村上春樹の世界的ベストセラー「海辺のカフカ」。
同じく、世界的巨匠・演出家の蜷川幸雄がこの小説を
演出したお芝居を観に行った。
「ノルウェイの森」は映画化されたけれど、原作に忠実過ぎて
面白みがなかった。
そして、「ノルウェイの森」は、村上作品のなかでも
最も映像化しやすい小説だと思う
今回の「海辺のカフカ」は 演出するのは大変難しいと思う。
それを、天才的な蜷川さんが、どう演出するのか・・・
ものすごく楽しみにしていた。
4時間弱のお芝居だったけれど、あっという間に時間が過ぎて
文学界と演劇界の巨匠ふたりに感服・・感動・・・
「才能」というものの素晴らしさを体感した
実現不可能だといわれる、村上春樹の世界。
どうにか一番近いかたちで 演劇化したいと
100人程の一流スタッフが 一生懸命取り組まれた過程を想い
鳥肌がたつほど 感動した。
主演に柳楽優弥くん、図書館の佐伯さんに田中裕子さん、
同じく図書館の大島に長谷川博己さん
皆さん、演技力も素晴らしくて。
私も、生まれ変わったら、役者になりたいなあと思った。
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