一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

「将棋ペン倶楽部」2018年秋・第70号

2018-09-13 00:12:42 | 将棋ペンクラブ
8日は土曜日ながら、「将棋ペン倶楽部」の最新号・2018年秋号(第70号)が届いた。今日はその紹介をしよう。


●表紙…小川敦子さんデザイン
古代のペルシャ人がシャトランジ(古代のチェス)をしている。局面は1手詰が描かれている。

●第30回将棋ペンクラブ大賞選考会…P5~P17
選考委員は、木村晋介将棋ペンクラブ会長、西上心太氏(文芸評論家)、所司和晴七段。お三方とも当然ながら、しっかり読み込んでおられる。そして選評を見ると、観点が皆さん微妙に違う。私は木村会長の説に同意することが多かった。
選者によっては重箱の隅をつつく感もあったが、そうでもしないと評価に差が付けられないのだろう。いずれにしても選考会は、このように厳正に行われているのだ。

●受賞のことば…P18~P29
みなさんよろこびの言葉を載せている。むかしある受賞者が「本作ではなく、ほかの観戦記で受賞したかった」みたいなことを書いていたのを、なぜか思い出した。

●受賞作紹介…P30~P42
今回は観戦記が1本しか載らなかったので、さびしい。

●推薦作ひとこと集…P43~P51
会員の意見から二次選考委員の意見までをまとめた。

●将棋ペンクラブ大賞歴代受賞者一覧…P52~P61

●将棋川柳 黄信号…P62
今号は選者吟を含め、6本を紹介する。

●新連載・エッセイと必至「将棋の教訓」内藤國雄…P63
内藤九段が思う将棋の教訓とは。ほかに必至問題2題。

●新連載・パイコマ交遊録「勝負の世界へ」井出洋介…P65~P66
元麻雀名人の井出洋介氏が、連載を持ってくれた。

●将棋ペンクラブ関東交流会レポート 野口凌平…P67~P69
交流会当日の昼過ぎ、筆者は蒲田にいた。昼過ぎの予定が空いた筆者は、フト交流会に参加しようと思い立ったのだが…。
話の導入、こなれた文章で、これはかなりのベテランだと思ったら、筆者は24歳だった。これは驚異の新人が現れたものだ。ぜひ次も投稿してほしい。

●将棋狂の詩9「将棋祭り」美馬和夫…P70~P77
各地の将棋祭りに参加した思い出を記す。棋士との指導対局で、希望者多数につき竹串を用いて当落決める時、筆者には必勝法があるという。それを読んで私は唸った。
さすがアマ強豪、私のような凡人とは、考えていることが違うのである。

●一以てこれを貫く 水野保…P78~P81
表題の言葉は、孔子の「論語」から引いている。プロは勝ち目がなくなったら、記譜を汚さぬよう潔く投了をするが、アマはなかなかこれができない。しかし筆者は最近、この体験をした――。

●将棋の宿「銀波荘」をのんびり探訪 榊原智…P82~P83
将棋のタイトル戦でも有名な、愛知県西浦温泉「銀波荘」を訪ねる。

●オレたち将棋んゾンビ22 バトルロイヤル風間…P84~P85
1990年、2006年、2018年のボツネタを掲載。2018年のネタは、これが今年の出来事だったのかと意外だった。ヒトの記憶は薄れやすいのだ。

●執筆者紹介…P86

●編集日誌 湯川博士…P88
この欄は筆者の近況報告も兼ねており、私が好きなページだ。眼の手術がうまくいったとのことで、なにより。


2019年春号では、年賀広告がある。1枠3,000円。
出稿しようかどうか迷っているが、もう何十年も、年が明けてもめでたくないしなあ…。
コメント
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