日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ノーベル経済学賞と・・・

2008-10-13 22:47:23 | アラカルト
まず、お詫びから。
いくつかコメントを頂いています。
ありがとうございます。
ひとつひとつのコメントについては、後日させていただきます。

さて、民放のテレビのニュースでは、アメリカ発の金融不安と「ロサンゼルス銃撃事件・三浦元社長自殺」の2つが、並列というか、注目されるべきニュースとして、取り上げられている。
個人的には、「何故?」という感じしかないのだが・・・。
金融不安は、現在進行形の問題。
それも「グローバル経済」を直撃した、問題だ。
それに対して、「三浦元社長自殺」は20数年前に起きた事件。
確かに、20数年前はこのニュースが連日トップ扱いで、当時「劇場型事件」というようなコトが言われた。
多分重大事件、例えば「ライブドア事件」で堀江さんが逮捕された時など、実況で護送車両をヘリコプターで追いかけながら、放送するというスタイルが登場したのが、この事件が最初だったような気がする。
その意味で、ニュースがワイドショー化した事件であったことは確かだと思うのだが・・・だからといって、トップ扱いに並ぶようなニュースだとは思えない。
他に伝えるべきニュースが、あるように思うのだが・・・。

今日、ノーベル経済学賞の受賞者が決まった(紹介記事は毎日新聞)。
受賞内容については、その論文を読んでいないので触れられない。
だが、彼の著書タイトルを見ると「皮肉だな~」と、思わせる受賞のような気がする。
毎日新聞の記事中にある著書だけではなく、産経新聞では「嘘つき大統領のデタラメ経済」という著書を紹介している。
この本は、経済学の本というよりもエッセイ的要素が強そうな気がするのだが、少なくとも先日ノーベル物理学賞を受賞した小林博士と益川博士の著書よりもサラリーマンには読み易いかも知れない。

コレまで、ノーベル経済学賞はその後「・・・」な結果となる、といわれてきた。
そのため、ノーベル賞から外すべきという声も多かった。
しかし今回は、対象となった論文以外の著書で評価されるかも知れない。