」と言う場合がままとしてある。
現在の株価にしても、「様々な憶測」と言う情報の中で取引が行われた結果、「株価の乱高下」となっていると考えたほうが良いのではないだろうか?
その意味で「本物を見極める力」が、必要とされているように思うのだ。

と同時に、商品やサービスを提供する側は、「本気度」が求められているように感じている。
昨日引退を発表した高橋尚子さんは、記者会見で度々「プロとしての走りができなくなった」と言っていた。
「プロとして求められるレベル」を考え抜いた結果、引退をされたのだと思う。
翻って、私たちはどうなのだろう?
プロとしてどのくらい本気になって、お客様と向き合っているのだろうか?
例えB2Bの関係であっても、B2Bの先にいるB2Cのコトまで考えているだろうか?

今必要なコトは「本質を見極め、本物を本気になる」コトなのではないだろうか?