めまいがしそうなほど 超多忙の1週間だった。
市の芸能祭あり、夜に会食あり、長男と長女が入れ替わり立ち替わり
帰省し、ラグビーワールドカップあり、ご詠歌北部大会あり。。。。
飛ぶように毎日が過ぎていった。
芸能祭では 日舞稽古場の社中仲間の方が
4名 舞台に出られたので
そのお手伝いをさせていただいた。
舞台で踊りをされる折、小道具の扇子や梅の花を
渡したり、受け取って舞台袖に隠したり
黒子のようなお仕事をするひとを「後見」(こうけん)という。
リハーサル・本番と、後見役を初めて経験した。
その踊りの音楽をよく聞かないといけないし、
確実に 小道具を渡さないといけないから
責任重大
良い勉強ができた。
この間の芥川賞受賞した 今村夏子さん著「星の子」読了。
読みやすくて、ラストにむかって期待しながら
どんどん読み進めていけるが 読み終わってから
曖昧模糊の世界に 心がざわめいてしまうような小説だった。
主人公の女子中学生ちひろは、あやしい宗教を心から信じる両親に育てられた。
家庭がおかしいのか、まわりの世界がおかしいのか、
揺れ動いている。
ものすごく奇妙であやしい家族なんだけど、
ものすごく温かみがあって、心がつながっている家族。
何が正しくて 何が正しくないか わからなくなってくる。
今村夏子さんの小説は 面白い。
フツーの生活が描かれているのに
ものすごく不穏な風の吹き溜まりになっている感じ。