一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

大山康晴十五世名人、1979年度の53勝を考える

2014-08-16 00:10:23 | 将棋雑考
大山康晴十五世名人の50代の成績は驚異的といわれる。中でも56歳と57歳にあたる1979年度と1980年度は、それぞれ53勝21敗、41勝17敗という成績。ともに勝率は7割を越え、2年間で94勝!!の荒稼ぎである。
1979年度は王将獲得、NHK杯テレビ将棋トーナメント優勝、名将戦優勝、日本将棋連盟杯争奪戦優勝。56歳で優勝4回は奇跡的だ。将棋大賞は最優秀棋士賞、最多勝利賞、最多対局賞を受賞した。
1980年度は王将防衛、王座奪取。思わず口をあんぐりしてしまう素晴らしさである。
ただ、大山十五世名人の記録に異を唱えるわけではないが、このころは棋戦がずいぶん多かった。たとえば、当時はあって現在はない棋戦に、日本将棋連盟杯争奪戦、名将戦、早指し選手権戦、オールスター勝ち抜き戦がある。つまり連盟杯や名将戦での優勝も、現在では「ない」計算になるのだ。
また勝ち抜き戦は、勝てば際限なく対局がつくので、1979年度なんかは、ここで勝ち星を稼いだ可能性もある。
そこで私は、1979年度の大山十五世名人の勝敗の内訳を精査し、現在なら何勝になるかを検討してみた。

第38期名人挑戦者決定リーグ…6勝3敗
第18期十段戦リーグ…4勝6敗
第19期十段戦…3勝1敗
第34期棋聖戦…3勝1敗
第35期棋聖戦…1勝1敗
第36期棋聖戦…1勝
第20期王位戦リーグ…3勝1敗
第21期王位戦リーグ…1勝
第5期棋王戦…2勝1敗
第6期棋王戦…1勝1敗
第29期王将戦リーグ…6勝1敗、七番勝負…4勝2敗(奪取)
第27回王座戦…3勝1敗
第29回NHK杯テレビ将棋トーナメント…4勝(優勝)
第6回名将戦…4勝、決勝三番勝負…2勝(優勝)
第12回日本将棋連盟杯争奪戦…4勝(優勝)
第13回早指し選手権戦…1敗
第2回オールスター勝ち抜き戦…1勝1敗
合計、53勝21敗。

竜王戦の前身である十段戦は、上位6棋士のリーグ戦方式だった。よって、最大4つのリーグ戦を戦えたのだが、大山十五世名人はそのすべてに入っていたことに驚く(参考までに、2013年度に順位戦A級、王位リーグ、王将リーグのすべてに入っていたのは、羽生善治名人(王位)、渡辺明二冠(王将)、佐藤康光九段の3人である)。
出ると負け、だったのは早指し戦のみで、あとは必ず白星を挙げていた。
意外なのが勝ち抜き戦で、成績は1勝1敗なので、ここで白星を量産したというわけではない。
では、これらが現在だったらどうなっていたか。

名人挑戦者決定リーグは、現在の順位戦A級と同じなので、そのまま。
十段リーグは10局あり、第18期の成績は○○●○○●●●●●(陥落)。現行の竜王戦にあてはめると、リーグ戦が竜王戦の本戦トーナメントにあたってしまい、単純に比較ができない。
また19期十段戦は、18期にリーグから陥落したから指せた、ということも考慮しなければならない。ただこれは、竜王ランキング戦に置き換えればよさそうだ。
ともかく「十段戦問題」は、ひとまず保留しておく。
棋聖戦は当時2期制なので、冬期(第35期)ぶんの1勝1敗を削除。
王位戦、棋王戦はそのまま。
王座戦は当時、準タイトル戦で三番勝負だったが、本成績とは関係ないので、そのまま。
王将戦リーグは当時、現在より1人多い8人制だったが、勝敗はそのままとして集計する。
NHK杯将棋トーナメントは、当時26人制で、現在なら優勝まで5勝が必要だが、そのままとする。
名将戦は終了したので、6勝を削除。
日本将棋連盟杯争奪戦はその後天王戦に変わり、棋王戦に合流したので、4勝を削除。
早指し選手権戦は終了したが、現在は銀河戦があるので、その代わりとする。
オールスター勝ち抜き戦は終了したので、1勝1敗を削除。
これで終わり、ではない。昔はなかったが、現在はある棋戦がある。将棋日本シリーズと朝日オープン戦がそれで、前者は1980年、後者は全日本プロトーナメント(前身)として、1982年に開始されている。もしこれらの棋戦が1979年度にあったら、そこそこ勝ち星を稼いでいたと思う。
そこでかなり乱暴だが、第18期・19期十段戦の、合計7勝7敗を、ここに合算してしまおう。
ただ冷静に考えると、負け数7は多いので、2つ引かせていただく。

