石人山古墳から移動して岩戸山古墳へ向う。ところがだ。案内が悪くて簡単に辿り着くことが出来なかった。お恥ずかしい話だ。
有名な古墳だからこう行けば必ず辿り着くような看板があると思ったのが大間違い。地図は頭に入っていたのだがなにせ24時間寝てなかったので頭の中が真っ白だ。灰色の脳細胞ならエルキュール・ポアロだが、真っ白ではどうにもならん。
それでも千葉の御仁の感覚で道に出、ようやく辿り着いたのだった。不親切極まりないと二人で憤慨したのである。
駐車場入口に立つ案内板である。これだけの古墳が集中しているのである。
周辺を見渡すと果実畑で囲まれているのがよく判る。また、古墳の西には茶畑が広がりを見せる。さもありなん。八女茶の産地である。ということは石人山もそうであったようにここも丘陵地に築造されている。更に言えば、丘陵地に畑を造成するためにどれだけの古墳が失われ、或いは破壊されたのか、火を見るより明らかではないか。
それでも岩戸山古墳がどれだけ大切にされてきたかが後で判明するのだが。