リスペクトコラムです。
昨日、正式なプロリーグではないようですが、新しいリーグが産声をあげました。2019年のW杯で成功・躍進した日本ラグビー界の悲願だったようで、ラグビーファンも待ちに待っていたと思います。W杯で活躍した国内外のスター選手が勢ぞろいで、ユニフォームも派手な色合いのものになり、新リーグの門出にふさわしい景色になりました。
ただ、ラグビー界はこの2年、コロナ禍に振り回された2年間でしたし、今年に入ってもいろいろあって、大変だったと思います。
【ラグビー新リーグ「リーグワン」が開幕】
「東京都調布市の味の素スタジアムでは、東京サンゴリアス(東京SG)が東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)に60―46で逆転勝ち。日本代表の中村亮土、ニュージーランド代表のダミアン・マッケンジーらを擁する東京SGは7トライを決め、リーチ・マイケルが出場したBL東京を振り切りました。マッケンジーはPGとトライ後のコンバージョンキックを5本ずつ決め、25得点を挙げました。試合前にはリーグの玉塚元一理事長が開幕宣言、優勝チームに授与される「チャンピオンズトロフィー」もお披露目されました。」
引用:朝日新聞デジタル
試合前に理事長さんの開幕宣言があったようですね。チャンピオンズトロフィーも披露され、新しいシーズンインを感じた日だったと思います。次のワールドカップフランス大会も来年に迫ってきて、選手選考に向けたサバイバルは始まったと言えます。今季もしばらく、コロナ禍のオミクロン株に翻弄されると思いますが、頑張って欲しいと思います。では、昨季までのトップリーグと、リーグワンは何が違うのかですか。
【今日ラグビー「リーグワン」が開幕!…旧トップリーグと何がどう違うのか?】
「当初は7日に東京の国立競技場で21年トップリーグ王者の埼玉パナソニックワイルドナイツと同4強のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(ともに現名称)のカードで開幕する予定だったが、中止となった。ワイルドナイツの9選手が、新型コロナウイルスに感染したと発覚。他の選手も、感染者と一定時間の接点を持つ濃厚接触者と認定された。登録選手を揃えられないワイルドナイツが規定により不戦敗扱いとなった。
年始にはNECグリーンロケッツ東葛の新外国人選手がコカイン所持による麻薬取締法違反の疑いで逮捕され、チームは同選手を契約解除した。リーグの全選手に対して違法薬物検査を実施することとなり、初っ端から水を差されることとなったリーグワンだが、8、9日の計5試合は無事に行われる。」
「リーグワンのトップリーグとの最大の違いは、リーグ自体が日本協会から独立したことだ。試合を運営する主管権は、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(日本協会)から一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(JRLO=昨年9月下旬までの名称は一般社団法人ジャパンラグビートップリーグ)に移った。これまでは試合の運営は日本協会が行い、その収益も日本協会のものだった。各クラブに集客義務はなく、限られた資源のもとで動いていたため、会場演出への評価は高くなかった。
しかし今回からは、加盟する計24チームが第2節以降のホストゲームの興行を担う。以前と異なり、自分たちで試合のチケットやグッズを売り、その収益で運営費を稼がねばならなくなった。経営のプロ化が求められる。営業努力が経営に直結するため、各クラブは集客に知恵を絞るだろう。スポーツビジネスで重視される顧客満足度を高めるべく、サッカーのJリーグなどに近いアプローチ、トップリーグ時代にはなかったスタジアム演出に舵を切りそうだ。」
「開幕直前に逆風が吹く前からリーグワンには後ろ向きな声があった。そもそも2019年にプロリーグ構想が頓挫していたこと、リーグワンのディビジョン分けでの混乱が週刊誌報道の餌食になったことがその要因だ。本日8日の開幕からは、そんな雰囲気をすべての関係者が一掃する。」
引用:Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE
開幕前にいろいろありましたね。2020年が大会中止、2021年が延期縮小となったトップリーグですが、最近のBリーグの状況を観ていて、開幕大丈夫かと思っていましたが、開幕戦が中止になっただけで、昨日何とか実質の開幕を迎えられたようです。上のコラムではリーグ自体が日本協会から独立できたとありますが、日本W杯前に放映されたTBSドラマを思い出しますね。リアルに展開したなと。本当はプロリーグになりたかったのでしょうが、少しずつ理想の形に近づけていったらいかがでしょうか。
改めて1部リーグの参加チームを確認してみました。ホームスタジアムを見ると、おや、Jリーグとかぶるじゃないかと、また略称も地域名をつけて地域密着をアピールしているなと感じました。
・NECグリーンロケッツ東葛(略称:東葛)(前身:NECグリーンロケッツ)
ホームスタジアム:柏の葉公園総合競技場、同エリアに該当するJクラブ:J1柏
・NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安(〃浦安)(前身:NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
ホームスタジアム:江東区夢の島陸上競技場 同エリアに該当するJクラブ:なし
・NTTドコモレッドハリケーンズ大阪(〃大阪)(前身:NTTドコモレッドハリケーンズ)
