イベント参加レポです。
先日、岡山ドームで開催されたファジのファン感謝デーに参加してきました。(山陽新聞動画)思えば、元々選手とは距離が遠いはお堅い「シーズン報告会」が長かったですが、ここ数年ファン感に装いを変えてからいいイベントになりました。北長瀬駅から降り立つと、吉備ファジ会のO畑夫妻と遭遇、そのまま一緒に会場に向かいました。スケジュールがずっとびっしりと聞いていた施設、今回やっと取れたのですね。オレンジホールも良かったですが、今思えばやはり狭苦しかったですね。早くも会場が見えてきました。ビブスを付けたFSSのメンバーが何人もいます(参加しなくてごめんなさい)。シマカズ氏や西氏の姿が見えないので、メールしてみると、「今日はCスタでキッズサッカーです」と返信来る。そうだった、今日はOSS委員会のボラもあるんだっけと(参加しなくてごめんなさい)。去年、ファン感に行けなかった分、楽しみにして来た自分がいました。
岡山ドームの中に入場。やはり広い。ただ、外のエリアは狭い。並ぶ列でごった返していました。今朝の山陽新聞によると、この日3,100人の入場者で過去最高とか。いろいろな方に会いましたが、そのままO畑夫妻と一緒に座り位置キープ。オレンジホールの時と違って、ずっと定位置でした。ステージ前には、コンサートか何かのような謎の長くせり出したミニステージ・・・ 今回の内容は選手トークショー、選手による出し物、もちつき等お店支援、サイン会の4部構成でした。2年前と比べて全体的に構造がシンプルになった印象を持ちましたが、なぜシンプルになったのかは後半わかりました(笑)。
時間が来て開会。MCは今年もスタジアムDJのダイナマイト石村氏。大勢の選手達が登壇しました。よこでゲート10のサポーター達がコールする。すごい音や声が反響しながら響き渡りました。ネクストが今年解散するので、来年のファン感は今年と比べて、少しすっきりするだろうなと思いながら、ステージに目をやる。まずは木村社長の挨拶、長澤監督と続き、松原選手会長の「キックオフ!」の掛け声でスタート。ちょっと場内を移動しましたが、すぐにトークショーが始まるという事で、固定席に戻る。
出てきたのは澤口、矢島、豊川、岩政の5選手。とにかく誰も知らない裏話を引きずり出そうとダイナさんが頑張っていました。いじられネタで出てくる名前が、篠原選手と藤本選手。感想はこういう豪華な顔ぶれのトークショーが今年で最後というのは残念という思いと、まるで都会の会場で聞いているようなトークの空気。そして、矢島選手のトークの上手さ。場馴れしているのか、上手さが飛び抜けていましたね。途中、O畑氏と「まるで槙野選手がしゃべっているみたい」と。もし、浦和さんやガンバさんに行ったら、更に上手さが光るトークになっちゃうんだろなと思う。
2組目のトークショーは、竹田、加地、赤嶺、篠原の4人。こっちが昔から目にするファジのトークショーかな。全体的にそうですが、竹田選手が一番岡山らしいキャラと思っています。今回退団する選手が移動している時に、「お疲れ様でした」と一声かけてみようかと思っていましたが、すぐに2回目のトークショーが始まるという事で席に戻る。結局、余りうろうろしなかったなぁ。
少しうろついていると、早くも「選手の出し物」が始まる時間が来る。「選手の皆さん、出し物が始まるので戻ってください」というアナウンス。ステージに置かれたホワイトボードがひっくり返されて、出し物メニューが表示されてどっと笑いが起こる。名前だけでうけるって、加地選手のクオリティがかなり上がりましたね。それは「岡山ガールズコレクション」(笑)。すぐイメージが湧く企画ですが、一同受けました。だからせり出しているんだなと納得。
最初に出てきたのはやはり岩政主将。その時はよくわからなかったですが、写真で確認すると、モンローなんですね(笑)。しゃべりは無かったですがインパクト強かったです。後はいろいろと出ていましたが、中身が誰なのかわからないパターンも多かったですが、面白かったです。
