J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

湘南ベルマーレの事例53

2016-06-24 00:01:37 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 当ブログでの先進Jクラブ(事例紹介が特に多い)3巨頭のうちの一つ、湘南さんです。今回の事例で感じたのは、優れたクラブはアイディア面は一つ抜きんでて優れている点。他の2クラブ(J1ですが)もそうですが、適度なタイミングでいい事例が湧き出てくるイメージ。今回の湘南さんの事例はクラブ主催ではありまぜんが、まあ一緒でしょう。クラブがこういう分野に積極的だから地域が影響を受けるし、学生などが提案してもクラブが却下するなど、出ないところは地域からも出ないと思っているので。以下、抜粋して紹介。
     
【BENTOプロジェクト「できるを集める!」】
 ホーム仙台戦(5/21)は産業能率大学スペシャルデーとして開催。「できる人が、できる時に、できる事をして、そのできるを集めて支援する」をコンセプトに総勢14軒の飲食関係メンバーやサポーターの協力の下、産業能率大学による短期決戦型のプロジェクトが始動。みんなでアイデアを出し、それぞれの飲食メンバーが作った料理をマスに詰め込んだコラボ弁当を、学生が販売。
 弁当は限定200個(2,000円、税込)で、売上の必要経費を除いた全額を支援金に活用。支援先は深刻な被害を受け今年は田植えが出来ないであろう、熊本市東区の秋津営農組合を予定し、現地の農業支援のために活用。数量に限りがため、予約制にて販売。「お弁当を買う」という「できる」という形で支援を実施。
〔予約受付店舗〕
 「季節料理 車屋」「ビスキュイテリ マ・コピーヌ」「タイ料理 リム ロス タイ」「アッシュ×エム」
〔今回の協力メンバー〕
・企画・運営: 産能大学 松岡教授及びゼミの学生
・飲食メンバー:
 「あずまし亭」「季節料理 車屋」「ビストロ ル フュージュ」「肉の虎屋」「カンティーヌ マシュー」「デスチャー」「平塚バルソーレ」「サンミッシェル」「リムロスタイ」「大磯野菜工房」「平野食品」「マ・コピーヌ」「オンダ」「アッシュ×エム」
・食材提供: 横田園芸
・パッケージデザイン: 岡田氏
※他にもたくさんのサポーターの協力で本プロジェクトを実施。
J1湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/147834
同プロジェクト公式FBページ:https://www.facebook.com/BENTO-プロジェクト-できるを集める-268968706781442/?pnref=story
    
 という内容でした。地元のマスメディアでも「コラボ弁当で被災地支援 地元飲食店と産能大が販売」と紹介されていました。商業的なニュースはマスコミは見向きもしませんが、こういう公益的なニュースはすぐにマスコミは取り上げます。売上・利益主義のところがあれば、実は普段地元マスコミには余り取り上げられていないのではないかと。よそを知らないからわからないだけで、よそをリスペクトすると痛いくらいに違いがよくわかるかも。以下、抜粋して紹介。

【タウンニュース平塚版】
 熊本地震で被害を受けた農業関係者を支援しようと、湘南地域の飲食店経営者と産業能率大が共同で、BENTOプロジェクト「できるを集める!」を企画。J1湘南のホーム仙台戦(5/21)当日に「湘南コラボ弁当」(仮称)を販売し、売上金の一部を義援金に充てる取り組み。
 この企画は、フレンチレストランH×M(夕陽ヶ丘)の相山オーナーが発起人で、同大学情報マネジメント学部の松岡教授に話を持ちかけて実現。市内外7社の飲食店と精肉店、生産農家、同大学松岡ゼミの学生40人が名を連ね、「できる人が、できるときに、できることを!」をテーマとして実施。
 被災後、水不足で田植えを控える農家の現状を知った松岡教授から、熊本市東区秋津地域の秋津営農組合への支援を提案。また当日販売する弁当メニューについて、「地域の特色を盛り込んでみたら」「熊本の食材を使用できないか」など、活発に意見交換。フレンチやイタリアン、日本料理などのシェフや板前がメニューづくりから仕入れ、調理を協力して担当。
タウンニュース平塚版該当記事:http://www.townnews.co.jp/0605/i/2016/05/12/331814.html

 この弁当は、湘南の食材と熊本のお米を使った内容で、熊本県産米「森のくまさん」のおにぎりのほか、ソーセージなど10種類以上の総菜がぎっしり詰まっているとか。グループの思いを込めたハート形の手作りクッキーも詰め込んだとか。クラブが素晴らしいから、そのホームタウンも素晴らしいという事です。次に前にも紹介したかもしれませんが、これまた商業主義のところにはできない活動です。まさに地域に根を張るもの。根が張れていないところは、経営数値だけに自信があっても、何かトラブルが起こったら、地域ではそれほど支援せず、あっという間に倒れてしまうだけ。以下、抜粋して紹介。
            
【平塚市地域作業所連絡会との交流】
 日頃より、J1湘南と交流のある平塚市地域作業所連絡会主催の「夏の製品展示即売会」が6月30日(木)と7月1日(金)の2日間、平塚市役所にて開催。開催日の中の6月30日(金)14:30~15:00の時間内で曺監督のサイン会を実施。展示即売会開催期間中はベルマーレグッズの販売も開催。
 作業所でみんなで手作りで製作したキーホルダー・草木染め・キャンドル・焼き立てのパン・クッキー等、様々な商品が展示即売され、ベルマーレグッズも一部販売。
J1湘南公式HP該当ページ:http://www.bellmare.co.jp/150326

 さすがです。昨年は選手が3人駆けつけているようですね。改めて湘南さんの公式HPを観てみました。以前のJ1柏も同様な状態ですが、表示されたページに並んだニュース情報の中に、グッズの販売開始とか商業的な情報が一つも無かったですね。確かに営利活動も大事ですが、それが露骨に露出される事例と比べて、イメージが上なのは当たり前の事だし、長い目で見ると前者の方がスポーツ文化として百年続くと思います。自分に財布ばかり目が行くのか、財布に目を向けるのは後回しなのかというところでしょうか。読者の方々の地元クラブはいかがでしょうか。
J1湘南関連:5554535251504948474645444342414039383736353433323130292827262524232221

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