かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

今日は富山!

2010年11月25日 | Other Western Japan
今日は、久しぶりに富山に来た。
で、越後湯沢経由で来たけど、まだスキーシーズンでもないのに、混んでいる。
越後湯沢からの『はくたか』なんて満席で、立っている人までいる。
越後湯沢駅で、かにずしをGET。魚沼産のコシヒカリ使用…。カニは、もちろんズワイガニ!
まだ食べてないけど、美味しそうではないか。
これから、日本海側は、食通には、たまらない季節を迎える。
立山連峰の眺めも、素晴らしい。



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ロシア・ロマノフ王朝の大地

2010年11月24日 | Books


この本は、ずいぶん前に読んだ。当時は、まだロシアに行ったこともなくて、ぴんと来なかったところもあったが、東アジアの政治を知るためには、ロシアの歴史・行動パターンを知ることがかかせない。

本書を読むと、ロシアは、ヨーロッパの中の新興国であり、成熟した他のヨーロッパ諸国とは、かなり別物、かなり時代遅れの成りあがり大国であることがわかる。
本書は、ロシアの近代史を網羅した内容になっているが、これが、ロシアの歴史の全てともいえる。シベリアなどは、ほとんど関係ない。こんな田舎など興味はなかったし、今もロシア国民のほとんどは、よく事情を知らないだろう。

本書に、1970年にレーニン廟に並ぶ人々の写真が載っているが、訳もわからず行列に並んでいたら、レーニン廟への行列だったことを思い出した。
クレムリンの教会内にある王様達のお墓も。

明日は、ちょっと留守の予定。
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Band on the Run

2010年11月23日 | The Beatles

hanadiついに北朝鮮が、韓国を攻撃した。いよいよ北朝鮮のメルトダウンが始まるのか。ポイントは、中国がどこまで、北朝鮮の身勝手な暴力を容認し続けるかだ。中国が見放したら、後は、どうソフトランディングさせるかというステージに移る。
日本政府はきちんとした対応をできるのだろうか。それにしても、中国、ロシア、北朝鮮と、やたら日本近辺が騒がしい。



John の本やCDが、やたら出ているが、Paul もBand on the Run の、リマスター版を出した。
単なるリマスター版ではなく、4枚組!本付き!ダウンロード特典付き!
まだ、対抗意識があるのか?

値段を考えなければ、至れりつくせりの豪華版だ。The Beatles ファンだったら、まぁ、元はとれるんではないかいな?

1枚目は、普通のリマスター版。
2枚目は、ボーナストラックで、当時のシングルのヒット曲と、Band on the Run の中の曲の、別バージョンなどが収録されている。
でもやはり、興味は、3枚目と4枚目。
3枚目は、Band on the Run の別バージョン物などの合間に、関係者が当時を振り返るというもの。当然、Geoff Emerick も、何故か、Dustin Hoffmanも出て来る。Dustin Hoffman が、”ピカソの遺言”の曲のヒントを与えたのだった。
この手のバージョンは、DVDのケース(字幕付き)が多いが、これは、CDなので、英語の聞き取りの練習にもなる?
4枚目は、DVDで、録音当時の映像(特に、ナイジェリアのラゴスの映像や、ジャケット撮影の映像が面白い)と、当時の”One Hand Clapping”のTV特番の映像。これは、初めて見た。一番Wingsに勢いがあったころの映像で、迫力があった。
アビーロードスタジオでの映像が主だ。

当時”James Paul McCartney”という番組が日本でも放送されて、ビデオなどなかったから、テープレコーダーで録音しながら、時々TVの写真を撮ったの覚えている。その後、海賊版のビデオが出て、そちらの方は、持っていたのだが。このOne Hand Clapping も、海賊版は出ていたらしい。まだ、若々しいPaulが、思う存分Shoutする。
Let it be の、Paul 版と言ってもいいかもしれない。
Paul も、当時は、元Beatlesという看板をしょって、苦悩していたはずだが、Lindaとともに、それを表に見せず、自分らしさを求め、トライの連続だった。
それにしても、当時のアフリカで録音とは、よく思い切ったものだ。それで、Wingsは3人になってしまったのだが。

