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盛り上げたい「2014 明治安田生命 J3リーグ」4

2014-01-31 00:01:23 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 今シーズンから新たに開幕するJ3リーグですが、何かと話題を提供しています。当ブログとしても、何とも面白い内容のリーグで、J3にまつわる情報もいろいろと耳にします。その中でまず出てきたのが、「リーグスポンサー」の導入です。一瞬、なでしこリーグの冠スポンサーが変更になったのかと思い、目をこすってみたら、J3リーグでした。
 明治安田生命は今年1月よりJリーグのトップパートナー及びJ3リーグのタイトルパートナーを締結されました。Jリーグの売上が増えるのはいいと思いますが、スポンサー名がリーグ名の前にあるのは何とも違和感がありますね。長くなでしこリーグが、MOCやプレナスといった冠スポンサーが付いており、あのイングランドプレミアリーグも実は「バークレー プレミアリーグ」が正式名称という事を考えると、冠スポンサーが付く事は喜ばしい事なのかもしれませんが、個人的には違和感ありありです。少し前に「スカパー! Jリーグ」という裏ニックネームも紹介した事がありますが、例えばチームネームスポンサーとかになると、例えば某黄色いチームで言うと「日立製作所 柏レイソル」になり、これってJリーグ開幕時に排除した企業名に戻ってきていないかい?と想像が膨らんでしまいました。つまり、20年前にクラブには企業名を排除して地域名を付けなさいと言っているリーグ本体が企業名を付けちゃっているという風に。
 やはり、最近のJリーグはおかしい行動が多いと思う。これも商業主義が強くなっている傾向なのかと。余りネガティブにとらえず、ポジティブにとらえるとリーグの収入が増えれば、プロ審判など環境整備が進むそうです。でも、やはり違和感があるなと。何年かしたら本当に「スカパー! Jリーグ」になっているかもしれませんね。
「2014 明治安田生命 J3リーグ」公式HP:http://www.j3league.jp/
             

 違和感と言えば、「『若手育成の場』」として語られるJ3 “U−22選抜チームありき”への違和感」というタイトルのコラムを目にして、読んでみると宇都宮氏のコラムでした。ちょっと紹介してみましょう。
【J3クラブはJクラブかそれ未満か?】
 発表されたJ3のロゴは、存のロゴからJリーグの「J」の部分を白黒反転して「3」をくっつけただけの、いささか「やっつけ感」が拭えないデザインにも失望。新しいロゴを作る事になった理由は、ある報道によると、J3も同じロゴにしてしまうと「希少性がなくなる」とJリーグ上層部が判断したからという事で、事実なら、J3クラブというものは「Jクラブ未満」という位置づけなのかと思われる。
 「J3クラブはJクラブなのか、それともJクラブ未満なのか」という質問の回答としては、「J3はJクラブであり、ロゴを区別した理由は、スポンサーの支援を受けやすい環境を模索した結果、J1・J2とは違った形のロゴに変えることで、支援を受けられるようになったということ」

【明らかになったリーグの概要】
・参加するのは11クラブとU-22選抜の12チーム
・リーグ戦は3回戦総当たりの33節(198試合)
・リーグ戦はホーム&アウエーで行われるが、U-22選抜はアウエーのみ
・リーグ戦は3月9日に開幕、11月23日に終了
・試合は90分で、勝敗が決しない場合は引き分け
・勝ち点は勝利3、引き分け1、敗戦0
・年間順位は勝ち点合計の多いチームを上位とする
・同勝ち点の場合は①得失点差、②総得点数、③当該チーム間の対戦成績、④反則ポイント、⑤抽選の順で決定
・試合エントリーは1チーム16名以内(外国籍選手は2名まで。ただしJリーグ提携国=タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアの国籍を有する選手は1名に限り追加エントリーが可能)
・試合中の選手交代は5名以内
・警告累積が4回に達した場合、直近の試合が出場停止となる
・表彰は1位が賞金500万円とJリーグ杯、2位が賞金250万

【“U-22選抜ありき”でいいのか?】
 J3リーグ創設の流れが“U-22選抜ありき”で進んでいるように見える。J3リーグのレギュレーションの中の、「試合中の選手交代は5名以内」という不自然なルールが存在する事に違和感を覚える。上位リーグは3名以内なのに、なぜ3部リーグでは「5名以内」なのか? これはもしかして、U-22選抜に配慮したルールなのではないか? 
 そもそも新リーグ創設に際しては、参加するクラブが決まる前に、J3リーグの枠組みやレギュレーションが決まってしまったために、参加するクラブの意向が反映される余地は無し。しかもJFAの肝いりで参加するU−22選抜の参戦についても、仕方がない話なのかもしれないがだが、設立までのプロセスがフェアであったとも言い難い。
 リオ五輪に向けて、若手の出場機会を増やすことの重要性は認めるが、そのため「だけ」にJ3が存在するのではない事を改めて強調したい。主役はあくまでもJ2昇格を目指す11クラブであり、U-22選抜チームは、特例的な「脇役」と認識するほうが、リーグとしては健全と思われる。いびつな形になったが、J3リーグ1期生の各「Jクラブ」には、新たに誕生したリーグを大いに盛り上げてほしいと切に願う次第。
スポナビコラム該当記事:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/sports/soccer/jleague/2014/columndtl/201401300002-spnavi

 なるほど、「2014 明治安田生命 J3リーグ」(長いね)は、U-22選抜ありきという側面もあったのかと改めて認識しました。Jリーグは将来的に日本全国に100のクラブを作る構想を持っているようですが、とりあえずは何年かかけて「2014 明治安田生命 J3リーグ」のチーム数を20近くまで増やそうとするでしょう。それでJリーグのピラミッドは60。1カテゴリが20を目安とすると、この調子でJ5まで作っていく事になります。その頃には5カテゴリにすべてリーグスポンサー名がつき、すべて2ステージ制で運営されているのかもしれません。その時はプロリーグとアマチュアリーグの境界線はどこに引かれているのでしょうか。その時に100のクラブは本当に「地域の宝」になっているのでしょうか。
 Jリーグでの100クラブ構想を初めて耳にした時は、素晴らしい構想だ。さすがJリーグ100年構想と思いましたが、昨今のJリーグの動向を目にしていると具体的に口にしませんが、首をかしげる事が増えてきました。あくまで自分に向けた話ですが、仕事関係で「お客様本位」という言葉が好きですが、売上に目がくらんで「自分達本位」の対応にならないように気を付けようと思い直した今日この頃でした。今日はいい記事だったなぁ・・・
J3リーグ関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130107
   〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131121

コメント (4)
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