以上の検討によって、都合12勝4敗を当時の成績から引くことにする。
すると、大山十五世名人の1979年度の換算成績は、
「41勝17敗」
となる。
これも素晴らしい成績である。ちなみに昨年度の将棋大賞は、最多勝利は羽生善治名人の42勝、最多対局も羽生名人の62局。上記修正成績が、現在と遜色ないことが分かる。
過去の名人経験者でいうと、中原誠十六世名人が52歳、米長邦雄永世棋聖が54歳で順位戦A級陥落。そして谷川浩司九段も51歳でA級を陥落し、なおも長引く不調を考えると、大山十五世名人晩年の成績が、なおさら目立つのだ。
しかも大山十五世名人は当時、連盟の会長職も兼務していたのだ。
目が回るくらいの激務の中で、この成績。私は改めて、大山十五世名人の凄さを感じたのであった。
コメント (8)
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第10回・私が勝手に選ぶ、女流棋士ファンランキングトップ10

2014-08-15 00:50:01 | 女流棋士ファンランキング
14日、宮古島の砂山ビーチで女性2人が亡くなったという。ともに溺死で、先月は男性2人も同ビーチで亡くなっていたらしい。
ここは平良港から比較的近く、浜辺も白砂で景観もよい。それだけに格好のレジャースポットではあるが、沖は深い場所もあり、それなりに危険も伴う。
私が吉野海岸や新城海岸を好むのは、足が着く場にサンゴがあるからだ。海に対しては、臆病すぎるくらい臆病なくらいでいいと思う。
楽しみにしていた沖縄の海で亡くなるとは、犠牲者から見れば死んでも死にきれない話で、私もいたたまれない。心からご冥福をお祈りいたします。

当ブログでは昨年の8月14日と9月6日に、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキングトップ10」を発表した。
今回は約1年ぶりに、第10回を発表したい。例年この時期は沖縄にいるのだが、今年の私は何を思ったか自宅にいるので、そこからの発表である。

<第9回>
第1位 中井広恵女流六段(LPSA)
第1位 室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第3位 中倉宏美女流二段(LPSA)
第4位 山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第5位 松尾香織女流初段(LPSA)
第6位 藤田 綾女流初段(女流棋士会)
第7位 矢内理絵子女流四段(女流棋士会)
第8位 島井咲緒里女流二段(LPSA)
第9位 岩根 忍女流二段(女流棋士会)
第10位 竹俣 紅女流2級(女流棋士会)

<第9回・改訂版>
第1位 中井広恵女流六段(LPSA)
第1位 室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第3位 中倉宏美女流二段(LPSA)
第4位 山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第5位 松尾香織女流初段(LPSA)
第6位 藤田 綾女流初段(女流棋士会)
第7位 島井咲緒里女流二段(LPSA)
第8位 岩根 忍女流二段(女流棋士会)
第9位 竹俣 紅女流2級(女流棋士会)
第10位 鈴木環那女流二段(女流棋士会)

