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ヘルスケアに力を入れ始めた?Apple

2020-09-16 16:00:41 | ビジネス

今朝Appleが、新しいAppleWatchとiPadのリリースを発表した。
その中で注目されたのは、AppleWatchだったのでは?と、考えている。
何故なら、新しいAppleWatchには「血中酸素」等が測れる機能がついたからだ。
日経新聞:Apple、血中酸素測れるWatch発表 iPhoneは登場せず

今回のAppleWatchの大きな特徴は、日経の記事にあるように「日々の健康管理」の機能が充実した、という点だろう。
AppleではAppleWatchに付加されている、心電図機能について厚労省に認可申請を出し、認可が下りていた。
日経XTECH:「AppleWatch」心電図機能の日本解禁は近い?、「外国製造業者登録」の次の壁

既にAppleWatchの心電図機能に関しては、認可が下りているので本格的な医療機器としての「心電図」と同等ではないにせよ、ある程度「心電図」機器として認められている、ということになる。
むしろ、健康診断などで使われる心電図機器とは違い、日常生活で起きている「心電図」を調べられるという点では、AppleWatchのほうが、良いかもしれない。
いわゆる「隠れ不整脈」と呼ばれる状況把握には、検査ベッドに寝て測る「心電図」よりも、効果的な検査結果を得られるかもしれない。

何故、Appleがこのような機能を時計(Watch)につけたのだろうか?
考えられることは、「ヘルスケア事業」への参入だ。
米国と日本とでは、世代別人口構成や保険制度などが違う為に、「ヘルスケア事業」といってもその目的は違うと思うのだが、「健康管理を自分でする」という点では、同じだろう。
そして「心電図」や「血中酸素濃度」のような、普段知ることができない「健康データの見える化」によって、関心のある人は食事などに注意をするようになるだろうし、これらのデータが、Appleが提供している「i-cloud」等に蓄積されることで、まさにビッグデータとして活用されるようになるかもしれない。

ただこのような機能は、米国よりも日本のほうが需要があるのでは?という、気がしている。
というのも、昨日自民党の四役+菅さんが並んだ写真を見て「あ~~~~、お爺ちゃん政権」と感じたからだ。
ちなみに、最年少首相のフィンランドの閣僚たちは⤵のような感じだ。


話がそれたが、総裁選に出馬すると表明した頃から、菅さんは「自助」という言葉を口にするようになった。
正に党四役の皆さん方にとって、「健康管理」は「自助」の対象だろう。
毎夜のように料亭での会食は、体にも負担が大きいはずだ。
だからこそ「心電図や血中酸素濃度」のような、普段測ることが無い健康管理データの「見える化」が、必要だと思う。

「高齢者社会」になっている日本では、高齢者こそ自助努力の「健康管理」が必要なのだ。
そのための第一歩として、AppleWatchの需要があると、考えるのだ。