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優勝の味26

2015-11-26 01:06:46 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日の22日にJ1後期首位(優勝)と、年間勝ち点1位を広島さんが決めました。おめでとうございます。当ブログ的には、浦和さんが完全優勝して2ステージ制不要論を地固めして欲しかったのですが、結果が決まってしまったものはしょうがない。いろいろと今回の広島さんの優勝について調べてみましたが、なかなか無かったです。これも最近何度かある光景なので話ネタがないのか。ただ、やっと「サッカーキング・オピニオン」というサイトに、広島さんの話題を見つけました。以下、抜粋して紹介。
    
「【祝!第2S優勝&年間1位】サンフレッチェ広島の"失う事から始まる強化策"」
 J1広島が第2S優勝&年間1位。最多得点・最少失点・フェアプレー4連覇も達成。広島の年間勝点1位は'12年に森保監督が就任してから4年間で3度目。年間34試合で73得点と30失点はリーグ最多得点・最少失点。更にJ1が18チーム制のホーム&アウェイ戦による年間総当たり2回戦制度になった'05年以降の年間勝点では史上最高となる74ポイントという記録。その上で、森保監督体制になってからはフェアプレーランキングでも4年連覇を達し、文句のつけようのないない成績以上のプレー内容と戦い方による最良のプレーイメージ。
【主力選手の度重なる流出、名将との別れ、資本金の大幅減資、”失って始まる強化策”】
 '12年のリーグ優勝時も現在のように主力選手が退団し続けており、ある識者からは降格候補にも挙げられる程。クラブは6年指揮を執ったペトロヴィッチ監督との契約延長を断念し、チーム最多得点を挙げていた当時の日本代表FW李忠成(現・浦和)もイングランドのサウサンプトンへ海外移籍して退団。さらに、チーム生え抜きのレジェンドである服部公太(元岡山)選手や盛田選手などベテラン選手との契約も延長できなかった状態。
 '12年から導入するクラブライセンス制度により、広島は財務健全化のため、苦肉の策となる資本金の減資手続きを実施。過去19年で20億円を超える累積赤字があったため、クラブの資本金21億円の99%を累積赤字解消にあてた広島の資本金は21億1005万円から2億2030万500円に大幅に減資。そもそも、この減資手続きが行わる以前の'09年オフに柏木選手、'10年オフに槙野選手など、主力選手の流出が持続。'11年の李選手に続き、'12年オフには森脇選手、'13年オフには西川選手、昨年オフには高萩、石原、ファン・ソッコ3選手まで引き抜かれていた状態。
【森保監督の就任がさらなる転機に。外国籍監督が残したモノを”日本的解釈”して踏襲】
 森保監督はそれまで新潟のコーチとして2年間をアルビレックス新潟で千葉選手引き抜いたように、現場とフロントがより一層一体となったピンポイント補強で的確なチーム編成網を敷いる事に成功。加えて、ペトロヴィッチ監督は長期政権で自ら育てた選手を重用する傾向があった部分も解消。
 森保監督はスタイルの継承は前提として、”日本的解釈(Jリーグ的解釈)”した事で足りない部分を注入し、。これまでは外国人監督が多かったクラブに、彼等が残して行ったモノを全て踏襲。
 この「失って始まる強化策」はクラブ独自の戦術やシステムに若手選手を慣れさせた上で、彼等を大胆に起用できる下地に。下部組織出身かどうかに関わらず、チーム生え抜きの選手が多いのが広島の特徴。そして、広島独自のチーム戦術へのフィットは難解ながらも、その「適応期間」を設ける事で彼等のポジションの先輩選手の退団を前提に備えるよう調整。
 今季で言えば、佐藤選手がほとんどの試合で60分前後で交代し、残り30分前後を浅野選手が出場するという「シェア起用」は森保監督やクラブが知恵を振り絞った大胆策。チームにとっては世代交代の布石と適材適所の起用を並行する強化となり、相手チームにとっても最大の脅威になる効率的なもの。
【「”キング・オブ・ローカル”の歴史」をお楽しみに!】
 リーグ連覇を果たしても主力選手が国内外のクラブに「ステップアップ」移籍で流出してしまうような制約のあるクラブが4年間で3度も年間最多勝点を獲得しているのはJリーグ全体としての見解に置いては、2ステージ制の是非以上に決して健全とは言えない。しかし、有力選手の海外移籍が続く流れは止められないJリーグ全体の未来発展のための模範解答にはなるのではないか。また、周囲に1時間圏内の新幹線移動で済むJ1クラブが存在しない地方クラブの代表として、サポーターが掲げる横断幕「キング・オブ・ローカル」の意味も含めて、サンフレッチェ優勝の意味は大きい。

 という内容でした。確かに広島さんは何年か前に、主力選手がどんどん移籍し、監督まで移籍し、気が付いたら「サンフレッズ」と揶揄されるように、J1浦和に広島勢力が集中したのは余り良くない事でした。これだけ広島から獲り続けても、近シーズンも広島さんに抜かれるのはどうなんでしょうか。
 後期優勝が決まった時に松井広島市長も湯崎県知事もいなかった事は、栄光の裏に隠れているお家事情を象徴していると思います。「キング・オブ・ローカルというフレーズいいですね。
 これで、CSの顔ぶれが決まりました。ガンバさんと浦和さんの勝者とホーム&アウェーでの決勝戦が行われます。このCSで仮にガンバさんが下剋上で年間王者になったらまたおかしい事になり、CS撤廃論が大きくなることでしょう。
 ともあれ、中国地方のクラブが栄冠に輝くのは誇らしい事です。よくよく考えてみたら、J2先輩クラブと岡山で、中四国のJ2クラブでプレーオフに出場した事がないのが岡山だけになってしまいましたね。
サッカーキング・オピニオン該当ページ:https://opinion.sk/article/15545
J1広島関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150823
  〃     ⑫:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150219
  〃     ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141220
  〃      ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140710
  〃      ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140125
  〃      ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130921
  〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130129
  〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111023
  〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090412
  〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070805
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  〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205

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