<第10回>
第1位 →室谷由紀女流初段(女流棋士会)
第2位 ↑渡部 愛女流初段(LPSA)
第3位 ↑山口恵梨子女流初段(女流棋士会)
第4位 ↓中倉宏美女流二段(LPSA)
第5位 →松尾香織女流初段(LPSA)
第6位 →藤田 綾女流初段(女流棋士会)
第7位 ↑和田あき女流2級(女流棋士会)
第8位 ↑竹俣 紅女流2級(女流棋士会)
第9位 ↑飯野 愛女流1級(女流棋士会)
第10位 ↑香川愛生女流王将(女流棋士会)

1位の室谷女流初段は変わらず。もはや、将棋界になくてはならない存在である。
前回同率の中井女流六段は、トップ10から外させてもらった。中井女流六段はフリーになったし、私がもう応援する必要もあるまい。ただし、将棋を離れた中井女流六段はとてもかわいらしく、今も大好きである。
2位は渡部女流初段を上げる。逆境の中での、渡部女流初段のガンバリは素晴らしい。私は何もできないけれど、これからも応援させていただこう。
3位は山口女流初段。彼女はいつもみずみずしい。
4位は宏美女流二段とした。一応4位だが、本音は5位か6位に落としたいところ。宏美女流二段には頑張ってほしいし、実際頑張っているとは思うのだが、宏美女流二段には、時々カクッ、とくる言動がある。先月もちょっぴりそんなことがあったのだが、早い話、対局に勝ってくれれば、すべてが解決するのだ。
5位と6位の松尾女流初段と綾女流初段は、こんなもの。本音は、もっと対局で頑張ってもらいたいのだが…。
7位は和田女流3級。あきちゃんを「ファン」とするには抵抗があるが、活躍してもらいたいのは確かだ。
彼女は食事と勉強、寝るとき以外は将棋のことを考えている。大野教室ではあるとき、「息抜きの時間」に詰将棋を解いていたという。その意気やよしである。やはり女流棋士は、そのぐらい勉強してもらいたい。
8位は竹俣女流2級。竹俣女流2級は古風な香りがする。もう世間ではだいぶ認知されているので、あとは将棋に勝つのみである。
9位は飯野女流1級。飯野女流1級の将棋を今年4月にライブで拝見したが、とてもしっかりしており、感心した。まずは女流初段に昇段してもらいたい。
10位は香川女流王将。タイトル保持者のトップ10入りは初めてではないか。香川女流王将は、将棋に真摯に向き合っているのがよい。テレビ対局では将棋ファン思いのところもあるし、今後の活躍も期待大である。

以上10人である。今回は若手のランクインが多かった。中井女流六段ほか、トップ10から落としてしまった女流棋士には、深くお詫びします。
第11回は半年後、北海道で発表の予定だが、これはもう、どうなるか分からない。来年も私は北海道に行くのか。もう精神的にダメなんじゃないか…いやその前に、当ブログが続いているかどうか…。
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マイナビ女子オープン一斉予選対局をネットで見て

2014-08-14 00:11:11 | 女流棋戦
9日(土)は自宅で、マイナビ女子オープン一斉対局の中継を見た。
竹橋に行って行けないこともないのだが、女流棋士オタクの私がお邪魔したら、対局場の空気が汚れる。家で静かに見ているほうがいいと思った。
私は一応応援している女流棋士はいるが、負けても人生が終わるわけでないから、彼女らが勝っても負けてもどっちでもいい。ただ、渡部愛(まな)女流初段にだけは、勝ち進んでもらいたいと思う。渡部女流初段の存在を認めない一部の将棋ファン、彼らを黙らせるには、彼女が勝ち抜くことが最も手っ取り早いからだ。

午前の中継局4つの中で注目は、鈴木環那女流二段と竹俣紅女流2級の一戦であろう。10代と20代を代表する人気女流棋士で、どちらの勝ちも見たい。ただ、竹俣女流2級はメディアの露出が多いが戦績が今一つで、本局は鈴木女流二段がいかに勝つか、に関心が移っていた。
前半12局、どの将棋も熱戦だったようだが、鈴木-竹俣戦は、竹俣女流2級の勝ち。これはけっこうな番狂わせ(失礼)だった。しかし竹俣女流2級、相矢倉から堂々の指し回しで、彼女もやっぱりプロなのだと、ホトホト感心した次第。
また渡部女流初段は、千葉涼子女流四段に勝ち。まずは1回戦を突破した。