その次は「笑点」。昨年に続いて、竹田選手が司会役。伊藤選手が座布団役でしたが、ちょこちょこ面白コメントを発していました。登場したのは、赤嶺、藤本、久木田、椎名と田中宏の選手達。「絶対に売れないファジグッズ」などのテーマで、ひげとかヘアースタイルとか毛関連のネタが多かったですね。渡邊選手のひげを使った歯ブラシ?とか。最後に久木田選手の伴奏つき「そんなの関係ねえ」が出ました。
その次は、トークショー「喋って喋って どすこいドスコイ ファジアーノ岡山」。大勢出てきました。MCは加地選手。矢島、近藤、秋吉、田中、松原、片山、渡辺などの選手達。そして長澤監督(役の豊川選手)。クリスマスでデコレーションされたステージ。後ろにはトナカイ役がいる。加地選手と助手役の三村選手により、選手達をいじくりまくります。ファッションネタとかあり、女性来場者にステージに上がってもらい、プレゼントの渡し方とかをやっていましたが、片山選手はロングスローで渡していました。一番いじられたのは秋吉選手。いつもやるシャンプーを実演していたら、時間が来て終了。頭が泡立ったままお開きでした。これで所用時間に1時間をやや過ぎた辺り。
O畑氏と「長かったけど面白かったですね」と話していると、4番目が始まりました。松原選手の「物まねプロレス」で、松原選手の引退試合だそうです。相手は田中宏選手、レフェリーはまたしても長澤監督(役の豊川選手)。これは新鮮でしたね。ああいう出し物は素人のサラリーマンの宴会芸でも使えるかも。昔いたミンキュン選手が走るマネとか、マニアックなものもありました。退団挨拶の後に、選手がみんな登壇して、松原選手が「胴上げしてくれよ」オーラを発していると、何とそのまま岩政選手の胴上げ。これは選手達が演出した心づくしの送別会になりました。岩政主将も感無量でしょう。これで30分オーバーでした。こうこなくっちゃ。
最後に選手達が全員登壇して終了セレモニーです。選手を代表して岩政主将が挨拶。前半はチームとしての挨拶。後半は自分の退団挨拶(山陽新聞動画)になりましたが、どうやら一涙流れたそうです。見えなかったけど。岩政選手らしい実直な挨拶ですべて終了しました。
当ブログでは、何年か前に理想的なファン感は、選手と一緒の運動会と言っていましたが、こういう選手主導のおもてなしメニューづくしもいいなぁと思いました。来場者は直接選手と触れ合えなくても、十分に選手の「馴染み」を吸収して帰れました。この日の成功は本当に加地選手の殊勲ですね。前の日にステージの下見に来ているとか。ぜひ来年もやって欲しいですね。選手を引退しても、ぜひ宴会担当スタッフで岡山に残って欲しいです。
最後に一つ思ったのは、いつもそうですが退団選手の挨拶の機会を与えていない事。松原選手もイベントの流れで、岩政選手は閉会挨拶の中でやらざるを得ない、可哀そうな状況に見えました。こういう所はどこら辺りで決まっているのかといつも思います。正直、よそのクラブはちゃんと退団挨拶を行うシーンがあります。川崎さんは何と、サポーター?による送別会も開催されているとか。ネクストが無くなって、選手数も減る訳ですから、次回はきちんと挨拶させてあげて欲しいですね。岩政選手は鹿島を退団した時には、盛大な形になっていました(まあ、表明時期が違いますが)。J2岡山は他にもそういう細かい部分で気になるシーンが見受けられます。モノカネだけでなく、もっとヒト(選手の尊重も)の部分の付加価値を高める努力をして欲しいですね。 ネガティブで申し訳ありません。
帰りがけに、このブログの開始時期の語る会メンバーであり、今は「声」でご活躍のN氏と再会。大阪にも参戦されたそうで、「J1に上がったら、食事をご一緒したいと思っていました」と言っていただけました。でも・・・ちょっと感覚の違いを感じる。当ブログとしては単なるJ1昇格ではだめでしょと。一度上がったはいいが、大分さんや今年の山形さんみたいになっては無意味。J1に定着し、地域に根差した地域の宝の公共財になって、初めて昔の仲間とJリーグ入りを目指していた頃を懐かしみたいかなと。 サッカーの世界に上限はありません。J1昇格からACL、3大タイトル、FCWCといくらでも上がありますから。そのためにも、あくまで個人的な価値観ですが、まずはJ1にふさわしいクラブになって欲しいですね。また、それは何かについて紹介していきます。皆様お疲れ様でした。これで今シーズンは終わりなのかな・・・