J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

他スポーツの話題・事例33

2016-06-15 00:01:09 | スポーツ文化・その他

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 女子バレー全日本が先日、世界最終予選でリオ五輪出場を決めました。男子は残念でした。全日本女子チーム(火の鳥ニッポン)には、最終予選では岡山から宮下、山口、丸山の3選手が出場し、TV中継でそれぞれ活躍していた姿を観ました。特に運命のタイ戦では、周りの多くの人がTV観戦していたそうで、関心の高さを感じました。最近、ネットのコラムで興味深いものを見かけました。以下、抜粋して紹介。
     
【女子バレー「日本を特別扱い」の理由はやっぱりジャパンマネー:女性自身】
「女子バレー会場では、画面に選手の名前が映し出され、観客のコールを先導。組織的な応援も日本の武器になっている。タイチームにとってアンフェア」と試合後、タイの監督のコメント。
 先日のリオ五輪世界最終予選兼アジア予選のタイ戦のジャッジが、物議を醸しているとか。タイがアンフェアと思うのも無理はないという見方もあるが、なぜ、日本は優遇されるのか。
「観客動員も見込め、大会場で開催できるのは日本ぐらい。しかも日本のTV局は、世界と比べても高額の放映権料を払っている。国際バレーボール連盟(FIVB)は、日本に敗退してもらっては困るはず」とスポーツジャーナリストのコメント。
 FIVBの収入の6~8割が、日本からのスポンサー料とテレビ放映権と言われており、ジャパンマネーに加え、故・松平康隆日本バレーボール協会会長の存在も影響。'08年に退任したFIVBのルーベン・アコスタ会長とは、長年にわたる蜜月関係。アコスタ会長は、日本開催の国際大会のたびに来日。日本協会負担で、リムジン、一流ホテルのスイートルームを用意。テクニカルタイムアウトの時間や、第2、第3セットの間の休憩時間が日本の試合だけ長くなる特別ルールは、アコスタ時代に誕生。
 日本は世代交代の最中で、チーム力は銅メダルを獲ったロンドン五輪時より落ちていると言われ、これほどのホームでも、スッキリとは勝ちきれず、実力のほどが割れた。今大会の結果を受け、日本はリオ五輪1次リーグで、ブラジルと同じ組に入ることが決定。五輪本番はアウェーの洗礼を受ける事になると締めくくっています。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/11560546/

 確かに、今まで全日本の試合を観てきて、どうして日本開催が多いんだろ、どうしていつも、日本は弱い国から強い国へというマッチメイクができるんだろと不思議に思っていました。なるほど、ジャパンマネーだったのですね。いくらか謎が解けました。ただ、それだけでもないとも思いました。確かに女子のタイ戦は見方を変えたらそう見えたかもしれませんが、男子はどうでしょう。あっという間に惨敗しました。なので、いくらかは記事にあるような事が作用しているのかもしれませんが、五輪出場はやはり実力で勝ち取ったものだと。ジャパンマネーとありましたが、今やACLでは中国マネーや中東マネーが席巻しているため、どこまでジャパンマネーが幅を利かせているのだろうかと。ヤフーコラムにリオまでの課題というテーマで書かれていました。以下、抜粋して紹介。

【五輪で輝くために 女子バレー リオまでの課題】
 今回の女子リオ五輪世界最終予選兼アジア予選で、日本は苦戦を重ね、辛くも本戦出場を勝ち取ったが、悪い部分だけではなく、光った部分はディフェンス力の高さ。
〔際立っていた日本の守備力〕
 バレーボールにおけるディフェンスとは、ブロックとディグ(スパイクレシーブ)。今大会での日本のディグは好成績。全7試合で、日本は832本のスパイクを受けたが、直接決められたのはわずか121。相手が日本にスパイクを打って得点を奪える可能性はわずか14.5%のみ。他国の比較数値は以下のとおり。
ドミニカ:15.2%、タイ:16.3%、韓国:16.4%、オランダ:16.8%、ペルー:18%、イタリア:19.2%、カザフスタン:21%
 これだけでディフェンス力は計れないが、それでも、やはり日本のディフェンス力、特にディグには1歩抜けていた状況。
〔イタリア戦での手応え〕
 顕著に表れていたのがイタリア戦。スタメン平均身長はイタリアが18.5cmに対して、日本は181.5だったが、日本は142本のスパイクを受け、決められたのは23本のみ。外国人は長いラリーになるとイライラするし、息も上がるし、ミスも出るという事で、守備こそが高さと攻撃力で世界の強豪に劣る日本が見いだす活路。
〔さらに生かすために〕
 このディグ力をさらに生かすために必要なものはサーブ。サーブで相手のレセプション(サーブレシーブ)を崩すことで、相手の攻撃の選択肢が減少。それで、日本のブロッカーがマークを絞りやすくなり、1人のアタッカーに対して複数人でブロックが可能に。相手がスパイクを打てるコースは限定され、ワンタッチも取りやすくなれば、日本の持ち味のディグがさらに生きる。実際に、イタリア戦ではイタリアは99本のサーブを受けて、セッターの1.5m以内に返球できたのは36本のみ。サーブで攻められれば、日本の守備力を存分に発揮。
 昨年のW杯では、ベストサーバー部門のトップ10に、長岡選手(2位)、古賀選手(4位)、宮下選手(5位)の3人がランクインしたが、今回は誰もランクインせず。どの対戦国も日本のサーブが研究されたのが今大会で苦戦した要因の一つ。
 リオ五輪で好成績を残すための「四つの世界一」方策はサーブ、レセプション、ディグ、ミスの少なさ。レセプションとディグは、この大会で全チーム中トップの成績であり、あとはサーブ。日本のずばぬけたディグを生かすために、サーブをさらに磨き上げるべきと締めくくっています。
ヤフーコラム該当記事:http://bylines.news.yahoo.co.jp/karayamasaki/20160526-00058093/

 守備力ですね。あとはサーブという事ですが、確かに最近の日本の試合ではサービスエースとか、相手が打ち損じるというシーンが少なくなりました。それだけ研究されたのかもしれません。4つの世界一いいですね。特にミスの少なさは必須です。サッカーでもどのスポーツでも、ミスプレーが目につくチームは決して勝ち上がれません。リオ本番ではぜひ、ミスの無い戦いっぷりを見せて、メダルを取って欲しいです。
 今はワールドグランプリ・予選ラウンドが行われており、第1週リオ大会最終日が日曜日にあり、日本は1勝2敗で終わっています。最後のイタリア戦は、岡山から丸山選手は全セット、宮下選手は第2.4セットに出場。全日本は次週に予選ラウンド第2週がロングビーチ大会(アメリカ)に出場するそうです。その後、 ワールドグランプリ・予選ラウンド京都とタイでありますが、この大会はTV中継が無いのが残念。どこかでやらないかなぁ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする