石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

3月花形歌舞伎

2010-03-08 22:20:22 | Weblog
啓蟄も過ぎたというのに
まるで冬に向かっているかのような風の冷たさ・・・

京都の寒さも格別だった~

先日、京都南座 花形歌舞伎へ

演目は双蝶々曲輪日記 角力場

曽根崎心中

連獅子




なかでも目玉は やっぱり曽根崎心中
「お初・徳兵衛」で有名な、近松門左衛門の心中物傑作。
坂田藤十郎のお孫さん、中村壱太郎さんが「お初」を初めて演じた。

成駒屋のお家芸ともいえる「曽根崎心中」は
坂田藤十郎さんが21歳のときにお初を演じて大喝采を浴びた。

そのお初を孫の壱太郎さんが19歳で演じるなんて
嬉しいことだろうなと思う。

とても若々しくておきゃんな壱太郎さんのお初
品があって魅力的だった。
相手役「徳兵衛」を務めるのは 父親の中村かんじゃくさん
父と息子で恋人役を演じるなんて どんな感覚なんだろうと
不思議に思ってしまう。

19歳といえば 私の娘(17歳)と同世代。
そんな方が 家の芸という重いものを背負って
健闘している姿は清清しかった

お父さんやおじいさん、まわりのいろいろな人々の支えで
これから一回りも二回りも大きく成長されることだろう。

娘や息子たちの年齢に近いひとたちが活躍している。 
新しい芽が 新しい時代に向かって伸びているようだ。

石川遼くん 浅田真央ちゃん 高木美保ちゃん
菊池雄星くん そして今日の中村壱太郎さん etc・・・

嬉しいようで でも、 
時代が変わるのがちょっぴり寂しいような。

自分の子供達が 時代の星たちと一緒に
希望をもって、新しい世界を生きていってほしい。
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雛祭り・香の会

2010-03-06 00:10:54 | Weblog
3月3日のお雛祭りに ちょうど東山寺の香の会が重なった。

いつもより少し趣向を凝らした香会をやってみた。



組香は複雑かつパズルのように楽しく面白い
三座源氏香
私の家から、お雛様とお内裏さまを持ってきて飾る。

手まり雛寿司と干菓子をいただいた。



参加してくださった方も22名と多くて
賑やかで華やかな会となった

昨年、とうとう出さずじまいになってしまった我が家のお雛様
今年は頑張って飾ってみた



出すのは億劫だけど いざ飾ってみると
お人形もお道具もとても可愛らしくて明るくて
じっと見入ってしまう
うちに女の子がいてくれてよかったと幸せな気分になる

長女の初節句に実家から贈ってもらった雛人形
考えてみれば もう17年も出したりしまったりしているんだ
これこそ、日本独特の文化だな~
我が家のお道具として 大切にしていきたい
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名家の逸品

2010-03-05 23:37:43 | Weblog
東京旅行で 歌舞伎と共に期待していたのは
ホテル・オークラでのチャリティーイベント展覧会
「名家の逸品 礼の家・宴の美」



誉れ高い名家には 長い歴史のなかで受け継がれてきた
数々の「名品・逸品」がある。
お祝いごとや季節行事には その貴重な品々を使って
大切なお客様を礼の心をもってもてなしてきた。

日本を代表する8つの名家の それぞれの
貴重なおもてなし道具が展示されていた。

三井家
三越の前身・三井住友銀行の前身を創業した江戸屈指の豪商

大倉家
越後出身の江戸豪商、大倉財閥はのちのホテルオークラを創設する。

前田家
加賀百万石の前田藩から 明治維新で侯爵となる

細川家
舞鶴田辺城の幽斉を始祖とし、代々文武両道に秀でた人物を
多く輩出した名家

近衛家
関白藤原忠通を始祖とする 五摂家のひとつ
文麿は内閣総理大臣を務めた

竹田家
明治天皇第6皇女のご結婚によって創立された宮家

松平家
高松を城地とし東讃岐12万石を治めた大名

鳩山家
ご存知、現総理大臣由紀夫氏の御家。
和夫氏より4代にわたって政治家を輩出する
現代史を彩る名家である。

どの御家も、さすがに素晴らしいものを持っていらっしゃる。
目を見張るような品の数々
なかでも私の興味をひいて 見に来てほんとによかった~
と感動したのはホテルオークラ創設者 大倉喜七郎夫人の品。

