日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

場外が面白そうな野球

2011-11-12 21:46:57 | 徒然
地デジ化でテレビを見なくなっても、案外生活に支障をきたさないモノだな~と、感じるようになってきた。
趣味兼仕事の「CMウォッチ」ができないことは、本当に残念なのだがそれ以外ではあまり不自由を感じない。
特に野田さんが総理大臣になってからは、新聞を見ても前日どのような発言をしたのか?というニュースもほとんど無いため、テレビのニュースでも野田総理の発言を見ることはほとんどないのだろう、と思っている。

しかし、昨夜はどうしてもテレビを見たくなるようなコトがあった。
それは、プロ野球・読売巨人の清武代表の記者会見。
今朝の新聞やWEBのニュースなどを読むと、親会社である讀賣新聞社の主筆である渡辺さんを、痛烈に批判した記者会見をされたという。
「巨人軍の代表である人物が、親会社の主筆を批判する」というコト自体、前代未聞という気がするのだが、それを記者会見という場所を設けての批判だとすれば、相当な覚悟をされてのコトだろう。
痛烈に批判された渡辺さんからすると、「飼い犬に手を噛まれる」という気分だったのでは?

以前からとても不思議に思っていたのだが、讀賣新聞社という一つのメディアの主筆が政治やスポーツにまで口を出し、さも「私の言っていることが正しい」という態度をなんとなく認めてしまう社会的な雰囲気があった。
スポーツと言っても子会社のプロ野球チームのコトだけに口を出すだけならまだしも、いろいろなところでご自分とそりの合わない人を批判したり、フィクサー気取りで政治家とつるんだりする姿というのは、メディアという中立的立場からすれば、問題があるはずなのだが、一向に問題視されることも無く続いていた。

頭の良い方なのだと思うのだが、頭が良い人物であれば自分の立場を考え、政治とも距離を置き時には批判をしたり、支持をしたりするのが普通だと思うのだが、どうやら政治とメディアを使って自分の主張を認めさせてきた、という印象ばかりが強い。
その印象は、メディアという立場からすれば、決してプラスではないはずだ。
それでもあえて権力に近づき、自分を社会にPRし続けるのは何故なのだろう?

そして今日になって「清武君は、私に謝罪すべき」と、主筆である新聞社ではない新聞社のインタビューに答えている。
この状況を、どう理解したらよいのだろう?
自分の新聞社ではない、新聞社にインタビュー記事を掲載される、というコトは自分の新聞社では掲載できない何かがあるということだろうか?
それもまた、不思議な気がする。
ただ、この一件はプロ野球の日本シリーズよりも、話題性があり面白そうな気がする。
もちろん、日本シリーズで戦うホークスとドラゴンズには、見ごたえのある試合をしてもらいたい。
しかし残念なことに、日本シリーズよりもメディアの扱いはこちらの「場外」のほうが大きいような気がする。


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