ホームスタジアム:ヨドコウ桜スタジアム、ヤンマースタジアム長居 同エリアに該当するJクラブ:J1・C大阪
・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(〃東京ベイ)(前身:クボタスピアーズ)
ホームスタジアム:江戸川区陸上競技場 同エリアに該当するJクラブ:なし
・コベルコ神戸スティーラーズ(〃神戸)(前身:神戸製鋼コベルコスティーラーズ)
ホームスタジアム:神戸ユニバ記念競技場、ノエビアスタジアム神戸 同エリアに該当するJクラブ:J1神戸
・埼玉パナソニックワイルドナイツ(〃埼玉)(前身:パナソニック ワイルドナイツ)
ホームスタジアム:熊谷ラグビー場 同エリアに該当するJクラブ:なし
・静岡ブルーレヴズ(〃静岡)(前身:ヤマハ発動機ジュビロ)
ホームスタジアム:ヤマハスタジアム 同エリアに該当するJクラブ:J1磐田
・東京サントリーサンゴリアス(〃東京SG)(前身:サントリーサンゴリアス)
ホームスタジアム:秩父宮ラグビー場 同エリアに該当するJクラブ:なし
・東芝ブレイブルーパス東京(〃BL東京)(前身:東芝ブレイブルーパス)
ホームスタジアム:秩父宮ラグビー場 同エリアに該当するJクラブ:なし
・トヨタヴェルブリッツ(〃トヨタ)(前身:トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
ホームスタジアム:豊田スタジアム、パロマ瑞穂ラグビー場 同エリアに該当するJクラブ:J1名古屋
・横浜キヤノンイーグルス(〃横浜)(前身:キヤノンイーグルス)
ホームスタジアム:ニッパツ三ツ沢球技場、秩父宮ラグビー場、昭和電工ドーム 同エリアに該当するJクラブ:J2横浜C、J2大分
・リコーブラックラムズ東京(〃BR東京)(前身:リコーブラックラムズ)
ホームスタジアム:駒沢陸上競技場、秩父宮ラグビー場 同エリアに該当するJクラブ:なし
まずは東葛。柏の葉って、J1柏が昔ホームスタジアムの移転ばなしがあったが、サポーターの反対でとん挫したスタジアムではないですか。最近ではJリーグ絡みの試合は皆無になりましたが、ラグビーで賑わう事になりました。またチーム名もJ1柏のホームタウンがまさに東葛地区であり、いわゆるキャラがかぶったチームになりましたね。今後はJ1柏との交流も出てくるのでしょう。いつか観に行ってみたいな。NECさんのチームですが、Vリーグ女子がレッドロケッツ。NECさんはいろんな色のロケットを飛ばしている訳ですが、イエローロケッツが個人的には良かったかな。
あとの印象は東京という名前のチームが多い事。4チームもあります。というか1部リーグは12チーム中で関東圏が8チーム、静岡がチーム、愛知以西が3チームと東高西低の極みになりました。実力の世界とはいえ、ちょっと偏りが大きいですね。都内ばっかりで試合が開催されるイメージ。
あと、略称に地域名を付けているはずが、トヨタさんだけ企業名のまま。これはなにか特別な事情があるのでしょうか。この辺りも首をかしげる部分が残ります。静岡さんは「静岡ジュビロ」でいって欲しかった。横浜さんの広域化はいいですね。昔のフリューゲルスを思い出します。
個人的に見ると、関西のチームは2チームで、ヤンマーとノエスタと勝手知ったるスタジアム。機会があれば観に行ってみたいですね。あとは今季、コロナ禍といかに戦うかですね。Bリーグを観ても、今回は選手の感染が多く、早いのが特徴。すなわちそのまま試合の開催要件に直結します。一昨季のリーグ中止には至らないでしょうが、今のB1リーグのように試合中止による不戦敗は今後も出てくると思われます。頑張ってもらいましょう。そして、来年のフランスW杯に臨みましょう。
リーグワン関連:②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210817
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210122
ラグビートップリーグ関連⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210122
〃 ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210115
〃 ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200327
〃 ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190927
〃 ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190829
〃 ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190805
〃 ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190731
〃 ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190730
〃 ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190716
〃 ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180927
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