リスペクトコラムです。
もはや、日本にとってのロシアW杯は終わった訳で、早くも次期監督人事など賑やかになりつつありますが、当ブログの本音としては、早くJ1が再開されないかなと。今大会の西野ジャパンの検証や、次期監督人事ネタは後日とさせていただく中、日刊スポーツに面白い情報が載っていました。
【30年サッカーW杯、日中韓北朝4カ国共催の可能性】
「米朝会談(12日、シンガポール)で北朝鮮の核廃棄などに合意したことで、北東アジアはそれまでの緊張感から平和ムードへ、少しずつ歩み出している。その雰囲気に乗って、韓国の文大統領がFIFAへ「30年W杯北東アジア4カ国共催」を提案した。」
「韓国の複数メディアの関係者によると、北東アジアの国とは、日本、中国、韓国、北朝鮮を指しているという。文大統領の提案にインファンティノ会長は「今の期間、(政治的に)いろんなことが起きている。今から準備しないといけない。文大統領が呼べば、いつでも韓国に行きます」と話し、さらに「サッカーの底辺拡大のため、W杯共催はいいこと。北東アジア諸国の安保、経済共同体に向けて、スポーツが交流の役割を果たせると考えている」と話した。同会長は「近々、中国を訪問し、習近平国家主席との面談で、(4カ国共催の意向を)聞いてみたい」と伝えた。
ハードルは低くない。FIFAは、W杯開催の基本ルールとして各大陸の公平性を重視している。22年はカタール開催、26年は米国、カナダ、メキシコの共催が決定しているだけに、アジア開催となれば、欧州、南米、アフリカ連盟の理解を得る必要がある。さらに今の平和ムードが30年まで続くかも不透明。まだ日本、中国の意向は反映されてないこともネックだ。
日本サッカー協会は、30年までにもう1度W杯招致を目標にしている。各国の協会レベルで協議すれば、実現する可能性はある。しかしW杯開催は国同士の利害関係が密に絡む。逆に、日中韓朝の4カ国が政治的に合意すれば「4カ国共催」は一気に加速化することも考えられる。平昌冬季五輪が、南北和解ムードの突破口になった実例もあるだけに、平和を望む4国が合意する可能性はある。
30年W杯大会開催地が決まるのは、4年後にカタールで開かれるFIFA総会になるはず。インファンティノ会長は「現実的な障害は当然ある。しかし共催への強い気持ちで努力していくことが重要。文大統領のビジョンは、強烈なメッセージになったはずだ」と、慎重ながらも前向きに話した。」
引用:日刊スポーツ
面白い話です。この記事では触れられていませんが、一つ大事な情報があります。それは出場国の増加。32から48に増え、試合数は64から80に増えます。一応2026年からの話ですが、ひょっとしたら2022年カタール大会から増える可能性もあるそうです。今後は2026年は北米3ケ国で共催の方向だし、今後はもう単独開催は無くなっていくのかもしれません。
普通に聞くと何で4ケ国でやらなきゃならないんだ?日本での開催試合数が減るじゃないかと思いがちですが、80試合ならたぶん25試合くらいは日本開催できるのではと個人的に思い描きます。ただ、それでも現在の単独開催の64試合よりは全然少ない。まあ、どこまで本当の話かは知りませんが、W杯の持つステイタスというか付加価値を損なわないようお願いしたいです。