日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

モテルと良い上司の条件は同じ?

2011-12-30 19:58:12 | アラカルト
今日は大納会。
今年の株式も今日で、締めくくりとなった。
「今年を振り返る」と言っても、そのトップ5くらいに並ぶものはどのメディアを見ても、同じようだ。
そして、今年は日本だけではなく世界にとっても「生活の価値観が変わった年」だったように思う。

そんな振り返りをしつつ、先日FM番組で「モテる40代男性像」を聞きながら、「モテる男性(女性も含めてかも知れない)と良い上司の条件は似ているかも知れない・・・」と思ったのだった。
FM番組に登場した方は、40代の独身男性を数多く結婚に導いた「モテる男性コンサルティング」のような方。
短い番組の中で3つのポイントのうち2つが、その「共通項」のように感じたのだった。
その2つとは・・・。
1.聞き上手になる
2.(服装の)シルエットにこだわる

「聞き上手になる」というのは、様々なビジネス本で言われていることだが、40代を過ぎるとそれまでの様々な経験や考えが固まってきて、つい「それはね・・・」と話の途中で口を挟みガチになってしまう。
それも半ば自分の考えの押し付けのような雰囲気を漂わせながら、自覚の無いまま自己主張を繰り広げてしまう場合が多いという。

この話を聞きながら、「確かに・・・」と思った。
男性に限ったことではないと思うし、この話を聞いて自分自身にも当てはまるな~と感じるところも多かったのだが、ある程度の社会的ポジションにいるとどうしても、その視点から物事を見てしまうことが多くなってしまう。
別に他者を受け入れないわけではないのだが、受け入れるまでに時間が掛かってしまうのだ。
それが、話し相手からすると「上から目線」であったり、「それはアナタの社会の常識化も知れないけど、私の常識には当てはまらない」という気持ちにさせることになってしまう。
「勝ち負け」が一つの判断基準ではないのに、なんとなく「受け入れることが負けた気分」になってしまうようだ。
と同時に、「認められたい感」のあらわれなのかも知れない。

そして「(服装の)シルエットにこだわる」というのは、意外な気がされる方も多いかも知れないが、周囲の人は自分が思うよりも服装チェックをしている、というコトだ。
特に、40代の男性は新入社員時代にバブルを経験した方などは、その影響を未だに受けている傾向が見られるように感じることがある。
当時は、体を包むようなシルエットが多かったが、今はシャープなタイプが多い。
だからといって、数年前に流行った「チョイ悪風」を目指すと、トンでもないコトになるというコトも十分知ってほしい。
なぜなら、普通の成人女性が「小悪魔風スタイル」で歩いていたら、とてもオカシいと感じるのと同じだからだ。
それよりももっと基本中の基本、「袖丈が合っていない」という男性諸氏を見かけることも少なくない。
そのような基本中の基本ができていないと、いくら仕事ができてもどこかルーズ感が出てしまう。
そのようなトコロを、案外人は見ている、というコトなのだ。

何もパーフェクトなファッションで、聞き上手になる必要は無いと思う。
ただ、「聞き上手」になるだけでも、「信頼の置ける上司」となれる可能性は高いし、少し服装に気遣うことができるだけで、「気遣いのできる上司」と見られるというコトだと思う。

新しい年を迎える前だからこそ、チョッと考えてみたいポイントだと思う。