石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

老親の家を片付ける 

2022-06-15 17:28:22 | マイ本棚

この間、阿部絢子さんの著作を読んで面白かったので

2冊目を読んでみた。

「老親の家を片付ける  ついでにわが家も片付ける」

阿部さんのご実家は新潟県、89才のお母さまが倒れて

慌てて東京から駆け付けたとき

実家がモノに溢れて大騒動になっていた。というできごとを

様々な考察で綴っておられる。

何故か、強烈に惹きつけられた本。

というのも、親のことでなく、自分のことで。

 

私の母は 几帳面で整理好きなので

早くから家の中を 隅々まで断捨離しているので

心配に及ばない。

阿部さんのように 東京と新潟に離れていて

実家が こんなにも雑多なモノであふれていたら

そりゃあ 大変だったろう。

何故 こんなことになってしまったかを

阿部さんは いろいろ考えて書いておられる。

そのすべてが 「なるほど~!!」と

膝打ちしたくなるような理論なのだ。

子育てで忙しかったころの「モノ」は

夫婦二人の生活になると 不要。

その年代で必要なモノと不要なモノが分かれるのだが

日々の雑事に追われていると

不要なモノを見極めて捨てる処分するという行為が

できない。時間もない。

いつか落ち着いたら片付けよう・・と思っても

その「いつか」は永久に来ない。

どんどん年齢を重ねると 今以上に億劫になり

体力も衰えて、ますます後回しになってしまう。

読み進めて、怖ろしくなってきた

 

とても示唆に富んだ一文があるので ご紹介。

 

片付けとは モノを片付けるということだけでなく、

今までの人生の「棚卸し」をし、

これからの人生の「仕込み」をすることである。

片付けは、残りの人生を大切に、悔いなく過ごすために

必要な手立てなのだ。

 

 

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