さて、午後である。午後の中継注目局は、香川愛生女流王将と村田智穂女流二段の一戦だろう。香川女流王将はタイトルを獲ってから活躍している印象がない。ただし公開対局で勝てば、再び存在感をアピールできる。
結果は村田女流二段の勝ち。村田女流二段は第5期の予選決勝で伊藤沙恵奨励会2級(当時)に粘り勝ちしており、その実力は高く買っている。本局もねじり合いの好局だったと思う。
ほかは、室谷由紀女流初段が山根ことみ女流1級に屈した。最強美人女流棋士の緒戦敗退は残念。室谷女流初段は、捲土重来を期してほしい。

いよいよ予選決勝である。1回戦で勝っても、ここで勝たなければ意味がない。
中継4局の中で、注目は甲斐智美女流二冠と中井広恵女流六段、中倉宏美女流二段と塚田恵梨花アマの戦いだ。
前者は重量級の対戦だが、後者はプロ対アマ。しかし宏美女流二段はアマに弱い印象があり、なんか、本局も負けるような気がした。
私はマイナビ女子オープンの専用サイトから「棋譜中継」をクリックするが、決勝のところは「未定」となっており、見えない。さっきはどこかから入れたのだが、どうなっているのだろう(後で分かったのだが、「中継ブログ」に該当4局の紹介があり、そこから中継局面に入れた。最初は私も、ここから入ったのだ。しかし、「正門」の棋譜中継から入れないとは、不便な話ではないか!?)。
結果を書けば、宏美女流二段は塚田アマに負け。プロがアマに負けるのはいまの時代珍しくないが、宏美女流二段はふつうに負けてしまった感じだ。
また甲斐-中井戦は、甲斐女流二冠の勝ち。終盤まで中井女流六段が押していたと思うのだが、最後はわりと呆気なかった。
渡部女流初段は渡辺弥生女流初段に勝ち、見事予選突破を果たした。渡部女流初段の本戦入りは初めてで、これは渡部女流初段、女流王位リーグや女流名人リーグ入りのときよりうれしかったのではなかろうか。
なお決勝局でびっくりしたのは、和田あき女流3級が西山朋佳奨励会初段に勝ち、見事本戦トーナメント入りしたこと。
これは勝った和田新女流2級をほめるべきだが、西山奨励会初段は、ここで負けてはいけない。猛省してもらいたい。ともあれあきちゃん、本戦入りおめでとうございます。
そのほか、斎田晴子女流五段、長沢千和子女流四段の本戦入りもうれしい。しかし、中堅女流棋士は白星配給係に徹した感があり、ちょっとさびしかった。
ともあれ全体的には番狂わせの連発で、本戦入りの12人を全員当てた人はいなかったろう。もしいたら、その人は超能力者といえる。
本戦進出の集合写真は、知らない顔がけっこうあって、訳が分からなかった。

なお、中継局以外の対局棋譜は、11日(月)にサイトに発表されたから、あらかた見た。
その中の一局、竹部さゆり女流三段と中倉宏美女流二段の一戦で、58手目宏美女流二段の△3五歩に竹部女流三段は▲7二飛と打ったが、ここは▲3四飛で先手必勝だったと思う。
竹部女流三段は指し手がチグハグで、公私ともにリズムが乱れていると思った。
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沖縄に行く気力が失せた

