石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

祖母のルーツ

2010-08-05 23:44:23 | Weblog
あまりの暑さに倒れてしまいそう・・
最高に暑い一日だった

昨日 実家の両親と主人とカナとで
金沢へ日帰り旅行

金沢の義父母・義理弟一家と
近江町市場
御昼ごはんを食べる

そのあと、私と実家両親の3人で
西田幾多郎記念哲学館を訪れた。

西田幾多郎記念哲学館

世界的哲学者の西田幾多郎の出身地 石川県かほく市にある
この記念館を訪れたのには訳がある。

父の母親(私のおばあちゃん)は
結婚前の娘時代に 西田博士の京都のお屋敷に
女中奉公へ行っていたそうだ。

昔の子女は、嫁入り修行として
女中奉公をし、躾を受けて
マナーや一般教養を学んだらしい。

幼いころ、祖母からそんな話を聞いたことがあった。

70歳を目前にした父は、
最近、新聞のコラムで
記念館の存在を知り
自分の母親が嫁入り前に住み込みをして
西田博士のお世話をしていたことを
思い出した。

どうしても行ってみたくなり
私を誘ってくれたのだ。

それまで、漠然と知っていた西田幾多郎博士が
こんなにも賢くて偉大な人だとは
知らなかった・・

神童と呼ばれた少年時代
博士を崇拝する京大生が哲学を学びに
たくさん集うお屋敷だったそうだ。

おばあちゃんが、こんな偉大な人の傍で
娘時代を過ごしていたなんて

おばあちゃんは多感な時代に
こんな大きなお屋敷で
どんな影響を受け
どんなことを考えていたのだろう。

そもそも、どのような御縁で
西田博士のお宅へ奉公へ行くことになったのか???
クエスチョンマークだらけ。

今となっては知る由もない。
いろいろ聞いておけばよかったね~と
3人で しみじみと話した。

でも、よかった
父と母と3人で 祖母のルーツを探るような
小さな旅ができたこと

「私って、こんな偉い先生の下で
 京都の大きなお屋敷で 娘時代を
 過ごしていたんだよ」
祖母が少々自慢気味に 言っているのが
聞こえてきそうだ。






コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする