リスペクト(事例紹介)コラムです。
昨日、いい情報を知りました。J2岡山からの岡山市内全小学校へ全選手による学校訪問を行うというニュースです。いわゆる選手による学校訪問ですが、大規模ですね。マスコミでもかなり盛り上がる事でしょう。まずは、クラブ公式HPの引用からの紹介。画像はフロントツイッターから、使わせていただきました。
【ファジアーノ岡山初事業「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」】
「このたび、ファジアーノ岡山の理念『子どもたちに夢を!』の具体的な活動指針である『最高の選手と子どもたちが仲間になる』を具現化する試みとして、初めて岡山市内の全小学校で選手と児童が触れ合うことを目指す事業を開始いたします。
これに伴い、岡山市内の93校(分校を除く)すべての小学校を直接クラブの担当者が訪問した結果、今年度の実施校は62校となりました。全選手による訪問は、9月27日より開始し、3日間に亘って実施いたします。
本事業は継続事業として来年度以降も取り組み、選手が毎年訪問することで、まずは岡山市内の小学校に通う全児童と触れ合うことを目指すとともに、今後岡山市内だけでなく、選手が岡山県全域の子どもたちと触れ合う事業の展開を目指してまいります。」
引用:J2岡山公式HP
この話は夏頃に噂として耳に入っていて、いつ発表になるのかなと思っていました。素晴らしい事だと思います。当ブログでは以前に、J2岡山はいい事業ほど単発事業になる事が多いと書いていましたが、今回の記事を読むと、継続事業として今後も取り組むとありますね。いろいろあるでしょうが、1年でも長く、できれば未来永劫継続され、J2岡山を代表する貢献事業として続けて欲しいと思います。
フロントM井氏の「『岡山で育ったら、一度はファジアーノの選手と触れ合ったことがある』そんな環境をつくることを目指して、この事業を始めます」というセリフをどこかで見かけました。フロントの中でも多い人数の中、温度差があると思います。ネガティブな意見に負けずに続けて欲しいです。
選手によるこうした活動は、選手契約にどう盛り込むかが大きく関係していると思います。初期の頃は確かそういう契約ではなかったと聞いた覚えがありますが、鈴木GMに替わってかな。J1川崎では当初からそういう契約になっており、選手による多くの貢献活動が常態化して実施されています。昔、語る会で「川崎になるのは無理でしょ」という声を聞いた事がありますが、今やJ1からJ3まで、どこも積極的にやっています。山口さんは各市町村に担当選手まで置いています。
「今後岡山市内だけでなく、選手が岡山県全域の子どもたちと触れ合う事業の展開を目指してまいります」とありますが、素晴らしい計画です。来季以降は岡山市以外の市町も回るそうですが、地元のローカルマスコミにもしっかりPRして欲しいですね。特に県北など郊外の市町は地元CATVやタウン誌が重要なメディアです。しっかり露出できれば、県内全体への「馴染み度」もかなり浸透すると思います。
そういえば今日からスタートでした。夕方のNHKで「ファジ選手による学校訪問」というニュースで出ていました。でも、貢献活動が日常化していればニュースにもならなかったので、やはり岡山ではまだNHKのニュースで取り上げられるような珍しい活動なのかもしれません。
こういう素晴らしい初事業が始まったのに贅沢な希望になりますが、ぜひもっと世間に情報開示して欲しいですね。よく「公表しないだけで、普段ある程度やっているから」という言い方が一般的にあるかもしれませんが、当ブログの論調としては、「貢献活動は情報開示してこそ活動。公表しないのはやってないのと同じ」という考え方があります。何のために、どっちを向いてやるかだと思います。社会貢献活動は社会のために、地域貢献活動は地域のためにやるのであって、社会や地域に知ってもらうのも大きな目的のはず。謝金や有力者の依頼のためにやるというのはちょっと違う価値観だと思います。J2岡山は前者だと信じていますが・・・
そういう活動の情報開示が、各Jクラブの公式HP「ホームタウン」ページです。で、J2岡山を観て見たら、やはり2013年で止まったままでした。たまたま更新されなかったからと信じたいですね。ホームタウンページについては当ブログでも、以前の記事で紹介しております。2年前なので、リンク切れはお許し下さい。
カッコいい単独事業名(活動テーマ)がついている山雅さんや、湘南さんが理想ですが、その域に達しなくても、2013年からもう一歩進んで欲しいです。とにもかくにも、「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」来週も再来週も頑張って下さい。県内の全県民と全小学生が期待しています。3回終わった後に、もう一度結果確認の意味で、再度紹介できればと思っています。