ボランティアレポです。
31日に笠岡陸上競技場で開催された、なでしこリーグのFC吉備国大対仙台の試合で、OSS委員会としてボランティア参加してきました。10時集合という事で会場入り。設営作業まっただ中という感じですが、やはり大学チームであるためか来ているのは、女子学生さんかスーツ姿の大学職員さんばかり。でも、前に行った入替戦の時と比べたら、さすがなでしこリーグという事で全然様相が違っていました。やはりトップリーグになったという事ですね。
今回のOSS委員会の持ち場は、ホーム&アウェーゲートでのチケットもぎりやチラシ配り。総合受付。そして、外からタダで除く人がいるかもしれないという事で周辺の監視係です。
まずはみんなで総合受付のテント設営ですが、風が強くて大変でした。結局は屋根を取りました。次に、ピッチへ赴く。リーグスポンサーのピッチボードの位置を入れ替える作業。ピッチボードを動かすのは、OSS委員会がJFLまでのファジのボランティア参加していた時代以来で懐かしい。
担当場所は、樽部長とともにアウェーゲートです。最初は高梁日新高校女子サッカー部の5人の部員の子達と一緒だったのですが、後半から誰もいなくなって、大学職員さんと3人でゲートを守っていました。ベガサポさんとしばし交流が図れました。入場開始時間の少し前に大きな横断幕をゴル裏に張るという事で、立ち合いでついて行ったのですが、気が付いたら作業を少し手伝っていました(笑)。トップチームが前日の土曜日に試合があったという事で、大阪から連ちゃんで来られたサポさんもおられました。
そして、年配のご夫婦がベガルタのユニフォームをまとったワンちゃん2匹と登場。思わず写真を撮らせていただきました。何でも福島にお住いのベガサポさんで、後でくに氏に聞いたら有名なサポーター夫婦とか。福島からマイカーでアウェーにどこでも参戦されているとか。すごいです。
少し離れた位置にスタジアムグルメが出店しています。備中高梁B級グルメの「インディアントマト焼きそば」のブースがグレードアップしていて驚きました。他にも笠岡らーめん、備中牛バーガーと、やや小振りですが当ブログが「理想的なスタグル」と称するご当地グルメののれん街状態でした。その横には「吹屋ふるさと村 巡回ボンネットバス」が展示されていました。地域性がプンプンしていましたね。
そのまた横には、ゆるキャラが3体(というのかな)、ファン・サポーターに愛想を振りまいています。シャルムバージョンのうらっち(ももっちは来ていません)、吉備国際大学マスコットのキウイバード、高梁市マスコットのまつ姫です。
試合前には正面広場でストリートダンスのパフォーマンス、20分前には開幕セレモニーがピッチ上で行われていました。選手入場ですが、この日はケガのために、なでしこジャパンで「女の子走り」の鮫島選手は帯同していないとの事。ちょっと残念。
この日のメインスタンドは、チームスポンサーとリーグスポンサーのみの入場となり、一般の来場者は芝生席になっていて、「どうしてメインに行けないんだ?」とクレーム的に口に出す来場者の方もおられましたが、これはしょうがないです。クラブの運営方針ですので。
試合開始早々にスタジアムの中から「ゴ~ル!」というアナウンスが聞こえて、聞いてみると吉備国が早々に先制したと。その前の節でベルが負けている相手なので、勝って欲しいなと思っていました。
ハーフタイムでは「ミンティア」というグループのダンスパフォーマンスです。仙台が後半に追いつく。仙台も粘りを見せます。前半までは応援コールが仙台だけだったので、「何か寂しいなぁ」「ファジのJFL時代と逆状態だなぁ」と思っていたら、後半になって男子部員が到着したのか、ゴル裏から賑やかなチャントが聞こえてきました。やっぱこうこなくっちゃぁと。残念ながら結果は1-1のドローでした。勝てなかったですが、ホームのファン・サポーターはよくやったという明るい表情ばかり。
吉備国のイレブン達が「ご来場ありがとうございました」という巨大ダンマクを手に場内一周。学生さんらしく、吉備国らしい爽やかな光景です。ふと、神原で体から湯気を上げながら帰って行く車1台1台に頭を下げていた選手達を思い出しました。そのダンマクを持った選手達は最後は、正面ゲートから外へ出て、広場にいたファン・サポーターに挨拶。ファジで以前にボラで一緒だったという顔見知りの選手を見つけて、下委員長とY田女史がしばし歓談。他の会場では絶対に見られない光景でした。
その後は会場の撤収作業です。まずはピッチボードの撤収。こちらのピッチボードは、ファジでもベルでも観た事がないタイプで、鉄パイプを組んで横三角柱にしたものです。それを解体していきました。そして、重石となる水袋を本部に向かって持って運ぶが重い重い・・・ 次は人工芝の撤収。カンスタであればレイ、いや黄色い電気自動車や車輪のついた台車がやって来るのですが、ここにはそういうものはない。まずは人工芝を1枚ずつロール状に巻いていく。それを2台の普通台車で器用に載せて、倉庫まで運ぶ。倉庫では1枚1枚広げて保管場所に納めていく。この辺でふと思ったのが、サッカー部員なのか女子大生の子達のたくましさ。我々大人の男手でも重くてしんどい物をニコニコしながら運んでいく。最初は「何で?」と思いました。普段筋トレもやっているのかなと思うくらいに。
次は、テントの撤収です。黄色いジャージ姿の部員達が駆け寄ってきましたが、その中に見覚えのある選手がいました。何と、ヤングなでしこで活躍した西川選手です。男子選手なら今頃アイシングとかマッサージを受けている時間なのに、撤収作業を一緒にやってるなんて・・・と感動しました。みんなたくましいです。この子達にたっぷり元気をもらいました。
帰る前に歩いていると、監督さんがおられたので「お疲れ様でした」と挨拶させてもらう。いい感じの方でした。また、GMさんから名刺をいただき、挨拶していただきました。GMにもいろいろなタイプがあると思いますが、こちらのGMさんはファン・サポーターと距離の近い、きさくな印象を持ちました。これからもボラ等で顔を合わせるでしょうが、頑張って欲しいと思います。この日ベルはまたしても惜敗・・・ 早くトンネルを抜け出して欲しいです。