ダウンロード版は、まだやっていないのだが、24bit/96kHzの高音質なのだそうだ。相当の量のデータになるのだろう。
アナログ音源のCD化には、かつてノイズ除去と、ピークリミッターが安易に使われ、違和感のある音になったりしたが、最近は、技術が進み、我々のような素人でも最高音質の音が楽しめるようになったということらしい。私の場合、機器の方が追いついていないけど。

またかと言わず、ビートルズファンだったら、どうぞ(私も3枚目)。

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敦煌物語

2010年11月22日 | China・Mongolia
baseball岩隈選手が、楽天に残りそうになってきた。岩隈選手には申し訳ないが、星野楽天の初年度に岩隈選手がいてくれるのは、”Good News for Sendai !”だよね。



敦煌物語という本を読んだ。昭和18年に松岡譲さんによって書かれた本。元々は、昭和12年に書かれた本という。数年前に復刻されたのをGETした。
松岡さんは、この前講演を聞いた半藤さんの義理の父、夏目漱石の娘婿になる小説家だ。

定かではないのだが、松岡さんは、敦煌に行ったことはないようだ。それで、このさぞ目の前で見たような話が書ける。まさに小説家の真骨頂。
スタイン、ぺリオ、大谷探検隊が、敦煌に訪れ、敦煌のお宝を次々にGETした史実を、平易に語り口調で小説にしてくれている。

ただこの本は、今も読める探検隊の話を小説化したもの。探検記は、嘘か本当か判然としなかったり、一部冗長だったり、ふっと話が飛んだりする。本書は、その辺がスムーズにアレンジされ、敦煌の部分に限って言えば、こちらの本がよっぽどリアルに読めるのが面白い。

当時、正倉院御物がどの程度公開されていたのか知らないが、敦煌が見つかる前は、正倉院御物が、当時の中国のも最高のお宝だった。中国は、王が代わる度過去のものを破壊したから、石などでできているもの以外は、破壊され、ほとんど残っていないのだ。
敦煌の価値の大きさは、その中国の特性によるところも大きい。

本書の装丁もいい。四六版宣言と銘打っている。この表紙の菩薩様は、一対一で拝ませていただいた。たぶん世界一の菩薩様かもしれない。

そういえば、最近、日経の土曜版で、敦煌の特集が組まれているので、その素晴らしさは、そちらでもどうぞ。
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旅の夢、夢の旅

2010年11月21日 | Culture・Arts



今日は、沢木耕太郎さんの講演会に行ってきた。
私の嗜好にぴったりの講演だった。といっても、沢木さん、昨夜は、同窓会で、そのまま読書に没頭してしまい、講演の準備がほとんどできなかったという。
お題目は、”旅の夢、夢の旅”だったが、”ロバートキャパを追いかけて”なんて題目でもいいぐらい、ロバートキャパの話が中心だった。

そういえば、私も昨日は同窓会、先週は、同窓会のダブルヘッダー、そして、来週ももう一つ。何故、同窓会は11月なのか。
季節のせいもあるが、年の瀬を前に、旧友の無事を確かめあう?年末は、INGの世界の忘年会、その前にちょっと懐かしの同窓会?
別に11月にこだわる必要はないんだけど。ゴルフのハイシーズンなのだが、4週連続ご無沙汰になってしまった。

沢木さんの本は、深夜特急を全部読んだぐらいだが、フィーリングはグー。大学卒業後、就職した会社を一日で止め、執筆兼放浪活動に入ったとのこと?
沢木さんは、趣味がことごとく仕事になってしまったということで、結構不幸?
昨晩は、”選択の科学”という本をお読みになったことだが、要するに、自分に選択肢があることとないこととどちらが幸せかといテーマだ。
当然選択肢が多い方がいいうに思うが、選択肢が多すぎると困ってしまうのも人間の本質という。例えば、ジャムを店頭に並べたとすると、商品の種類を少なくした方が、よく売れる!
また、何らかの成功体験があると、選択をする際の大きな要因となるという。これは、ラットの研究から得られた研究成果だ。

