リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、J2岡山で今季も「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」を実施されました。いい事業だと思います。J2岡山ではこの事業のように、他クラブへ誇る社会貢献事業がそれほど多く見受けられない中、一つの大きな誇れる事業だと認識しています。継続事業としてこれからもしっかりやって欲しいと思います。こういう地域に根を張る事業を、今後も一つでも多く実施すれば、地域の宝として地域に根付いていくと思います。
【「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」事業 実施の報告】
「昨年に続き実施した岡山市内の全小学校で選手と児童が触れ合うことを目指す『岡山市内全小学校への全選手一斉訪問』事業を、6月28日より4日間に亘り実施し、10月18日に終了いたしましたので、報告いたします。本年は75校で実施し、7,650名(昨年実績は63校、7,080名)の児童と選手が触れ合いました。
本事業は継続事業として来年度以降も取り組み、選手が毎年訪問することで、まずは岡山市内93校(分校を除く)の小学校に通う全児童と触れ合うことを目指すとともに、今後は岡山市内だけでなく、選手が岡山県全域の子どもたちと触れ合う事業の展開を目指してまいります。」
引用:クラブ公式HP
画像はクラブ公式のものを使わせていただきました。2季合計で、岡山市内138校(H29:63校、H30:75校)ですね。実施期間も昨季は3日間でしたが、今季は4日間と増えていて、学校数も12校増えていました。岡山市内の小学校数は全部で93校あるようです。2年で訪問したのは138校という事は全部行き尽くしている事になります。今後は県全域を目指すとあるので、倉敷市内など岡山市外の学校訪問が期待できます。ただ、それだけ移動距離も長くなるので簡単にはいかないかもしれません。ただ、真の県民クラブを目指すなら当たり前の活動なのかもしれません。
【ファジ選手が岡山市の児童と交流 南輝小では鬼ごっこ楽しむ】
「サッカーJ2ファジアーノ岡山は18日、岡山市内の小学校への一斉訪問活動を行った。本年度の最終回で、けが人を除く31選手が22校の児童と交流した。南輝小では、上田康太と関戸健二の両MFが6年生99人にリフティングを披露したり、鬼ごっこを楽しんだりした後、『夢』と題して講話。サッカーを好きな気持ちがプロで長く活躍できている理由と語った上田は『何か一つ好きなことを見つけてほしい』と呼び掛け、関戸は『小学生の頃は体が小さく足も遅かったが、毎日の練習の積み重ねが夢のプロ選手につながった』と自らの歩みを振り返った。
一斉訪問活動は、子どもたちに夢を持つ素晴らしさを伝えようと昨年度からスタート。本年度は6月を皮切りに4回実施し市内75校(昨年63校)を回った。」
引用:さんデジ
【“夢”の大切さを語る…ファジアーノ岡山の選手が小学生と交流】
サッカーJ2ファジアーノ岡山の選手が、岡山市の小学校で児童とふれあい、夢を語りました。岡山市の南輝小学校を訪れたのは、ファジアーノ岡山の上田選手と関戸選手です。2人は6年生約100人と鬼ごっこやドッジボールなどで交流を深めました。その後、児童にプロになるために努力した経験や夢の大切さを語りました。」
引用:KSB公式HP
いい事業でした。クラブも表明されていますが、ぜひ継続事業としてこれからずっと続けて欲しいと思います。ただ、気になるのが昨季は15人の選手が学校訪問の様子をツイートしていましたが、今季は見当たらない事(途中でチェックするのをやめました)。選手も忙しくてツイートする暇が無かったのでしょう。ただ、馴染み感が劣化したのも事実。残念ですね。どうしてなのでしょうか。
岡山では無いと思いますが、「選手を守る」という価値観でかなり選手の行動やSNSを規制するどこかの情報を知りました。どこまで本当かわかりませんが、フロント側から選手にもっと外に出て欲しいと現場に伝えても、極端に規制するとか。もしそうであれば、時代遅れの価値観であり、ファン・サポーターそして地域がかわいそうです。結果的に集客にも影響があるでしょう。もしそういう存在があれば、改善すべきだと個人的に思います。えとみほさんのような方に幹部としてそこに入社してもらうとか。
