日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

社会人だから、勉強がしたい

2010-06-04 21:03:32 | ライフスタイル
日経新聞のWEBサイトを見ていたら、「京大、iPadで講義視聴」という内容の記事がUpされていた。
気になって京大のHPへアクセスすると、6月4日付けで「京都大学モバイル講義視聴システム・講義コンテンツの学内配付開始、iPadでも稼働」というプレスリリースがでていた。

先月末に発売されたiPadだが、「興味はあっても、どう使おうか?」という感じで、様子見という方は多いのではないだろうか?
私も、その一人だ。
一部では「ネットが使えるおもちゃ」と評する方もいらっしゃるようだが、私の中では「どう使ったら、便利なツールなのか掴み切れていない」電子ツールなのだ。
もちろん、「電子書籍」という魅力もあるとは思うのだが、アナログ派の私としては、やはり「本は紙で読みたい」と思っている。
将来的には、「電子書籍の方が便利」というコトになるのかも知れないが、旧作が電子書籍になるとは限らず、雑誌などは電子書籍が中心になっていくような気がしている。

それでも、発売当日は色々な使い方という話題もあった。
その一つが、医療現場での活用だ。
MRI画像などを取り込み、手術の時に活用する。という方法から、他の病院での治療歴を含めた「カルテの一元化」という考えもあるようだ。

そのような話題の中でも、一際話題となったのが「学生に無償でiPadを配布し、授業に活用する」という名古屋にある大学の話だった。
その時は、「学生集めも大変だ・・・」程度にしか思わなかったのだが、今回の京大の「モバイル講義視聴」というコトには、とても魅力を感じた。
先日エントリさせていただいた「ハーバード大学白熱教室」のような授業が、大学生ではない社会人である私も受講できたら、どんなに楽しいだろう!と、思ったからだ。

社会に出てから、30年近く経って感じることは「大学生の頃よりも、勉強がしたい!」という意欲が強くあるというコトだ。
実際、自分の不勉強さを感じるコトが実に多いのだ。

今回の京大での試みは、あくまでも京大生に限られているようだが、日本の大学ももっと積極的に、一つのコンテンツ事業として、大学の授業を公開してはどうだろう。
もちろん、視聴するに当たっては「授業料」は必要だと思うが、授業を公開するコトによって得られるモノ・コトもあるのではないだろうか?
是非、一般公開をして欲しい京大のモバイル講義だ。