久美子夫人は 稀なる香人と讃えられ
香木や香道具の蒐集に尽力されたそうだ。

久美子夫人愛用の 嫁入り道具だった香道具
ほんとうに素晴らしくて感激した。

目にする機会が滅多にない貴重なものを
堪能できてラッキーだった
この展覧会、たったの5日間だけの開催だったのだ。
そんな短い期間に遭遇できたこと、嬉しく思う
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青山あたり

2010-03-05 23:18:53 | Weblog
府立高校入試 無事終わる。
過去問題と全く傾向が異なる問題ばかりで
大変難しかった・・・とションボリ気味の息子。
しかし、やれやれ終わってホッとした

遅ればせながら先週のお江戸見物記事をアップしよ

青山界隈をテクテクテクテク歩いた
大好きな林真理子さんのホームグラウンド南青山
どこかにマリコさん、歩いていないかなと期待できるのが刺激的だ

高級ブランドショップが立ち並ぶ
閑静で大人っぽい街並み、とっても素敵で好きになった~

安藤忠雄さん建築の表参道ヒルズをブラブラ



到着したのは 昨年全面リニューアルした
根津美術館

根津美術館



茶道具の名品、優れた東洋美術品のコレクションが展示されている。
2万平米もある広大な敷地に
日本庭園と近代的な美術館が融合している。
ここが東京・青山?と疑うような ゆったりと静かな空間

今、東京の美術館が次々とオープンし
人気スポットとなっている
一度行ってみたかった根津美術館に足を運ぶことができて
HAPPY

世界的に有名な建築家 隈 研吾さんが設計を担当されている。
この隈さんが 新しい歌舞伎座も設計なさっているそうだ。

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津波!

2010-03-05 00:10:02 | Weblog
もう・・クタクタ・・・

隣組組長・PTA本部役員・少女バレー父母会代表という
三重苦で溺れそうになっているところへ。

主人の伯母が亡くなったという急な訃報が入った。
両親が葬儀に参列できないため
私達夫婦が 通夜・葬儀とも参列することになった。
弟夫婦も急いで帰ってきてうちに泊まった。

そのバタバタのなか、従業員の方が急に会社を辞めることに。

本当に大きな津波に襲われたような2日間だった。

昨日 3月度お香の会
雛祭りとあって、大盛況となり面白い源氏香で遊んだ。
優雅な遊びをしながら、心のなかは
夜のお通夜と 弟夫婦たちの宿泊準備のことで頭がいっぱい

帰宅して着物を脱ぎ捨て 喪服を着てお通夜へ。
ひさしぶりの親戚と会うと話が弾む
家に帰ってからも 義弟夫婦と子供達と夜遅くまでお喋り
あさって、長男 高校受験なんですが・・・

今日は 午前中に退職手続きに奔走し
午後からお葬式・斎場・骨あげ・仕上げ
そして6時半から3時間、商工会議所のビジネスブログセミナーを受講

怒涛の2日間だった
先日の東京のことも お香の会も 参列したお葬式も
記事にしたいことがありすぎるのだけど
とにかく眠い
明日 息子の受験だし
おやすみなさい・・
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勘三郎。玉三郎。

2010-03-01 23:08:05 | Weblog
東銀座 歌舞伎座

戦後すぐに改修・再建された名建築。

昭和を代表する建築家、吉田五十六によって再建された
歌舞伎の殿堂は 50年以上のあいだ
和文化ファンの注目の的だった

数々の雑誌記事・エッセイ・小説などで登場してくる
銀座の歌舞伎座での歌舞伎鑑賞
私にとって最初で最後となった。



建物にもオーラというものがあるのだろうか?
堂々とした風格ある外観に魅せられた

中に入ると真紅のロビー
「昭和」の香りがプンプンする



劇場はとても広く感じた。
舞台の幅が非常に広い。

2月の演目は
壺坂霊験記
高杯
籠釣瓶花街酔醒


とってもわかりやすい演目で楽しかった

17代目中村勘三郎さんの23回忌追悼記念の演目だった。

勘三郎さんの素晴らしい演技
玉三郎さんの息を呑むほどの美しさ・・
歌舞伎の何ともいえない様式美と魅力にますますハマってしまう。

玉三郎さんの所作の美しさ
溜息が出るほど素敵で 女性として研究をしたいと思う。

美人は首が美しいというけれど
玉三郎さんも、首筋から肩にかけてのラインが
非常に綺麗で、うらやましい

いつも帰りの時間を気にしながら
歌舞伎を観ているので 今回、時間を気にせず楽しめることが
嬉しかった

ギリギリセーフで、現在の歌舞伎座を瞼にやきつけることができて
ほんとに幸せだった
3年後の新生・歌舞伎座にも大いに期待している。
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