J2岡山では、一ついい事例も発見しました。Being ALIVE Japanの病院訪問で久保選手が参加していたのです。知らなかったです。こういういい話をぜひ広く周知して欲しかったですね。このBeing ALIVE Japanについて興味を持ちました。また紹介します。
今回の事業について、付加価値が高いものでしたが、今後更に付加価値を高めるために、当ブログなりの希望を2つ、以下に書いておきます。(去年とほとんど同じ内容です。進歩して欲しかったですね。特に①)
①公式HP「ホームタウン活動」ページの改善
未だに2013年でフリーズしています。せっかくいい事例を知って公式HPに観に来ても、5年間フリーズしたままのページを目の当たりにすると、かなりガッカリするのでは。こちらのようにいつか改善して欲しいですね。
Jクラブの公式HPのホームタウンページ:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150712
②報告ページの整備
一事業として公式HPに掲載して終わりではなく、こちらのように、印刷したら年度ごとの事業報告書になるものを作られてはいかがでしょうか。1年間の社会・地域貢献活動の記録を並べれば、スポンサー向けにもPR効果抜群だと思いますが、甲府さんもこの「ホームタウンレポート」を上手く活用されていると聞いています。ぜひそういう情報開示をお願いしたいです。
以上、来季の一斉訪問を楽しみにしています。次はぜひ2つ目のホームタウン・倉敷市に行って欲しいですね。少しずつですが、フロントさんの業務の進化を感じています。細かい部分でゆっくり改善していっていると思います。鈴木GMさんもぜひ強いリーダーシップで選手の露出を増やしていって欲しいです。川崎さんほどのレベルは無理として、せめて当ブログでよく名前が出るクラブ(二卿・御三家・二天王)のレベルまでは近づいて欲しいです
J2岡山市内小学校一斉訪問関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171022
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170928
もう一つ、先日のボランティア参加の時にいい話を聞きました。ボランティア通信「ファジの素」にいい記事が載っていました。元ボランティアメンバーで社員になったT氏(昔のHNは狂乱の何とか)のもの。以下、抜粋して紹介します。
「今でこそ、ボランティア活動内容も整理、組織化されましたが、当時('06~'08年)は人数も少なくいろんな活動を経験しました。例えば、「ピッチボード横断幕の設置・撤去」「得点ボード係」「プレスリリース配信」「コントロールルームでのオーロラビジョン操作・スタジアムDJ(1試合だけ、前座試合で)」「ホームタウン活動(奉還町商店街の土曜夜市にジェフェルソン選手らと参加)」などなど・・・今ではできないようなこともできたのは良い思い出です。
また、当時は当事者数も少なく、どうしたらもっと増えるのか?とサポーターの方とも一緒になって「1人1ブログ活動」という各自ブログでクラブの情報発信をすることで、少しでも知名度を上げようという草の根的な活動や、ボランティアスタッフの数を増やすための手作りチラシを作ってみたりと試行錯誤しながらクラブのために、と活動しました。
プロスポーツ不毛の地と言われた岡山にファジアーノが誕生し、スタジアムで賑わいや子どもたちのキラキラした目を見ることが日常になったのは昔を思えば夢のようです。そうしたことも携わってこられたボランティアスタッフ皆様の活動の積み重ねがあってのことと思います。」
解説します。今はFSSという組織ですが、それは確かJFLに昇格した時に組織が再編されたもの。それまではOSS委員会と某後援会青年部の2本柱でボランティアを行っていました。今でも「昔はあのピッチボードを数人で撤収してたんですよ」と立ち話で出ます。「サポーターの方とも考えた会合」の流れから、サッカーを語る会も生まれ、「1人1ブログ活動」の1つがこのブログです。OSS委員会のメンバー募集チラシの印刷(無料)で、よくNPOセンターに通ったものでした。貴公、いやT氏のこの記事は当ブログの過去の思い出が凝縮された内容でもあります。あの時代が一番楽しかったし、今のFSS中心メンバーさんにはそういう流れが足踏みにならないように頑張って欲しいと思います。どんな内容と気になる方は、当ブログの'06~'08年頃の「ファジアーノ」「OSS委員会」カテゴリーで探してもらえば、ガンガン出てきますので。