2014-08-13 01:03:35 | プライベート
私は沖縄に行かなかった。

きのうは午前2時過ぎまで起きていて、さあ寝るか、というとき、フジテレビのCMを見たのがいけなかった。13日に放送される「FNSうたの夏まつり2014」で、なんとなく、これをめいとおいと一緒に観たくなったのだ。
とはいうものの、昨年まで私は、19年連続で沖縄を旅行している。私にとって沖縄は第二の故郷みたいなものだから、「帰省」を止めるのも、相当な覚悟がいる。だが私は最近テンションが下がりまくりで、もう沖縄がどうのこうのと言っている問題ではなくなっていたのだ。
午前3時過ぎ、私はスマホから、ANAとJALにチケット解約の手続きをした。ANA4本、JTA(日本トランスオーシャン)1本、RAC(琉球エアコミューター)1本。12日の夜便から17日の夜便まで、すべての便をきれいに解約した。
沖縄本島の往復便はANAクレジットカードで支払いを済ませていたので、その手数料を計860円取られた。これは銀行の入金手数料だと思うので、ANAのもうけはなし、つまり、かなり良心的な対応といえる。
ほかはキャンセル待ちを含めた予約のみだったので、私の支払いはなしだった。
余談ながら今回の飛行機の件でいえば、昨年新設された、スカイマークの「宮古~石垣便」が廃止されていたのが大きかった。昨年の当ブログに書いたが、同区間の普通料金は5,000円で、いつもこの区間は高いおカネを払っていたから、今年は絶対利用しようと決めていたのだ。この廃止も、私のテンションを低くした。
ちなみにその「石垣~宮古便」は現在、ANAとRACが運行していて、それぞれ13,900円。石垣発宮古行きはANAとRACが14時台に1本ずつ、18時台にRACが1本運行している。
14時台のそれは時間が中途半端だから18時台のRACを利用することになるが、私はここ(JAL)の株主優待券を持っていないので、普通料金で乗ることになる。しかし13,900円はけっこうな金額であった。もしこの区間が5,000円程度だったら、私は沖縄に行ったかもしれない。ま、スカイマークの経営状態があんなだから、やむを得ないことではあった。

さて、きのうのいまごろは、13日は「自遊空間国際通り店」でこのブログを書いているだろうと思ったのだが、かようなわけで、これは自宅での記述となっている。
ちょっとした思考の変化が、その人の行動を180度変える。いま東京にいて、ちょっとさびしい。
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沖縄に行く気力が失せている

2014-08-12 00:09:11 | プライベート
日付が変わって12日、私はきょうの夜から恒例の沖縄旅行を予定しているのだが、今年はどうもテンションが上がらない。13日から9歳のめいと6歳のおいが泊まりがけで遊びに来ることになっているからで、彼らに慕われている私は、旅行そっちのけで遊んでやりたい気分なのだ。ま、早い話が、私が彼らに癒されたいわけだ。
しかも8日は仕事中、腰にスパーッと電気が走り、ぎっくり腰になってしまった。現在、歩くことに支障はないが、体調が悪いことに変わりはない。
いまの時期は飛行機の料金もバカ高く、石垣島や宮古島も制覇しようと思えば、株主優待券を駆使しても約85,000円かかってしまう。貧乏人の私には、これは大変な金額だ。
行く、行かない、行く、行かない、行く、行かない、とさんざんさんざんさんざん迷って、51%の意思で沖縄に行くことにしたのだが、沖縄初日の夜の定宿である「カプセルイン沖縄」に予約を入れようとしたら、満室だった。昨年は1日前でも予約を取れたのに、今年は16日まで満室。いったいどういうわけだろう。
「カプセルイン沖縄」は大風呂が快適で、リラクゼーションルームにはマンガもあり、PCも無料で使える。ブロガーの私には、これが途轍もなく大きいのだ。また、朝食が無料なのもうれしかった。
すなわちここに泊まるのが実は楽しみだったのだが、それが叶わぬとなると、なお沖縄行きのテンションが下がる。

いまならまだ、すべての飛行機のキャンセルが可能だ。いっそのこと沖縄旅行を止めて、お盆休みは墓参りに行き、だいぶ録りだめしたビデオを観るのもよい。
さあ、どうしようか。明日のいま、私は東京、沖縄、どちらにいるのか。
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