街道を歩く

今まで歩いた街道、町並み、これから歩く街道、町並みを散文的に紹介

世界遺産 大森銀山

2009-08-06 07:06:22 | 史跡

 昭和48年の地図帳である。「大森」、「銀山」という地名が見える。
この時点では、この地域には羅漢寺だけしか名勝旧跡がないのではないかと思ってしまう。観光情報が殆ど見過ごされていると言っても過言ではない。

 昭和60年の地図帳である。新設の道路は殆ど見受けられない。舗装されたり、県道が国道に格上げされたりの変遷が見て取れる。又、周辺には赤色文字が目立つようになった。それなりの情報が増えてきた様子も判る。「銀山」の地名が消え、代わりに「石見銀山跡」が追記されている。

 平成12年の地図帳である。新設道路も増え、整備が行き届いているように見える。世界遺産 石見銀山 は平成19年7月2日に登録されたので、この地図帳の発行時点では世界遺産の世の字も無いのである。にも関わらず行ってみたくなる様な、また、関心を惹くような書きかたがされているのである。
 余白があるのに「大森」の地名を消してしまっている。この様な地図を見てしまうと、ここが「大森」であることを知らないで済ませてしまうのである。
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世界遺産 大森銀山

2009-08-06 05:47:44 | 史跡

 ベロタクシーで訪れているが、ここからさらに250メートル歩かねばならない。龍源寺間歩付近には駐輪するような空き地は無い。
 ここに駐輪させる最大の目的は、この位置が龍源寺間歩の出口だからである。

 観光バス乗降場(我々が最初に到着した場所)横にある案内図である。
当然のように石見銀山と書かれている。石見国の銀山だからである。
 断る必要もなかろうが、大森地区の銀山だから表題を「大森銀山」としているのである。悲しいかな、ツァー客は大森を知らないまま連れてこられ、降りたところは石見という地名だと信じているからだ。これは大森の住人には悲しいことであろうと思う。だから地名を知らしめるべきなのである。
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