旅は、余儀ない旅と夢見る旅に分けられるというが、夢見る旅をしたいというのが、沢木さんの夢。確かにそうだなぁ。

ロバートキャパは、戦争写真家。沢木さんが某雑誌で、キャパが日本で撮影した写真の場所を特定し、同じ場所、同じアングルでの写真を撮る連載をしている。



この写真は、キャパのあまりにも有名な戦場写真。スペイン内乱の時に撮られた。このような、戦争中の撃たれた瞬間の写真は、後にも先にもこれだけという。
ところがこの写真、真贋論争が絶えない。
大きな理由の一つに、全く同じアングルで撮られた、やはり、兵士が撃たれた写真もあるが、特に兵士の屍が回りにあるわけでもない。
兵士に弾が当たった様子もないし、ただ滑ったか、ヤラセではないのか?
沢木さんは、この真贋論争に決着をつけるべく、この写真の洗い直しを始めたのだ。

この写真が撮られたと言われているのは、スペインのセロムリヤーノ。コルドバに近い村という。その内戦で亡くなったのは、たった一人で、その亡くなったガルシアさんの弟がこの写真は兄だと言ったというのが、この写真が本物といわれる根拠になっているが。
しかし、その信ぴょう性も疑わしい。キャパは、日本訪問後、ベトナム戦争の取材に行き、40歳で命を落としているから本人に聞くわけにもいかない。

同時に撮られたという下の写真。この一番上の人が、撃たれた人。しかし、この写真も実戦というよりは、訓練と思われる。この写真は、実戦ではありえないとアドバイスしたのは、戦争体験もある大岡昇平さんだっという。

そして、この写真が撮られた場所だが、沢木さんが夢にまで見たセロムリヤーノではなく、エスペゴというところであることが、山の稜線からわかってしまったのだ。スペインのやはりマニアックな研究家の成果で、本人に、実際に会って、話を聞いたという。ところが、写真の小麦畑は、今はオリーブ畑になってしまっていて、その先の証明はこれからの仕事になっている。ただ、ここで、戦闘が行われたことは、沢山の弾丸が見つかっており、確かだという。

ここからは沢木さんの推理。
キャパはスペイン内乱の際の共和国軍の軍事訓練に参加し、写真を撮って本部に送った。それを本部が、スクープ写真として取り上げ、LIFEにも掲載され、高い評価を受ける。まだ、20歳そこそこのキャパは、それは違うとも言えず、一流の戦場写真家に祭り上げられてしまう。その後、本当の一流の戦争写真家になるべく、命をかけた取材を続け、ノルマンディ上陸などで、凄い瞬間を切り取り続けることに成功したのではないかという。
真贋追求プロジェクトは続いている。
私よりも一回り年上の方だが、うらやましい生き方をしていらっしゃる。



その後、六本木に寄って、ボブディランの絵画展を見た。昔見たポールマッカートニーの絵は、何とも評しがたい絵だったが、ボブディランの絵は、なかなかよかった。ゴッホやゴーギャンの絵に構図は似ているが、現代風に水彩でさらっと仕上げてあり、明るい部屋に飾るのにぴったりだ。思わずGETしたくなったけど、相応の値段はするので思いとどまった。でも、買っても後悔はしなかっただろう。



六本木ヒルズを抜けると毛利公園があるが、紅葉が奇麗だった。池の中の物体は、クリスマスツリーか?ちょっと違うんでないかい?



帰ろうと思ったら、人だかりができていて、歓声が上がっている。ベンツのミニバン(ちょっと見えないが中央)から、宇多田ヒカルさんがちょうどスタジオに向かうところだった。JーWAVEの生番組に出演のため、けやき坂スタジオ(右奥のガラス窓の部屋)に到着したのだ。
その後の放送は、この巨大スクリーン(左)に生放映されていて、みんなじっと宇多田さんの発言に聴き入っていた。宇多田さんは、自然体で、いい感じだった。本当のところは、スターで居続けるプレッシャーから解放されたかったのではないだろうか。

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