「平成30年7月豪雨災害」災害ボランティアについての情報【特別ページ】
リスペクトコラムです。
ここ最近は豪雨災害のネタが続いていたので、ちょっと一休みです。ロシアW杯絡みで書いた記事が残っていました。例のポーランド戦での時間稼ぎシーンについての課題で、試合直後に書いていた記事です。あの10分間、負けている日本のボール回し、勝っているポーランドの試合放棄。あの時、もしセネガルが追いついていたら予選リーグ敗退でした。何が正解で何がダメなのか、よくわかりませんでした。いろいろ考えて、当ブログなりの結論はフェアプレイポイントの改正案です。
【フェアプレイポイントの改訂について】
今回の日本が取った戦術は、ルール上は問題なく、西野監督は攻められる筋合いではないが、その結果、イエローカード数がセネガルよりも2枚分少なかったのが理由で順位が上回った。それは「日本らしいサッカー」だったのか。FIFAのフェアプレー旗に対して恥ずかしくないのかと思います。当ブログとしては、じゃあルール化しちゃえばいいと思います。柔道には消極的な試合者に対して「(教育的)指導」や「注意」があります。純粋にその時の勝敗以外の思惑で手心を加えようとする行為、時間稼ぎの消極的姿勢に対してペナルティが加わります。そう考えると、日本の国技は付加価値が高いと思い直します。他にもボクシングも試合内容で判定され、格闘技にはそういう試合内容の判定があり、フェアプレーをキープできていると言えます。
サッカーにもそういう部分のルール付けをすればいいと思います。究極の方法としては、VARが判定し、消極的な戦術を取ったチームに対してイエローカード(1枚ではなく2枚とか)を出す。フェアプレーポイントのチーム枠(2枚分相当とか)でもいいし、とにかく順位の影響を考えて行うのだから、順位に影響が出るペナルティを行うべきです。
この時期のサンモニで関口さんが「審判がチームに対してイエローカードを出したら」、張本さんは「格闘技はあります」、「100人いて2人くらいしかやらないだろう」と秋田豊氏のコメントがありました。BBCも「警告数よりも、もっといい方式で順位を決めなくてはならない」としています。
韓国人の方のコラムですが、「西野采配を是とするなら「育成日本復活」の返上を」というものもあります。2つの思いが交差する。サッカーを通じた社会貢献、人間教育、子供の育成をうたっている。ずるいやり方を選択。「間違った判定(審判はこれを絶対に誤審とは言わない)も試合の一部」どれが正しかったかの結論を出すのは難しい。田嶋幸三会長のマニフェストには「育成日本復活」の言葉がある。田嶋会長は、ポーランド戦を良しとするなら「育成日本復活」は、目標項目から外してもらいたい。代わりに「勝利至上主義」という言葉に入れ替えるべきだろうと思うと。
また、出場チームが出揃った上での組み合わせ抽選を求める意見もあったようですが、そうなると決勝トーナメントで、例えばA組とH組が対戦した場合、試合間隔で3日もの違いが生まれるので、現実的ではないと。
あと、イングランド対ベルギーの試合でも似たようなシーンが見られました。日本ほど露骨では無かったようですが。1位突破なら日本と、2位ならコロンビアとの対戦になることが分かっており、両国にとってそれ以上気になったと思われるのが、決勝トーナメント表の偏り。日本との対戦になれば、次戦で優勝の本命に浮上したブラジルと当たることが濃厚。一方2位通過なら1回戦でコロンビアと当たるが準々決勝ではスウェーデン―スイスの勝者相手。ベスト4も見通せる“楽なグループ”に入ることができたと。これも前述したように、消極的な試合運びを行ったチームにペナルティを与えるルールであれば、改善できるのではないでしょうか。
セルジオさんは、西野監督は選手を信じていなかった。イエローカードの数で順位が決まるのはいいことだが、ああいう戦術がフェアプレーポイントに反映されていないのは問題と指摘されています。
また、ネット情報の中には、森保さんが西野監督に耳打ちしたシーンがあり、これは、「田嶋会長がどんなかたちでもいいからグループステージ突破しろ」って連絡が来ましたというものではないかという見方があります。当ブログが「田嶋ジャパン」と呼ぶ想いがこの情報に凝縮されています。西野監督の価値観はそのまま田嶋会長の価値観。子分だからしょうがない。この流れで日本サッカーは進んでいいのでしょうか。Jクラブを軽視した秋春制導入の思惑、ワンマンの恐怖政治、今回のW杯はそういう部分をずっと感じながら観てきました。だから日本人としては決勝トーナメント進出はうれしいが、サッカーサポーターとしては不満です。その証拠に今回の報道ではほとんど「日本らしいサッカー」という言葉は出てきません。なぜか、日本国民のほとんどが日本らしい理想的なサッカーと観ていないからです。この流れは矯正すべきです。上の方から。
ちょっと時期遅れの内容になりましたが、W杯はまだ終わっていません。当のベルギーもイングランドも姿を消しています。フランスとクロアチア、果たしてどちらが栄冠を獲得できるのか。